なんだか「喫茶ポルノ」の参戦レポみたいだね。

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喫茶ポルノへ行ってきた。

the-guest.com

 

 

開催決定から既に「メリッサの葉になりティー。」「なんだかティラミスみたいだね。」などの、愛に溢れた妙な投げやり感が面白いメニュー紹介文で話題となっていたこの特別企画。

地方在住の私にとって、行けるか行けないか瀬戸際の開催期間だったが、なんとか休みを取って入ることができた。

せっかくなので(そしてとても楽しかったので)自分が体験したことを、順に沿ってレポとしてまとめておく。

 

 【入店前~開店】

まず、池袋パルコの入り口(北側ではない方)に9:30くらいに並ぶ。

平日だったので列形成は無かったが、既に15人くらいが壁に沿って待機していた。

 

間違って、最初なぜか「池袋マルイ」に行ってしまい余計に歩いたせいもあるが、暑すぎて立ってるだけで汗ダラダラになる。水を飲みながら耐える。

 

開店時間の10時になる頃には約30人くらい?が待機していた。

多分、休日だとこんなもんじゃないんだろうと思う。

 

【開店後~待機】

開店と同時に店の中へ。階段とエレベーターで分かれる。地下から上がってくる人、北側で待機していた人が合流したが、エレベーター1回目に乗れたのでそのまま7階に上がる。


7階では、事前に説明があった通り「カフェ待機列」「テイクアウト列」「グッズ列」で分かれており、圧倒的にテイクアウトに急ぐ人が多かった。最初カフェ列の人は少なく、大体15番目くらいに並ぶ。

これは最初にテイクアウトいけたか?と思ったが、続々とカフェ列も伸びたのでそのまま待機。

しばらくすると、「サボテンカップケーキ」と「メリッサティー」の整理券終了のアナウンスが。カップケーキは本当に捌けるのが早かった。メリッサティーは10:20くらい。
ほとんどの人がグループ客。みんなニコニコで楽しそうに並んでいた。


先にメニューが配られ、しばらくしてから並んだまま注文を聞かれる。

「デザート・料理・ドリンク関係なく、できたものから運ばれてきます」との注意事項説明あり。

 

私は食べたいものが決まっていたので、特に迷わず塩ラーメンとティラミスとサワーを注文。


カフェ列は、開店後すぐ中に入れる人数まではその場で待機、入れない人は整理券をもらい、券をもらったら指定された時間に集合という仕組み。

 

【入店~着席~メニュー到着】

1グループずつ、先ほど伝えた注文に間違いがないか確認され、準備ができ次第店の中へ。

まだグァバジュースのテイクアウト券が余ってるのが見えたので、店員さんに誘導されて店に入る前にサッと券をもらう(テイクアウトの待機列は解消されていた)。

これだけ在庫自体が多いのか、単純に余っていたのかはわからないけど、かなりの数余っていた。


着席。一人だったため、席はカウンターの角。テーブルはグループ客用で、4人テーブルが置いてある。

椅子は高めで、身長が低いと若干座りにくい。荷物を置く場所は広めで、足元に余裕がある。というか、テニプリのコラボカフェで同じ場所に来たことがあるのを思い出した。


私が座った席にはウサギ(恋するウサギ♡ちゃん)のぬいぐるみ、そしてあらかじめ敷いてあるコラボデザインのランチョンマット。

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横の壁には歴代ナビゲーターが貼ってある。

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他にカウンター席で確認できたのはサボテンとアイス(『スパイス』の3段重ねアイス)とバラ。

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アイスとバラは別のお客さんに頼んでありがたく撮らせていただいた。テーブル席は確認できなかったが、何か置いてあったのかもしれない。


テーブル席付近のスクリーンには、2016年の横浜ロマンスポルノ「THE WAY」の映像が流れていて、『敵はどこだ』のあの死ぬほどカッコいいアレンジイントロがかかっている最中、なぜか感極まって少し泣いた(料理はまだ何も来ていない)。

ポルノがここまでやってきたからこそ、たくさんの人に愛されているからこその連日の大盛況、それを肌で感じられたこと、そして何よりやっぱりポルノがカッコ良くて、ドームまでライブ映像断ちしていた自分には刺激が強すぎたせいで涙が止まらなくなってしまい恥ずかしかった。

スクリーンはカウンター席からだと振り返らないと見えない位置。恐らくライブDVDを丸々流してディスク交換、という方式のため、時間ごとに違うライブ映像が流れているようだ。後ほどテイクアウト商品を引き取りに来た時には変わっていた(多分「惑ワ不」?)

