好きなポケモンのBGM ~街・道路・施設編~

ただひたすらポケットモンスターの好きなBGMについて書いています。所々ストーリーのネタバレも触れている箇所があるので注意!

シリーズの略称 ⇒ 赤緑青ピ、金銀ク、RSE、FRLG、DPPt、HGSS、BW、BW2、XY、ORAS、SM、剣盾

※基本的に”本編”と呼ばれるシリーズについて記載。外伝的なダンジョンシリーズやスタジアムなどは含みません。

※ピカブイ、USUM、剣盾DLC、BDSP、アルセウスは未プレイ。

 

ダンジョン・イベント・キャラクター編はこちら

街BGM編

タマムシシティ(赤緑)作曲:増田 順一

大都会といえば思い浮かぶこの曲。赤緑ではミナモシティのようなゆったりとしたアレンジになっていたが、私は原曲の騒がしいリズムとメロディの方が、都会にやってきたぞ!という喧噪を感じられて好き。

 

マサラタウン(金銀ク)作曲:増田 順一

思い出の話になってしまうが、幼い頃から、赤緑の冒険(レッドの冒険)から3年後の金銀世代のマサラタウンが大好きで、冒険に出た息子を待ち続けているレッドのお母さん(サトシのママとも重ねていた)、ジムリーダーになった弟がいなくなった家で暮らすナナミさん、それぞれがひとりぼっちで(ゲーム容量の制約があるにしろ)待っている様子がすごく寂しいんだけど、ずっと帰ってこないレッドのことがすごくカッコよく感じて、なんとも言えない気持ちになっていた。金銀のカントー地方の曲は、赤緑の原曲からゆったりとしたテンポに変わっているものが多く、落ち着いているとも、かつての賑わいを失ったとも取れる感じが、幼心に無常を感じていたのかもしれない。

 

キキョウシティ(HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛・景山 将太

HGSSで生まれ変わった曲の中でも印象的なのが、和風のテイストを持つ曲たちだ。GB音源からの進化は凄まじく、本来ゲームの中で表現したかったジョウト地方の特色が余すことなく出ている。『キキョウシティ』もまた序盤の街だが、印象的なツッタンツツタンタン!というイントロと、ドラマチックなメロディが大好きな曲。

 

エンジュシティ(HGSS作曲・編曲:一之瀬剛

HGSSで生まれ変わった曲の中でもかなりの恩恵を受けているのが、この『エンジュシティ』だと思う。GB音源の妙にのっぺりしたBGMが不気味で怖くて大嫌いだったのに、リメイクをやって衝撃を受けたのがこの曲。京都がモデルとなっているが、琴や鼓が惜しげもなく使われており、この和風の世界観はさすがにGBで表現するのは無理だったろうな…と強く感じる。更に、全く同じ曲だった『タンバシティ』も異なるアレンジがされていて、しっかり差別化されている点も素晴らしい。それぞれ原曲より半音低く・高くなっているため、本来の音階は使われていない。ちなみに、エンジュシティの原曲自体は、ポケモンピンボールの曲でもある。

 

ミシロタウン(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

最初の町のBGMって本当に良いですよね。思い出補正抜くと、もしかしたら『ミシロタウン』が一番好きかもしれない。サントラが発売されてないから今回は抜いたけど、剣盾の『ハロンタウン』もかなり好き。やっぱり始まりの町は、”旅立ち”と”おかえり”を意識する場所だからか、無性に泣けてくる。『ミシロタウン』はけっこうテンポが早めでポップさもあるけど、メロディラインが絶妙に心をくすぐる感じが良い。

 

カナズミシティ(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

RSEでは、初めてGBAソフトとなり、様々な楽器とリズム隊が鳴らせるようになっていることで、今までにない凝ったリズムの曲がたくさん生まれている。『カナズミシティ』は、ボサノヴァのリズムが特徴的で、ホウエン地方のゆったりした空気を醸し出しており、メロディも”ちょっとした都会”という感じがよく出ている。

 

ミナモシティ(ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山将太

実はあんまり全体的にORASのアレンジが好きではないんだけど、『ミナモシティ』はテンポ感こそ少し速いものの、ベース音が弱い感じとか使っている楽器のチョイスがまさに原曲を損なわない良アレンジで、景山さんの底力をひしひしと感じる。ゆったりとした3拍子が品の良い都会を思わせる一曲。

 

