ポルノグラフィティがポケモンにタイアップされて嬉しすぎてだいばくはつして口からはかいこうせん出た

7月13日(金)に公開される映画「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の主題歌に、ポルノグラフィティの47thシングル「ブレス」が決定しました。

 

 

 

 

 

 

……めちゃくちゃうれしい。

 

 

 

 

 

 

 

めっっっっっっっっちゃ嬉しい!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

この情報が出たのはもう1か月くらい前だけど、ほぼ毎日嬉しい嬉しいって言ってる気がする。

 

そりゃポルノがタイアップされるのはいつだって嬉しいしありがたい。

作品によっては新たな一面が見れたりこれぞポルノ!って曲が聴けたりする。

 

だけど今回のタイアップは一味違う。

 

ポケモンだよポケモン

 

今まで「鋼の錬金術師」に始まり最近では「僕のヒーローアカデミア」など、アニメのタイアップもかなり多い方であるポルノ。

 

だけど、ここまでターゲットが広い「国民的アニメ」とも呼べるものにタイアップされることって本当にすごいことだし、単純に嬉しい。

 

だけど嬉しい理由は他にもある。

 

ポルノグラフィティが大好きなのはもちろんのこと。

 

私はポケットモンスターのアニメもめちゃくちゃ大好きなのである。

こんな歳になって……と思うかもしれないけど、未だに録画して最新シリーズのサン&ムーンも観ている。それこそ、ゲームをやるより先に、ポケットモンスターのアニメ第1話をリアルタイムでテレビで見てからというもの、小さな頃から私はポケモンに夢中だった。

途中少しだけ離脱したこともあったけど、ダイヤモンド&パールあたりからは毎シリーズ欠かさず見ているし、XYシリーズからは映画館で劇場版を見ている。

もちろんゲームも好きだけれど、初めてポケモンに触れたのがアニメ。

大好きな作品と大好きなアーティスト。

 

 

嬉しくないわけがない!!!!!!!

 

 

多分、大人になってもゲームが好きな人はいてもアニメまでは……という人も多いと思う。

逆に、アニメは見ているけどポルノはそこまで知らないという人ももちろんたくさんいると思う。

その両方の人たちに、「今年ポルノが主題歌やるなら見ようかな」「今年の映画の主題歌はポルノなんだ~」と思ってもらえる!!!!!!!!

 

どっちでもいいから!!!!!どっちも好きになってほしい!!!!!

 

ポケモン映画なんて、ちびっこしかいないだろうから行くの憚られるな~とお思いのそこのあなた!!!!!大丈夫です!!大人もたくさん観に来ています!!!

最近のポケモンアニメ、特に劇場版は、前作はまさに昔世代だった人をターゲットにした話作りをした上で、小さい子どもにもわかるような簡単なんだけど考えさせられるところもあるような、ずっと見ていた人は懐かしくなるような非常に面白い作りになっていました。

 

テレビでやっているサン&ムーンも、最初は作画こそとやかく言われたものの、話はしっかりしているし、ポケモンの動物的な可愛らしさ、カッコよさに全振りした、一人一人の個性が爆発した動きが本当にすごい。何よりギャグアニメの体を装っていながら、バトルの一つ一つは熱いし、ポケモンの「死」について深く掘り下げたのもテレビシリーズでは今期が初なんじゃないだろうか。

 

この傾向だと次の作品も大人が見て楽しい作品に絶対仕上がってるはずなので、ポルノが好きな人はぜひ劇場に足を運んでほしい。

 

多分、ただの子ども向けの楽しいね~ピカチュウ可愛いね~ってアニメだったらポルノはオファーされてないはずなんです。

 

今回のタイアップに当たって、晴一がラジオで楽曲や映画について言及していた部分を引用していきます。

 

さて、先日発表されましたが改めて。この夏公開される映画、『劇場版ポケットモンスターみんなの物語』、の主題歌をポルノグラフィティが担当します。(パチパチ)ありがとうございます!

今聴いてもらったカメレオン・レンズが主題歌のホリデイラブ……不倫ドロドロの話から……ポケットモンスター!!この……幅広いと言いますか……節操がないと言いますか(笑)、この振り幅!皆さんに楽しんで頂けるのでしょうか?!