 

情緒がおかしくなり頭を抱えていると、先にサワーが出てくる。大体着席から5分くらい。そのあと10分くらいで塩ラーメン、さらに5分くらいでティラミスが到着。

胸がいっぱいになってしまい空腹感が薄れ、しばらくぼけっとしながら写真を撮っていたが、ラーメンが伸びる…と思い食べ始める。

が、アイスも溶け始めたのでアイスも食べつつ両方食べ進める。

 

 ☆メニュー評価

ボンゴレ塩ラーメン(『サウダージ』モチーフ)1390円

許してね食欲よ、最後の一滴まで飲み干したくなる、涙の味の塩ラーメンができました。

誰にも邪魔をされず、器の底に残るサウダージを感じてみては。

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めっちゃおいしい。貝の出汁がとてもよく出ている。あっさりしているがどこか洋風の味のような、オリーブオイルとかバターとかが入ってそうなコクも感じる。アサリが貝ごと6個くらい入っていて食べ応えあり。炙ったすだちが添えられており、絞るとほのかにさわやかな風味に変化。

具はネギと彩りのクコの実だけでシンプル。麺は細めのちぢれ麺でつるっといける。スープを飲み終わる頃には説明どおり、海、もといスープの底にはなんと粋な仕掛けが……

 
・アポロの月面ティラミス(『アポロ』モチーフ)1290円

アポロ11号の月面着陸を本気で再現しようって、考えたんだろうね。なんだかティラミスみたいだね。

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おいしい。アイスはしっかりコーヒー風味で小さなチョコチップが入っている。皿にばらまかれているのは、黄色いスポンジを粉々にしたものと、ココア風味のクッキー?的な、なんていったらいいかわからないけどサクサクしたもの。ティラミス自体はそんなに甘すぎず、個人的に苦手なべちょべちょ部分もない。茶色いスポンジはしっとりふわふわ、チーズ部分はとろとろでとてもおいしい。

宇宙飛行士も食べられるけど、コラボカフェメニューによくある美味しくないプリントせんべいなので先に食べるといい。

なんだかティラミスみたいだね。というか、ティラミスである。ちなみに、今年は偶然にもアポロ11号の月面着陸50周年でもあり、色々な意味でおいしいなと思う。


ミュージック・サワー(『ミュージック・アワー』モチーフ)790円

淡い色のドリンクを注ぎ切って見せてよ

爽やかすぎるレモンをかち割ってる特別なサワー。

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おいしい。爽やかなレモンスカッシュに、ほんのりミント味。ミント強すぎは飲めないのでありがたい。レモンを潰すともっと味が出そうだけど、ストローで潰したら種が出てきて飲みにくくなってやめた。甘すぎず、味も濃くなくて食事に合う。2杯分くらいは楽しめる。氷は割とすぐ溶けてしまうので、冷たいのが好きな人は早めに飲むといいかも。

ディナータイムにはアルコール入りの『ver.164』も頼めるようだが、それもきっとおいしいと思う。

 

この3品で私はかなりおなかいっぱい、比較的少食の人は時間制限ありだとキツイかもしれない。隣の人が頼んでいた「リリックラテ」が、ちょっとしたスープぐらいの大きさで、欲張って頼まなくて良かったと思った。

 

【店員さんの対応など~会計】

店員さんは持ち帰りに配慮して、コースターには飲み物を置かず、ランチョンマットも避けてくれる。

ドリンクと一緒に運んでくれたコースターに、店員さんの指の水滴が少しついてしまったものを、こちらが何も言ってないのに即交換してくれた。

ドリンクと一緒に冷たい水が来たので「冷たい水を下さい」は言うタイミング無し(言う勇気もなかったが)言いたい人はおかわりをすればあるいは。

 