ルネシティ(RSE、ORAS作曲・編曲:一之瀬 剛

原曲もアレンジも好きなので併記。人気なのはわかっているので入れるか迷ったけど、なんだかんだ自分も好きなこの曲。終盤の街ということに加え、”海に潜って浮上した先に広がる都市”というなんともロマンのある設定と、明らかに住みにくそうなのに夢のある街並み、もの悲しくエキゾチックなメロディが冒険心をくすぐる名曲。

 

マサゴタウン(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

私はけっこう”2番目の街”の曲が好きで、ストーリー上では地味で通りすがるだけの街でも、珠玉のメロディが隠れていることが多い。この『マサゴタウン』もその一つだと思っている。これが序盤の街でいいのか?というくらい、むしろ、終盤のドラマチックで明らかに気合いの入った街とはまた違う、肩の力が抜けたくらいの良さが序盤の町にはあると思う。イントロのちょっと調子を外したメロディからもうたまらない。

 

ソノオタウン(DPPt) 作曲・編曲:佐藤仁美

大きな花畑がある町にふさわしく、優雅でありながらどこかメルヘンチックな浮遊感も併せ持つ、ゆったりとした時間が流れている様子が表現されている曲。夜のBGMは、イントロのメロディラインがはっきりと追加されていてまた違ったテンポ感になっているのも印象的。3拍子の街BGMは複数あるけど、中でもひときわテンポが遅く、差別化されている。

 

ラクサタウン(BW)作曲・編曲:景山将太

2番目の街シリーズ。この曲では、ポケモンBGMで初めて「楽器を持ったNPCに話しかける(もしくは近づく)と、BGMにその楽器が加わる」というギミックが初めて登場するので、印象に残っている人も多いのではないだろうか。可愛らしくもドラマチックなメロディで、コンパクトにまとまっているようで実は上記の仕掛けにより更に深みが増す面白い曲。

 

シッポウシティ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

アコーディオンの音が特徴的で、とてもオシャレで洗練されたアレンジの曲。倉庫街として発展してるという街の雰囲気も好き。ちょっと地味めではあるけど、ちゃんと聴いてみるとこんなにメロディの展開が多かったっけ?となる味わい深い曲。

 

ホドモエシティ(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

これまでの街BGMからは一線を画す、非常にフックのある曲。短めのイントロから展開されるうにょうにょとしたメロディにはオリエンタルな雰囲気がたっぷりと詰まっており、BWの中でもかなり印象的な曲なのではないだろうか。港町ならではの異文化の交じり合った様子、活気のある人々の空気感がうまく表現されている。

 

ソウリュウシティ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

BWでは、8人目のジムリーダー、その最後のジムがある街自体に違いがある。ソウリュウシティは、ブラックが近未来的なビル街、ホワイトが歴史ある古都という見た目の違いから、BGMも異なり、メロディは同じだが使っている楽器とアレンジが180度異なるという珍しい街だ。上記の楽器がBGMに加わるという要素もあり、ブラックではショルキー、ホワイトでは二胡が楽曲にスパイスを与えている。

 

カゴメタウン(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

この街は、夜になると化け物(キュレム)が出るという伝承のため、夜になると一切外に人がいなくなるという風趣がある。その少し異質な雰囲気と冷たい風が吹くという気候が、BGMにも表れているようで、ポケモンがたまに出す無機質な不気味さと人間味が、美しさと寂しさを感じるメロディーの中に同居しているとも言える。

 

クノエシティ(XY)作曲・編曲:景山 将太

シリーズ初のフェアリータイプのジムがある街。まるでおとぎ話の中にある妖精の国のような、可愛らしい雰囲気のある曲。しかし、不思議の国のアリスのような、メルヘンと少しの不安を織り交ぜたようなメロディが印象的。

 

コニコシティ(昼、夜)(SM)作曲・編曲:一之瀬 剛

聴いたらわかるんだけど、ポケモンでもけっこう珍しい”ザ・チャイナタウン”な曲。アローラ地方のモデルはハワイだけど、明らかにアジアンテイストの街が急に出てくるところが面白い。また、コニコシティやマリエシティの曲は、”間違った異文化理解”がテーマになっているらしく、過剰に”和”が強調されていたり、銅鑼がジャンジャン鳴っていたりして、正に外国人がイメージを膨らませた、ちょっとズレているステレオタイプのアジア、という雰囲気を醸し出しているのが味わい深い。また、『コニコシティ』は夜のBGMの方が騒がしいタイプ(トバリシティやクロガネシティと同じ)で、ピポーピピー♪という謎の電子音や、女性のコーラスまで入っている。夜の繁華街の華やかさと胡散臭さが存分に味わえる。

 