 

いや、振り幅が広いにも程がある。針折れちゃう。

前のシングルがシックで大人な雰囲気の、少し暗い楽曲だっただけに、今回の「ポケモン」というタイアップには本当に両方好きでありながらも驚いた。

 

誰が想像しただろうか。

昭仁の歌声をバックにサトシが喋っているなんて。

 

ウソッキーバンギラスワニノコの映像をバックにポルノが演奏してるだなんて。

ピカチュウの絵のついた紙吹雪が音楽番組で舞散るなんて。

 

カウントダウンTVをご覧の皆さん」みたいな感覚で「ポケモンを見ているみんな!」とかいう挨拶が木曜7時に聞けるなんて。

 

 

ポケモンよ?ね!ホンマに……正直ホンマに、俺が歌詞書いたんじゃけどホンマに難しかった。ホンマに。

不倫ドラマって実社会の話じゃん。人間模様のある。そっから引っ張ってこれるモチーフはたくさんあるけど、''ポケットモンスター''から引っ張ってくるモチーフ?この……えーと……なんね……『ルギアが風を……』って書くわけにもいかんし……『ゲットだぜ!』って書くわけにもいかんし……。

まぁその今回の『みんなの物語』っていうのが、監督に話を伺ったんじゃけど、登場人物が何人かいてね、それがそれぞれちっちゃい悩みを持ってて、それをひとつひとつ乗り越えていくみたいな話じゃったからね、そこはモチーフとしてテーマになるなとは思ったんだけど。

 

今回の作詞は晴一。ポルノファンの中では「作曲:昭仁、作詞:晴一」の組み合わせというのは、シングルの中でも特に当たりを出している黄金ペアと言われているとかいないとか(少なくとも私は最強の割り当てだと思っている)。

それだけで期待が持ててしまう今回のシングル。

二人の映画に寄せたコメントは以下の通り。

 

岡野昭仁コメント

主題歌を担当することになり、とても光栄に思います。

この映画を見終えたみなさんは、きっと晴れ晴れとしていて明日へ向かう力が湧いてくると思うのです。たとえ微風でもいいからその皆さんの気持ちを後押しできるような楽曲になればと思い作らせていただきました。

僕らなりのこの映画に花を添えられるポップソングになったと思います。

 

新藤晴一コメント

制作前に監督にお話を伺う機会がありました。

そこで今回の作品は、登場人物がそれぞれ小さな悩みを抱え、それを乗り越えていく話だと聞きました。

人間も、ポケモンたちの”進化”みたいに、劇的に姿や形を変えられたらいいのだけどそうもいかず今の自分を奮い立たせるしかない。そんなふうなことを曲で表現できたらなと考えました。

 

予告ムービーやラジオで聴いた通り、「ポップソング」と言われれば曲の雰囲気は1字違わぬ表現だとは思う。

 

だけど晴一の言っているとおり、この曲は小さな葛藤や歩き続けることの意味について、意外な側面で切り出している。「ブレス」という言葉の意味が、場面によって大きく変わってくるのも奥行きがある。曲については別の記事で書こうと思う。

 

ポルノのタイアップのスタンスとして、作品に寄り添いすぎるのではなく、あくまでポルノグラフィティの曲として作る、だけど作品のエッセンスも入れるというスタイルをとることが多いので、今回も露骨にポケモンを匂わせる歌詞は出てこない。

 

だけど、

「人間も、ポケモンたちの”進化”みたいに、劇的に姿や形を変えられたらいいのだけどそうもいかず今の自分を奮い立たせるしかない。」

このコメントはポケモンファンから見て本当に秀逸すぎると思った。

難しい難しいと言いつつ肝心なところはサッと掬い上げてくれているのが大いに伝わってくる。どの作品もそうだけど、一番大切なところを作り手が理解してくれているのが一番嬉しいことだと思うし、このバンドが主題歌をやってくれてよかったなぁと思ってもらえることがアーティストのファンとしても嬉しくなる。

 