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レジにもサボテンが。お金を入れる皿もサボテンの形で可愛らしかった。

テイクアウトとカフェ会計のレジが隣なので、忙しいと中々会計して貰えない様子。

会計の際、手にランチョンマットを丸めて持っていたら「良かったらお使いください」と輪ゴムをもらう。

 

【店の外~缶バッジガチャ、テイクアウト】

店の隣にはグッズブースがあり、まだ待機列に並んでいる人がいた。食べ終わる頃にはスーベニアマグとスーベニアボトルくらいしかなかった。グッズ最優先で欲しい人は、先にグッズ列に並んだ方がいい。

その更に横にはバラ売りの缶バッジガチャがあり、ガチャは並ばなくても引けた。

1人5回までとのことだが、特に監視などはついていない。混んでる時にはいるのかも?

5回まわしてみたらダブったやつがあったので、ダブっちゃった〜と言っていた人に1つ交換してもらった。

 

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テイクアウトは喫茶入口と同じ場所にあり、閉店までの好きな時間に引き換えを行える。まだ引き換えられていない商品が陳列されていたので、それだけ写真を撮った。

 

グァバジュース (『グァバジュース』モチーフ)400円  

※テイクアウトメニュー

喫茶ポルノがお送りする甘い甘いグァバジュース
これだけはお土産で君にあげるのもいいねぇ。

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後日、グァバジュースを家で飲んだのだが、「どうせ市販のやつを詰めたものだろう」とタカをくくっていたら、まるで想像していたものと違った。お高くて濃厚な、とろっとしたタイプのフルーツジュースを想像してほしい。あの味だった。『甘いあまァア~~~~~い』かどうかは微妙なところだが(そもそもグァバジュースはそんなに甘くない)、バ〇リースのやつよりは甘かった。

ちなみに個数制限があるので、君にあげるお土産はないねぇ。

 

【ランチョンマットのラミネート~失敗~そして成功へ】

ランチョンマットをラミネートしに、池袋駅西口の『いいプリント池袋』という店へ。

店員さんは何度か同じ物を持ち込まれているせいか、すぐに対応してくれた。

「お時間10分ほど頂きます。ほとんど失敗することはないですが、万が一もありますのでご了承ください」と言われ、まあ大丈夫だろうと待っていると、

 


「本当にすみません…まさかの失敗してしまいました…」

 


ええーー?!と思わず笑いながら驚くと「これはどこで貰えるんですか!?事情を話して、1枚貰ってきてやり直します!!」と店員さん。

そこまでいいですよ、見栄えがそんなに悪くないならそれでも良いですと言うも、汚れがついてしまったのでやり直させてほしいとのこと。

店は整理券が必要な仕組みであること、マット自体は無料だが、入った人だけが貰えることを伝え、ダメだったら本当に大丈夫ですから…と連絡先を伝え近くの建物で待機。

 

20分後くらいに連絡があり、「できましたのでいらっしゃってください」と言われる。

なんと喫茶の店員さんも快くすぐに対応してくれたとのこと。ありがたく完成品をいただく。

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※縦に入っている気泡は、持ち運ぶ際に自分でうっかり折ってしまったもの。不覚……

 

『いいプリント池袋』では、A3サイズまで290円ですぐに加工してくれる。他には『kinko's』という店舗でもできるようだが、500円とほんの少し割高のようだ。鞄に入らない場合は硬質ケースを買うという手もある。


触れ合った全ての人に素敵な対応をしていただき、あたたかい気持ちになった。

 

【感想】

地方民にはかなり難易度の高い企画だったが、非常に満たされた気持ちになり、20周年の目白押し企画の一つに参加できて本当に良かった。

グッズに関しては後日通販も決定したので、そちらで買えればいいなと思う。

コラボカフェというと、馴染みがない人にとっては「モチーフにかこつけて大したことない高い料理で儲けているんでしょ」という印象を持つ人もいると思う。実際料理が大したことなかったり、名前を使っときゃ売れるだろという魂胆が見え見えなコラボもたくさんあるのかもしれない。