その他好きな曲

コトキタウン(RSE)作曲・編曲:青木 森一

カナワタウン(BW)作曲・編曲:一之瀬剛

オハナタウン(昼、夜)(SM)作曲・編曲:(昼)佐藤 仁美、(夜)黒田 英明

ハロンタウン(剣盾)

 

道路BGM編

トキワへの道~マサラより(赤緑)作曲:増田 順一

アニメでも何度もアレンジされている定番の道路BGM。記念すべき最初の道路。いわゆる1番道路にあたる道の曲って結構好きで、これから冒険が始まるんだというワクワク感と、まだ少し散歩気分のような軽快さがある。赤緑のテンポが早めな原曲が好き。

 

30ばんどうろ(HGSS作曲:増田 順一 編曲:一之瀬 剛・景山 将太

オープニングセレクトにもアレンジされて使われているので、デン!デケデンデン!というイントロが印象的な曲。HGSSで新しくイントロが追加されて、よく雨が降っている道路のBGMにもなったので雨音のイメージもついた。環境音が与える影響は大きい。

 

26ばんどうろ(金銀、HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山 将太

金銀の道路BGMでなおかつ"名曲"と言われて真っ先に思いつくのがこれ。「きみは いま!」の台詞でおなじみ、カントー地方への第一歩を踏み出す時に流れる曲。新たな冒険への予感がバシバシ感じられ、とても感動する。アニメでもよく話のエンディング付近で使われていた。

 

110番道路(RSE)作曲・編曲:青木 森一

ものすごくルビサファっぽいなぁ~~と思う曲。「あたたかい地方を元気に冒険しているぞ!」感が好き。GBA時代の音源って、トランペットなどの金管系の再現率がちょっと低くて、耳に痛い感じの音色なんだけど、それがまた元気で騒がしくて、RSEの雰囲気に合っていると思うのだ。なので、生の楽器をストリーミング再生できるようになった3DSからの音源だと、特にリメイクではGBAの音色より小綺麗にまとまってしまって物足りないように感じてしまうことも多かったので、難しいところではあると思う。

 

111番道路(RSE、ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛、足立 美奈子(ORAS

ルビサファで一番好きな道路BGM。ポケモンにおいて初めての要素である、砂嵐が吹き荒れる砂漠地帯。そのワクワク感と、未知の領域に踏み込む様子、そしてエキゾチックな異国を思わせる、雄大かつどこかコミカルなメロディに胸が高鳴る。イントロから繰り返される弦楽器のリフレインの耳に残るメロディは、欲しいところに手が届かないアレンジをされがちだったORASでもきちんと残っており、かなり良いアレンジになっている。

 

余談なんだけど、ORASの「113番道路」って、なんか謎の音が入ってないか?ずっと疑問なんだけど、「カチ カッチ」って一定のテンポで変な効果音が鳴っている。あれ何ですか?誰かわかる人いたら教えてほしい…。アレンジにしても異質すぎる

 

210ばんどうろ(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ポケモンの道路BGMの中でも、私が1位2位を争うレベルで好きな曲。冒険もここまで来たか、という壮大さと、広大なシンオウの土地を駆け抜ける軽快さを感じる。夜の方が半音低く、テンポも少し遅い。特筆すべき点は、アニメのアレンジが素晴らしいということだ。ゲームよりもゆったりしたテンポで、ギターやベースが効いていた原曲とは違い、主旋律にはバイオリンやフルートなどの涼やかな音色が使われている。それにより、夏の北海道を思わせるような、やわらかな緑が生い茂る雄大な大地、清涼な風が吹抜けるような空気感を醸しているのだ。また、アニメBGMならではの“アウトロ”が用意されていることも大きい。主にエンディングに向かうときに使われることが多く、アニポケによくあるやりすぎなくらい壮大なアレンジがマッチしている。ぜひ聞いてみてほしい。

 

216ばんどうろ(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

終盤に訪れる、しんしんと雪が降り積もる道のBGM。キラキラと新雪を思わせるようなイントロから、一気に賑やかなメロディへと変化していくのが面白い。鈴が効果的に使われており、ポケモン世界ではダイパで初登場した”雪”ステージに彩りを添えている曲。これ以降登場するポケモンの雪BGMは、厳しめのものや静かなものが多く、明るくポップな216番道路は少し珍しいのかもしれない。

 

2番道路(春~夏)(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

1ループが短いが、展開が楽しく聞き飽きない曲。最後の方に入る「ピーピッピッピー ピッピッピー♪」というホイッスルの音がめっちゃ好き。BWで初めて導入された”季節”という概念により、BGMにも変化がある。秋~冬はイントロとアウトロにピアノやグロッケンの音が入っており、若干落ち着いた雰囲気になっている。