晴一はこうも言っている。

曲が昭仁が書いたんじゃけどまぁ、ポップな、このポップなものに『明日に向かって歩いて行こう』ってほんとにポップな歌詞をつけてしまうと、ほんとに、なんていうかな、ポケモンという大きな世界があるじゃん、伝統的で、世界的で。その中にもう……馴染みすぎて、「主題歌、誰でも良かったんじゃない?」みたいになったらポルノがやる意味がないし。ポルノ的に、どうやってこの世界にちょっとぐらい色付けをするにはどうするかって、それはメロディ考える人もそうだし歌詞もそうだし、すごい考えたよね。

 

この「主題歌、誰でも良かったんじゃない?」問題。

 

私はその作品のためだけに作られた、その作品でしか使えない曲というのが大好きなので、アニメポケモンで使われている曲がみんな大好き。技名とか特性とか出てきちゃうともうワクワクしてしまう。

だけど、劇場版というのはどうも、「有名なアーティストが曲を売り出す」という方向になりがちなことが多い気がする。なんとなく雰囲気の良い曲がエンディングではい終わり。みたいな。他の作品でもそんなイメージがある。

だけどポルノはそうならないように、ポケモンの言葉は使わないけど、ポケモンのために曲を作ってくれたことがここでわかる。

しかも、子供向けだからといって単純に明るい元気ソングにするのではなく、幅広い世代が見ていることを理解してくれている。

ここまでポルノがポケモンについて考えてくれた時間があると思うとそれだけで大暴れしたくなるほど嬉しくなる。

 

ポルノの二人は今年で44歳、ポケモン世代とはまるきり離れてしまっているはず。

だけど、こういう話はあまり普段したくないけど、二人のそれぞれのお子さん。

今まさにポケモンを見ている、ターゲット。

昭仁なんかは、「息子とポケモンGOをやっているので今の主題歌もわかるよ。ギャラドス捕まえた」と自慢していたことがあったけど。

そういうこともあって、今の二人だからこそ、やってくれたんじゃないかなと思ってしまうところもある。昔のまだちょっとスカしかカッコよさのあるポルノだったら絶対にやらないだろうなと思えるくらい、今回の曲にはあたたかさと深みがあった。

今のポルノだからこそできる曲、ブレスもきっとそうなんだと思っている。

 

ポケモンの世界観から作るのは難しいと言っていた晴一だけど、7月7日の映画完成披露試写会でゲストに出た時、晴一が「一人ではできないことはなんですか?」との質問に、こう答えていた。

ケンカですかね。楽しいこともそうだけど、意見をぶつけあう、ケンカするのも、一人ではできないことだと思います。ポケモンバトルはケンカではないけれど、一人じゃできないことですよね。

 

ポケモンバトルはケンカではない。」

 

これを、世代じゃない人が理解してくれているということがどんなに大きな意味を持っていることか!!!!

 

知らない人が見たら、「人間が闘えばいいじゃん」「かわいそう」とか色々言われがちなんですよポケモンは。でもちがう!!!!!!アニメのポケモンたちは、信頼しているトレーナーのために、心をひとつにして、助け合ったり、守りあって生きている中で、一種のスポーツ的な感覚でポケモンバトルは繰り広げられているわけで。

サッカー観てて「選手に走らせてかわいそう、監督がやればいいのに」とはならないでしょ。それと同じ。うまく言えてるかわからないけど。

その世界観を理解してくれているというのが大きい。監督さんがきっと世界観に関してうまく説明してくれたんだろうと思う。本当にありがとうございます。

 

 

一体ポルノの曲はどんな風にポケモンファンに受け入れられていくのだろうか。

ピカチュウの映画が一体どうなるのか!毎年ね、話題作ですからね。スタッフとか「みんな何世代?」みたいなこと言うと、色々たくさんあるじゃん、ゲームだったりアニメだったり、ポケモンGOの人もおる。色んな各世代に遡及するコンテンツだからね。アニメってすごいですね。

は、晴一の口から「ぴかちゅう」……

 

晴一も言っているように、ポケモンというのは、私のような子どもの頃から見ていた世代から、本来のターゲットである子ども達、ゲームが好きな中高生、ポケモンGOからポケモンを知ったおじさまおばさま等、本当に様々な年齢、性別の人に愛されているコンテンツであることは知っている。