しかし喫茶ポルノで実際に食べてみたものは、どれも本格的においしかったし、メニューに対するこだわりが物凄く伝わってきた。恐らく、企画者の中にガチのファンがいるんだろうと思う。

おいしい食べ物というのはそれだけで心が満たされる。そこに店員さんの親切な対応、愛に溢れた内装、何よりポルノのライブ映像が流れる中で食事をするという贅沢さが加わる。

20周年というお祭り感を味わえるのも今だけなので、これから行く人はぜひ期待していてほしい。行かないつもりの人も、検討してみてほしい。

 

【余談】

用事が済み街を歩いていると、なんと、『アゲハ蝶』が一匹飛んでいた。

なんとなく追いかけていると、ビルの角を曲がったところで見失ってしまった。

写真に収められなかったのが残念、冗談みたいだけどほんとの話。

次に東京に来るのは、いよいよドーム2Days。楽しみ。

【ライブレポ】高級アーティスト回転寿司、AmuseFes2019【恋とか愛とか】

今年もAmuseFesに行ってきた。昨年が初めての参加だったが、空想科学少年や天気職人など珍しい曲がけっこう聴けて楽しかったので、今年も行こうと決めていた。

エレファントカシマシアミューズに移籍したことにより、もしかするとフェス参加あるか……と淡い期待を寄せていたのだが、まぁ叶わず。しかし今年も中々に楽しい内容だった。去年は『雨男晴女』というテーマに基づくチーム対抗戦での進行だったが、今年は『恋とか愛とか』という、「恋愛ソング、もしくはそのコンセプトに対抗する楽曲を選択する。また、各人の『恋とか愛とか』のエピソードを披露し、優勝を決める」という一抹の不安を抱えるテーマではあったが、何の問題もなく楽しめた。

昨年の記事ではポルノだけ触れていたが、今年はかなりざっくりだが全てのアーティストについて感想を書いてみた。ポルノはトリなので一番最後。

 

1.山出愛子

さくら学院の女の子。17歳らしい甘酸っぱいエピソードでほっこりした始まりに。ゲストにBEGINの上地さんを迎え、2曲を演奏した。優しいオープニングとなった。

 

AmuseFesの特徴は通常の対バンやフェスと違い、大きなステージを半分に分け、アクトが終了するとステージごと回転し、裏で準備していた次のアーティストのセットが出てくるため、転換のスピードが異常に早く待ち時間が少ない……という非常に効率的なもの。(と書いたが、これが始まったのは去年かららしい。素晴らしいと思う)

 

2.WEAVER

ストーリー仕立ての映像に合わせた形で曲が挟まる。かなり凝った映像で声優さんの本格的なナレーション付き(花澤香菜さんだった。男性は不明)。クリアな歌声と爽やかな編曲で夏の夜を思わせる幻想的なステージに。最後の『栞』でエドガー・サリヴァンのボーカル・佐々木萌さんが出てきてコラボ。

 

3.エドガー・サリヴァン

そのままWEAVERと交代する形でステージへ。2018では3人だったのが2人で活動になったようだ。ベース・はるかくんの生々しい恋バナで優勝を狙いに来ていた。みずみずしくも力強いボーカルは健在。ノリやすいポップな楽曲で会場も盛り上がる。

 

4.Skoop On Somebody

他のアーティストとは違い真っ赤なソファに座って登場。テーブルの上に水のグラスと高級感あふれるステージ。大人の色気を存分に発揮。TAKEさんのしっとりとしたムーディーな歌声でシックな雰囲気に。「男はいつまでもひきずる生き物ですから」と失恋ソングを披露。

 

5.Rihwa

『フレ!』ではギターを持ち、キラキラとしたパワフルな歌声を披露。女性アーティストは、みんな歌がうまいというか声に張りがある。下積み時代の先輩との甘酸っぱいエピソードが原動力になっていると『ミチシルベ』を演奏。個人的には前の元気な楽曲が多いステージの方が好きだったかも。

 