 

4番道路(BW)作曲:増田 順一 編曲:景山 将太

BWの導入にもアレンジが使われている曲。イントロから続くメロディの雰囲気が、楽しいだけじゃない感じが好き。なんと季節でそれぞれイントロのアレンジが違っていて、春はスタンダード、夏はトランペットで元気に、秋はマリンバで木の実が転がるような楽しさ、冬はグロッケンでしっとりとしたアレンジになっている。

 

スカイアローブリッジ(BW)作曲・編曲:景山 将太

ヒウンシティに行くまでのとても長い橋。あのグルグルと切り替わるカメラワークを思い出す人も多いと思う。歩き続けるとちょうど橋を渡り終える頃に曲も終わるようになっていて、長めの曲になっている。都会のオシャレな雰囲気と、高いところの澄んだ空気も感じさせる爽やかな曲。

 

ビレッジブリッジ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

大きな橋の上に民家があり、人々が生活しているという変わった場所。かなりロマンがあるが、モデルは実際にこのような光景が見られるフィレンツェのヴェッキオ橋とされている。穏やかで民族的な雰囲気を持つ、のどかな郊外を感じる曲。ここは自転車に乗ったりなみのりをしてもBGMが変わらない。人々に話しかけると楽器が加わり、完成形となる。加わる楽器は、草笛、アコースティックギター、ボイスパーカッション、そして歌声。

 

8番道路(XY)作曲・編曲:足立 美奈子

イントロから入る鐘の音が印象的な曲。シリアスながら勇敢さもあり、途中の上昇していくメロディも非常にポケモンらしい曲になっている。最後のほうのデン!デン!(カーン!)というキメが気持ちいい。今作から作曲家陣に加わった足立さんの曲は、非常にポケモンの世界観に溶け込んでおり、仕事のうまさを感じる。

 

18番道路(XY)作曲・編曲:景山 将太

物語の終盤に向かって行くときの、壮大かつ少し切ない感じのメロディが素晴らしい。ゲームとしてもやや影の薄い印象のあるXYだが、道路BGMとしてもかなりの良曲だと思う。少しアニポケっぽいアレンジに感じるところも、ポケモンにおけるオーケストラの使い方に馴染み深さを覚えるので良い。

 

メレメレ島1番道路(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

基本的に「1番道路」に当たる曲は好きなのだが、久しぶりにおおっ!となったのが、サン・ムーンの1番道路。ゲームBGMというよりかは、ひとつの曲としてのメロディ展開がハッキリしていて、ループも長い。アローラ地方特有の民族的な穏やかな空気感と、冒険の始まりを予感させる明るいながらも力強いアレンジ。サン・ムーンは、一つのメロディが次の町や道路にアレンジが使われるという特色があり、そのほか『リリィタウン』などもこの『1番道路』のアレンジになっており、地域特有の一体感を感じることができる。

 

施設編

※基本的に野生のポケモン等が出て来ない店や建物などを「施設」とし、それ以外を「ダンジョン」とする。

ジム(金銀)作曲:増田順一

お馴染み、各地にあるジムの曲。BW2では各ジムでアレンジが違うなどの趣向が凝らされていたが、私はこの金銀シリーズの曲が一番好き。どっしりしたテンポ感と、ほどよい緊張感があって、ジムリーダーの迫力が伝わってくる。BWも割とこのアレンジに近いので好き。でも、BW2のタチワキジムのバンドアレンジみたいな変化球も好き。

 

コガネゲームコーナー(金銀)作曲・編曲:一之瀬 剛

近年の作品では見かけることが無くなったゲームコーナーの曲。赤緑ではそのまんま『カジノ』というタイトルで、賑やかで華やかさを感じる曲だったが、金銀だとオシャレでカッコいい感じになっている。

 

ポケモンリーグ(金銀)作曲:増田 順一

やっぱり初めて挑んだリーグということもあり思い入れもあるが、GB音源でも伝わる重厚感と緊張感、強者に挑むぞ!感がたまらない。XYのリーグもちょっと似ている。HGSSのアレンジでは鐘の音も加わり、更に荘厳な感じが増している。

 

かぶれんじょう(HGSS作曲:増田 順一 編曲:景山 将太

エンジュシティにある、イーブイの進化系を使う”まいこさん”とバトル出来る歌舞練場。ジョウト地方ならではの、和のモチーフがそこかしこに設置されている。HGSSでは、上記のエンジュシティのように、琴や笛の音色が使われており、艶やかな雰囲気を醸し出している。まいこさんとのバトルには、固有の視線BGMが使われている。