 

大人から子ども。そう、子ども……

 

私は今回のタイアップが決まったあとに、ちょっとだけ懸念したことがあって。

それは「ポルノグラフィティ」というバンド名。

 

これ、良いのか?と。言われるのではないかと。

まあ今更、「ポルノグラフィティ」という名前を聴いて、「なんて下品なバンド名なんだ!きっと子どもには聴かせられない曲ばかり作っているに違いない!!」なんて怒る人は、日本にはきっとよほどの高齢の方とかでない限り、いないと思っている。私のおじいちゃんですら知っていた。

だけど、世間には「影響」というものを痛く気にする人たちがいる。

 

実際にいました。

ポルノグラフィティという言葉を子どもが調べたらどうするんですか?」

「幅広い世代に見られる作品がそのような意識でいいのでしょうか?」

 

少しはあると思ってましたけど。

 

昔、私が中学生だった時に学校で「ポルノ最高だよねー」「ポルノカッコいい!」と話していたら、生真面目な女性の先生に「そういう言葉は、大きな声で言ってはいけないのよ」と注意されたことがあって。

「でも、バンドだって知ってますよね?」と言っても、「知っているけど、下品だと思われるから、やめなさい」と言われるばかりで。好きなものの名前なのにどうして言ってはいけないんだろうと思ったもので。

だけど私は下品な言葉だと思って使っているわけではなかった。でもちゃんと意味も知って、まぁなるほどね、そうなんだ~くらいにしか思ってなかった。

実際、曲に興味を持って調べている時点で意味なんてどうでもいいはずなのに。

ましてや「ピカチュウかわいい~!」とか言っている年齢の子どもが意味を調べたところで???になるはずなんだよ。

 

6年前、別冊カドカワポルノグラフィティ特集にて、バービーボーイズの杏子さんがこんなコメントを寄せてくれていました。

「ポルノ」という言葉を日本人が普通に口に出せるように一般化したのはやっぱりすごいから、「エラい!」って言いたいです(笑)。

デビューしたてでもないのに、もういいんじゃないだろうか?

子どもにだってポルノの曲を聴いてほしい。

 

今回の映画の主題歌は、オファーだと岡本順哉プロデューサーがコメントで言っていた。

「みんなの物語」と題した、今作の脚本が完成した時から、今年の主題歌は、男性ボーカルがピッタリだなとイメージしていました。そして、ポルノグラフィティさんとご一緒できるとなったわけですので、オファーを快諾頂いた時からずっと、今でも興奮しっぱなしです!

子どもから大人まで、あらゆる世代の心にグッと響く歌詞。夏らしくポップで、そしてみんなの背中を押してくれる、そんな主題歌が映画のラストに控えていますので、ぜひ最後まで余韻に浸って欲しいです。

この夏、映画を観てくれた方達「みんなの」主題歌になってくれますように。

 

もう、これが答えでしょう。

公式から「子どもから大人までターゲットにした映画の主題歌を、ポルノに」と依頼されていることが。

特殊な意味の言葉を大きな声で言えるようになったことではなく。

言葉の意味をあげつらって存在そのものを拒絶することが、無意味なことなんだってポルノグラフィティは証明した。

 

きっと認知度が低かったら無理だったろうとも思う。

ポルノは今年でデビュー19周年を迎える。

アニメポケットモンスターは、今年で21周年を迎えた。

 

小さい頃から、思春期から、見ていた、聴いていた、大好きなものが初めて出会ったことが、それぞれこんなに長く続いていたからこそ実現したのだなと、本当に奇跡のような気持ちでいっぱいになる!!!!!!

 

ポルノが好きな人もポケモンが好きな人にも、両方映画を観てほしい!!!!曲を聴いてほしい!!!!!!!

本当に本当に楽しみで、本当に本当に嬉しい!!!!

 

座して公開の日を待ちたいと思う。

主題歌の「ブレス」も各音楽サイトにて先行配信中!!!!

 

この夏は、ポルノとポケモンだよーーー!!!!!!!!!!

 

 

www.pokemon-movie.jp

 

 

ブレス(初回生産限定盤)(DVD付)

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