6.FLOW

「恋とか愛とかの曲が全然ないから、出られないかと思った」という。WEAVERの杉本さんとコラボした『音色』がすごく良かった。イントロめちゃくちゃ好き。こういう曲もあるんだなと思った。また、「恋愛ソングがないから、先輩の曲借りちゃいます!」と、福山雅治の『HELLO』を披露。こういうめちゃくちゃな有名楽曲の貸し借りが容易に行われるのが大手アミューズの強いところ。ラストは謎のオタ芸パフォーマーで盛り上がった。あと、エウレカのDAYSが聴けて嬉しかった。

 

7.『マルシャショーラ』 Special guest band

ブラジルのラテン2ビート『マルシャショーラ』に合わせて次々とアーティストがカバー曲を披露。高橋優flumpoolはお互いの楽曲を交換。Skoop On Sonebody・TAKEと、エスコートされて出てきた藤原さくらによる『桜坂』は、ダンディ&キュートという感じで微笑ましい。また、山出・佐々木・Rihwaの女子3人による『TOKYO GIRL』もポップで可愛らしい。『勝手にシンドバッド』では、唯一のダンスグループs**t kingzも登場し、ステージに華を添える。このリズムはアゲハ蝶とかできそうだなぁ~とずっと思っていたら、今まで出たアーティストたちが総出でポルノ20周年をお祝いしてハネウマライダーを披露。とても嬉しかった。

最後は岡野昭仁ご本人登場により、BEGINの『島唄』を歌う。ここで昭仁は初登場だが、因島出身のポルノグラフィティ(昭仁)にあの歌詞を歌わせるのは本気で天才だと思った。穏やかな笑顔で、場所は違えど生まれ育った『島』へ思いを馳せているかのような優しい歌声。見れてよかった場面のひとつだ。

 

8.辻村有記

彼は去年と相変わらずかなり前衛的なステージ。不思議空間だが会場を音楽で盛り上げていく。ダンサーとのコラボもあり、視覚的にも見どころのあるステージだった。バンドであるHaKUとして活動していた時もこんな感じだったのだろうか?

 

9.藤原さくら

他の女性達とは異なった、静かなのに堂々たる、しかしどこかふわふわと浮いているような独特の雰囲気は、彼女にしか出せないものだろう。最初、音が入らないというプチトラブルがありつつもそれを『音入らなかったよね。びびるわ』の一言で片づける竹を割ったようなMC。スモーキーな歌声で穏やかな空間を作る。ピンクのジャージの彼の話は面白かった。

 

10.s**t kingz

初めて見るダンスグループ。ダンス?と思ったけど視覚的にとても楽しい曲ばかりだった。Perfumeとのコラボで『ナチュラルに恋して』をやったのも、みんな可愛いらしくてとてもよかった。

 

11.高橋優

去年見てから今年も楽しみにしていた高橋優。彼の素朴な雰囲気から一変して放たれるがなり声には胸を打たれるものがあるし、単純にうおおお!と盛り上がれる。『高野豆腐~どこか遠くへ~』ではアニメーションの演出も洒落が効いてて楽しかった。flumpool山村さんとの友情エピソードも。今年もカッコ良かった。もう1曲くらい聴きたかった。

 

12.flumpool

ボーカル・山村隆太さんが喉の病気(機能性発声障害から復活。辛かった時期を感じさせない、パワフルで瑞々しいステージ。恥ずかしながら、テレビでしか見たことの無い程度の知識だが『flumpoolのステージだな』と妙に納得できる雰囲気だった。高橋優とのエピソードで2人の関係性がよくわかった。

昨年は、昭仁が祈りを込めて歌った『星に願いを』を客席から見ていて、号泣したという。そして昭仁を呼び2人でその曲を改めて披露。昭仁は珍しく下パートのハモリでそれも聴けてかなり嬉しかったし、涙がこぼれそうになった。

ボーカルの人が喉の病気にかかってしまうというのは、推し量ることのできない不安と焦燥感があったと思われる。特に山村さんの場合は心因性であり、そこから、諦めずに復活してくれた姿をファンの方も見ることができたんだなと思うと、本当に良かったと涙が出そうになった。喉を使う職業の人は、喉の病気になりやすいという。あのつんく♂さんもそうだし、私の母が愛した忌野清志郎は、その病気で亡くなった。