 

フレンドリィショップ(HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山 将太

金銀にはお店のBGMが無いが、ルビサファから新規で追加されたので、逆輸入というかたちになる。好きな理由は、一番普通のコンビニっぽいから。

 

海の科学博物館(RSE)作曲:増田 順一 編曲:青木 森一

ホウエンの海についての研究や、船の模型が展示してある施設。ピアノの美しい旋律で落ち着いた気分になる曲。赤緑版の『サント・アンヌ号』のBGMのアレンジで、海の多いホウエンで聴けるという遊び心がある。

 

ポケモンセンター(RSE)作曲:増田 順一 編曲:一之瀬 剛

おなじみの施設。BGMのメロディ自体は変わっていないが、各シリーズでアレンジが全く異なるので面白い。RSEのアレンジはかなりゆっくりとしたテンポで、ホウエン地方のあたたかな気候が感じられるのが好き。ポケセンに限らず、ホウエン地方の曲は全体的にゆったりとしている曲が多い気がする。

 

けんきゅうじょ(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ナナカマド博士の研究所の曲。これまでの明るかったりにぎやかだった研究所のBGMとは違って、涼しげな清潔感があり、博士の威厳を感じる曲。私のイメージする正統派な”研究所”な雰囲気があって好き。シリーズの中でも珍しく、オープニングの導入にもアレンジが使われている。博士が出てくるのだから当然と言えば当然なような気もするが、意外にも研究所のBGMが導入に使われているのは、他ではXYのみ。

 

バトルステージ(Pt、HGSS作曲・編曲:佐藤 仁美

プラチナから登場したバトルフロンティアの施設の一つ。フロンティアブレーンのステージマドンナ・ケイトには散々な目に遭ったが、曲がかなりオシャレで正に最先端のファッションショーのような洗練された印象を受ける。

 

バトルサブウェイ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

BWではバトルサブウェイというシステムの施設がある。ここではトレーナーと連戦するたびに車両が移り変わるのだが、最初はリズムのみ、次にベース、そしてメロディ…とどんどん音が加わって賑やかになっていく。サックスやトランペットが使われておりジャズ調でカッコいい。サントラに入っているのは最初から全ての楽器が加わったバージョンなので、連勝しなくても聴くことはできるので、楽器が少ない状態の方がレア。

 

パルファム宮殿(XY)作曲・編曲:足立 美奈子

カロス地方にある大きな宮殿。フランスをモデルとしたカロスには、宮殿や大きなお屋敷がたくさんあるのが特徴的。優雅なティータイムといった雰囲気のBGMを聴きながら、美しく刈り込まれた庭を散策するととてもお上品な気持ちになる。

 

カロス発電所(XY)作曲・編曲:景山 将太

個人的に、シリーズ全体の中でも隠れた名曲。ポケモンにおける”発電所”のイメージと違わず、悪の組織関連のイベントが起こる『ボール工場』でも使用されるためか、薄暗くてダウナーな感じの曲。基本的に懐かしめの電子音で構成されているが、途中でストリングスが入ったりチェンバロのような音が入ったりと、ミステリアスな雰囲気も併せ持っている。Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビという展開になっており、細かくアレンジが変化していくので長時間聴いていても飽きない。

 

我が家(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

サン・ムーンにおいて、シリーズの中で初めて主人公の家のBGMがついた。アコースティックギターウクレレ、様々な打楽器が使われており、南国のあたたかな風や、人々の明るい気質を感じることができる。

 

キャプテンの試練開始!(SM)作曲・編曲:一之瀬 剛

サン・ムーンにおける、ポケモンジムにあたるBGM。厳密にはジムではないが、課された試練に挑み認めて貰うという点では共通している。明るいメロディでありながら、一筋縄ではいかない手ごわさも感じる曲。また、この曲のメロディが別の機会に行う戦闘曲にも使われているのが熱い。

 

エーテルパラダイス(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

傷ついたポケモンの保護活動を行う組織『エーテル財団』が管理する人工島、およびポケモンの保護研究施設の曲。真っ白な建造物とたくさんの豊かな植物と相俟って……幻想的で、どこか浮世離れした、不思議な浮遊感緒ある曲。しかし、『エーテル財”団”』ということは……ということもあり、ストーリーが進むにつれて明らかになる情報を知る前後では印象の変わる曲でもある。

この施設を訪れるに、とある人物とバトルすることになるのだが、その戦闘BGMにこのエーテルパラダイス(エーテル財団のモチーフ)のメロディが隠れて入っており、実は関係性を仄めかすものとなっている。

 

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