ポルノのそんなに好きじゃない曲

知っての通り私はポルノグラフィティが大好きで、好きな曲のことを話すと止まらなくなる性分だということはおそらくこの記事を読んでくれている方にはわかっているかと思います。

 

ポルノは今までに通算約250曲くらいをこの世に送り出してきて、その全ての中から何がセットリストに選ばれるかわからないという前代未聞のツアー「UNFADED」がこの冬開催されます。正直マジでヤバい。

 

毎日毎日何の曲やるんだろう~あれやってほしいな~あれ聴けたら狂い死ぬな~と考える中で、ふと考えてしまうことが「実はあまり好きじゃないな」と思う曲たちのこと。

 

250曲もあれば、そりゃ少しは好きじゃない曲もある。もちろんある。いや、好きな曲の方が本当に何倍もあるけど、人の好みというものは100人いれば100人全く同じということもなく、同じ曲でも感想が真逆なこともある。

「いつも好きって言ってるから逆にそうでもない曲の理由が知りたい」と言われたこともあるので、あえて書いてみる。ここに挙げる曲はあくまで「私が」そんなに好きじゃない曲なので、あまり気にしないでいただきたい。「えっ良いじゃん」って思う曲もあるかもしれないことをご了承いただきたい。あくまで「私が」です。

 

なんでこう思うのか?というのを 正直に ざっくりまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・いつか会えたら

いや歌下手なの?!??!??!になる。この頃のザラっとした声質はたまらなく若さを感じて好きなんだけど、この曲だけ調子悪すぎに聴こえる。シンプルなアレンジだから余計に際立っているというか、裏声とか聴いてられない。多分今なら完全体になれそうな曲。

 

 

・素晴らしき人生かな?

マジでダルくなってくる。ポルノの曲は、暗くてダークな魅力がカッコいい、むしろそれこそポルノの本質だろって感じの曲は数えきれないほどあるんだけど、これだけはどうにもこうにもただ怠い気持ちになって、やる気が削がれる。歌い方もそうだし歌詞も救いがない。この主人公ニセ彼女の主人公と同一人物だと思う。そりゃフラれるわ

 

 

・My 80's

ライブではかなり楽しかった記憶はあるけどファルセット重ねる意味あるか?と思ってしまう。昭仁の声の良さが薄れるミックスにされるとせっかくの食材に化学調味料ドバドバかけられた気持ちになる。あと狙ってるんだろうけどダサさが過剰。

 

 

・ホール

リリース当時はよく聴いていた気がする、けど、改めて聴くとやっぱり曲はカッコいいんだけど「普段物静かな人が無理して余興をやっているのを見ている」みたいな気持ちになってしまう。昭仁が作る他のテンションぶっちぎれ曲は大丈夫なんだけどこれだけちょっと苦手。

 

 

・ダイヤモンド

パスタ食べてるだけの曲。

 

 

・IN THE DARK

良いんだけど歌詞がなんかなぁ~~~~~ちょっとこれをカッコいいと思う年齢からは外れてしまった感じ。「おかえり僕の元へ 君の名前は確か暗闇」……かゆくなってくる。フリューゲルホルンの音は好き。

 

 

・カゲボウシ

この間のツアーではマジで土下座するくらい良かったけど音源がやっぱり好きじゃない。昭仁の声がなんか不安定というか震えすぎ?みたいな、あとテンポもせかせかしている。ライブが良かっただけに尚更高いエサしか食えなくなった犬みたいな気持ちになって、BE音源を聴いてしまうんだな……

 

 

・むかいあわせ

人気っぽいんだけど、個人的にどうしてもコードが好きじゃない。Aメロのまま展開してくれてたら多分かなり好きだったんだけど、イントロとサビで和っぽくなるのがどうにも理屈じゃなく心に止まらない。感覚的な問題なので悔しい気持ちになる。好きになりたい。

 

 

・青春花道

ダッサい。ポルノはたまに「あえて」外すというか、垢抜けないカッコよさみたいな曲を作るんだけど、これは狙いすぎ。「歌謡曲みたいだね」ってたまに言われてるのにマジで歌謡曲作っちゃったよという感じ。ライブでは盛り上がるけど、LEMFで1曲目ブーストかかって気持ちがちゃんと盛り上がったので安心したとも言う。

 

 

・東京デスティニー

これ、マジで晴一が歌詞書いてたら全くの別物になってたと思う。メロはかなり歌ってて聴きやすいのに、歌詞が過剰すぎる。青春花道の次がこれだった時マジでポルノどこに行こうとしてるんだ?になってしまった。メロディは好き。

 

 

・ソーシャル ESCAPE

昭仁にしてはシニカルに振り切れてないというかこういう題材は晴一の方が上手く書けるイメージ。どうしても中途半端な印象。

 

 

・夕陽の色

なっっっがい。抑揚なすぎてサビが来ないなと思ったら終わってる曲。昭仁の作るバラードでもwataridoriとか小説のようにとか、良い曲もいっぱいある。でもこれはたまにあるなっっっがいな~~ってなるタイプのやつ。光のストーリーとかも危うい。最新曲のフラワーとかあんなに力強く素晴らしいバラードなのに不思議。

 

 

・Stand for one's wish、Time or Distance、サマーページ、マイモデル、極上ランディング、なにはなくとも

ス~~~~~~~っと流れて行ってしまう曲たち。大体、これポルノじゃなくても良いでしょとか、抑揚がないな~~とか、カップリング臭がすごいとか、そんな理由。

感情湧かない曲って、引っかけるところが見つからないUFOキャッチャーの商品みたいなもんで、掴もうとしてもツルッツル滑ってもういいや、また今度にしようってなってあんまり聴かないで終わってしまう。いつかがっちりキャッチ出来たらいいんだけど、今回は聴いたけど出来ずに終わった。ちなみに好きな曲はアームの力が強すぎて粉々になるくらい聴いてる。

 

 

(おまけ)

・うたかた

昔、甘エビのお寿司が大好きで、一回やってみたくて回転寿司で甘エビだけ延々食べてたらそれ以降甘エビが食べられなくなったことがあって、それと同じで聴きすぎて一時期聴けなくなったことがある。今は聴けるけど聴きすぎってあるんだなと思った。甘エビも今は全然食べられる。

 

あとさすがに新藤さんボーカルの2曲はツアーの約25/250に入れなくても良いのではないかと思います。それの為に失うものがでかすぎる。

 

 

散々書いてしまったけど、ひとつ言えるのはこんだけ言った曲でもライブでやられたら手の平がぐるんぐるんになって捻じ切れるかもしれないってことです。それだけ今のポルノは進化しまくってる。初日マジで楽しみなのでもう好きな曲の話しかしません。すいませんでした。