本当に、人から愛される人は、心も体を大事にしてほしい。

 

 13.Perfume

「今年は恋とか愛とかのテーマだから」と、比較的過去の楽曲をたくさん披露。「最近は実は恋の歌はあんまりやってない、『人生とは…』みたいなのばっかり(笑)。30代になっても恋とか愛とかうたっていいよね?」と冗談。私はどちらかというとPerfumeは可愛らしい曲の方が好きなので、『ねぇ』も『チョコレイト・ディスコ』も『Baby cruising Love』も聴けて嬉しかった。一時期『シークレット シークレット』をかなり聴いていた時期があり、テーマのこともあり色々思い出してしまったがいつか生で観てみたい。

3人によるノンストップ恋愛トークもかしましくて面白かった。あ~ちゃんはエドサリのはるかくんを養いたい。のっちはTAKEさんに口説かれてる気がする。かしゆかは、なんだかんだ昭仁が好き。懐かしい曲ばかりで楽しかったしやっぱりPerfumeのステージは可愛い。

 

14.ポルノグラフィティ

さて、大本命。回転しながら出てくるポルノというのもなかなか見られるものではないので、素直にカッコいいな~と思う。恋とか愛とか…というテーマ、正直幅広すぎて何をやるのか見当もついていなかった。ポルノにも愛や恋の歌はそれなりに曲数がある。何が来るのか、と身構えていたら……

 

「呼~ばれて~~~飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん」

 

1. 電光石火

いや、去年と同じかーい!!と思ったのも束の間。今年の歌詞はこうである(少しうろ覚え)。

 

呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃん

愛の伝道師華麗に参上

「ポルノ」って「アノ」ことよ?究極の愛じゃない?

どんな風に愛してあげましょう

痛いの優しいのどっちがお好み?

熱いのがお好きなら届けましょう

45だってやればできるの

 

…………………………。

やってくれたな………………。

 

愛っていうか「ポルノ」じゃねーか!!いやバンド名だけども!!と普段なら基本的にそういう話はしないのでまぁ軽くサーッとなっていただろうが、ライブのテンションのため、アホらしくてかなり笑ってしまった。やりたい放題。いいぞ。ちなみに歌詞は晴一が、当日ササッと書いたらしい。去年はテーマから考えて、雷の音で行こう!と考えてこの曲始まりになったらしく、今年は踏襲してみたとのこと。

OPSEの代わりのため、1番のみ披露。さぁ、本番開始!と体制を整える。

 

2. PRISON MANSION

??????????

正直な感想、まず出てきた感想は「なんで???」である。なんというか、いきなりこのような愛や恋に対するアンチテーゼ的な曲をぶち込んでくるとは。単純に盛り上がったから良いけど。よくよく考えてみたけど、「こんな現代に生きてても自分を愛してあげましょう」的なのが落とし所だろうか?

 

3. サウダージ

続けてこちら、盤石な失恋曲。UNFADEDでも聴いたがやっぱり、サウダージは『強い』なと感じる。聞けて嬉しいヒットソングがあるというのは大きいことだし、『相変わらず素晴らしい歌声』と隣の夫婦がとても喜んでいたのを見て握手したくなった。

 

ここでMC。

昭「わしらももう45じゃけぇ、10代の頃のエピソードなんか覚えとらん。」

晴「登場順に薄汚くなっていく。(笑)」

昭「なんか無いんですか晴一さん恋の話」

晴「え~。深夜に、公園で、車に乗って………」

昭「だめだめそれ何の話?!(時事ネタか?)もっと可愛い話ないの可愛い話」

 

晴「話すことないよ~あなたが話す番でしょ~~?なんも考えてこんかった」

昭「そう?愛とかって言ったらね、まぁカープ愛くらいでしょうか!」

晴「また勝ちましたね~」

昭「まぁ、また話し過ぎると炎上しちゃうからね!」(晴一はツイッターで野球の話をしたらプチプチ炎上したといういじり)

 

途中に下ネタなども挟みながら(完全におじさん)、かしこまって昭仁が。

昭「45歳にもなると、10代20代の恋とか愛とかとはまた違った愛の形が見えてくる。僕ら二人も、人の親になって、次に歌う曲には『父の背中』という歌詞が出てくるんですけど、出来れば僕らの背中も大きなものに見えるように、頑張っていきたいと思います。」

 

4. 愛が呼ぶほうへ

MCの時点でこれが来るとはわかっていたけど、そのMCが珍しすぎて少しびっくりした。というのも、ポルノは、ステージから降りた自分たちのパーソナルな部分をほとんど話すことがない。それは、二人が等身大の「個人」ではなく「アーティスト」として意志を持って私たちの前に立ってくれていることの表現だと思っていたし、よりフィクション性を高める効果でもあり、ポルノのそういうところが私も好きだ。つまり、ほんの少し、匂わせ程度でしかなくても、意図的に家族やお子さんの話をするのはかなりのレアケースだと思う。

しかし、恐らく「AmuseFes」という特殊な舞台では、そのような『愛』の形の表現をしても差し障りは無いと思った。東京ドームではまた『ポルノグラフィティ』として生きている姿を見せてくれるだろうし、ただその姿も普段は『親』として生きている二人でもある。そこをきちんと切り分けてくれている潔さ、だけど確かに感じた家族への愛に、じーんと胸が熱くなった。

というか、「父の背中の涙」という歌詞を自らが父になる前にきちんと『愛』として表現できるのは、二人ともご両親に真っ直ぐな愛情を受けて育ったんだなぁと思わざるを得ない。そういう二人がやっているところも含めて、私はポルノグラフィティが好きだ。

 

5. カルマの坂

とか言ってたのに。思いもよらぬ選曲に、本気で絶句。

イントロが聴こえた瞬間から絶句しすぎて何してたか覚えていない。

この曲はいわば「メリーバッドエンド」の象徴であるような曲で、とにかく暗い、陰鬱とした歌詞と重く激しいロックが融合した楽曲でもある。

『「神様がいるとしたら、なぜ僕らだけ愛してくれないのか」』

この曲に出てくるスリの少年と奴隷の少女は、最終的にある意味では結ばれたのかもしれない。ただ、結末は二人の『死』を暗示する展開となっているため、浮かばれようにも浮かばれない。あたたかな家族の愛の話をしておいてこの曲をぶつけてくるのがなんとうか、皮肉屋の晴一の姿がありありと見えた。

そしてまた、この重い歌詞を淡々と、ぞっとするくらい静かに歌う昭仁がまた恐ろしい。あの歌い方は個人的に大正解だし、ただただ聴き入ってしまった。なんというか、今までニコニコ笑っていた人が急に真顔になるみたいな、独特の怖さが大好きで、岡野昭仁という人も、そんなところを持っている感じの人なので、久しぶりに恐ろしいステージを観てしまったな、と思った。2番の『パンを抱いて逃げる途中』からの部分はもうどうにかなりそうなくらいノックアウトされた。

 

6. フラワー

現時点での最新曲。これもまた、どちらかというと『愛』というよりかは『命』の曲だと思っているので、これを『愛』の曲にするにはかなりの遠回りになると思う。

『愛でられるためでなく 色を誇るためでもなく』とあるように、この花は人から愛されるために生きているわけではない。しかし、人間には『愛される』ことは必要だと思う。究極の愛だかなんだかと言われてもなんのこっちゃ、私にはこの歳まで生きてて色々通過してみても、未だにわからないことだらけで、いつかわかる日が来るのかと頭を少し悩ませてみたりもした。が、今のところ友人や家族以外で『愛している』という言葉を即使えるのはポルノグラフィティくらいである。しかし「こんな生産性の無い自分がポルノを愛してていいのだろうか」という、若干の負の思考に支配された瞬間もあるが、好きなものは好きだしドームも楽しみ。本当にずっと大好きでいて良かったと今でも思うし、ドームでもきっと思う。

 

昭「ここまで静かな曲が続いてしまったけど、ここからはグイッと!!グイッと行きたいと思います!!変な踊りするぞ~~~~!!!!」

とここからは『動』のポルノを見せていく。というかいくら身内フェスだからってセトリが攻め過ぎである。 

 

7. ミュージック・アワー

久しぶりのミュージック・アワーマイベストシングルにも書いたように、私はこの曲が大好きなので嬉しかった。おそらくPerfumeファンの人がノリノリで踊ってくれるのがまた楽しい。『強い人にはなれそうにもない 揺れてる君でいいよ』というDJの言葉は優しく、きっと恋するウサギちゃんの心を救ったに違いない。

これから来る夏の予感に包まれ、いよいよ最後の曲となる。

 

8. アポロ

今年デビュー20周年を迎える彼らの記念すべきデビューシングル。いつまで経っても色褪せないそのカッコよさに涙が出てしまうほどだ。アポロの近未来感って本当に不思議。20年前、人類がまだノストラダムスがなんとかとか言っていた頃の曲だとは思えない。滅亡しなくてよかった。

 

昭「君たちに伝えよう!!僕らは結局!愛とか恋とか!!その形を!!いつまでも探し続ける!生き物なんだ〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

この台詞には痺れた。正確には、歌詞としては

僕らはこの街がまだジャングルだった頃から

変わらない愛のかたち探してる

なんだけど、これの昭仁訳といった感じにきこえた。昭仁は『Free and Freedom』では

 

僕らは一人きりでは生きていけない

なのに誰にも縛られたくない矛盾と

永遠に戦い続ける生き物なんだ

そして未だに答えはない

 

という歌詞を書いているが、少し似たものを感じた。愛とは時に自由を蝕む毒にもなる。だけど人は自由だけでは生きていけない。

それぞれにとって最適な『愛』の形、そして人それぞれの『恋』の形。

それらをテーマとした今回のフェスの締めとして、まごうことない楽曲になったと思う。

最後の締めでは、晴一がギターで締めると思っていた昭仁に『やれ!』と合図を出し、昭仁が『わし?!いいの?!』と戸惑いつつも、ツアーのラストでやるような大ジャンプで締めるという微笑ましい場面もあり、ポルノとしてのステージは終了した。

 

エンディング『それを強さと呼びたい』

アミュフェス恒例のこの曲。今年の昭仁ソロは1番の頭。去年歌っていた『鏡に映った姿〜』のパートは、今年は高橋優。なんとなく今年は高橋優で聴きたいなと思ってたから嬉しかった。

この曲も、全体を通すと『愛』について歌われている。歌詞は、晴一とあ~ちゃんの共作だが、それがまた視点の違ったニュアンスを生んでいて新鮮だ。自分の愛する人が笑って生きていける未来を信じることもまた、愛であり、それは恋人や家族というくくりでなく、好きな音楽、漫画、本、なんでもいいから、ずっとそばにありたい願うものに対して向けられる気持ちでもあると私は思う。……と書かないと、切なくなってしまう。テーマがテーマだけに自分のことを顧みると、少々おセンチメンタルになる回ではあったが、とにかく、楽しかった。

 

アミュフェスはアーティスト個々の力がやっぱり大きいし、聴いてて非常に満足感がある。そして転換が鬼のように早いので、あの1日であの量のアーティストが見れるフェスというのも珍しい。

また、去年は前で観たいという気持ちが先行してかなり競争の激しいエリアで観てしまったが、多少の距離を犠牲にしても案外近くでのんびり見れたので、次回からはまたそうしようと思う。

 

友人の好きな阪本奨悟さんがまた出ますように。お願いします。

 

私のポルノグラフィティ マイベスト15(シングルのみ)

今回はシングルに絞って選びました。迷っているうちに新曲が出たりしてめちゃくちゃになってしまったのですが、現時点での私が思う最高の15曲を選び抜きました。昔サザンオールスターズの桑田さんが、ポルノのことを『平成の愛すべきハイブリッドポップアーティスト』と名付けてくれたのですが、選んでるうちにやっぱりその通りだなと思いました。ポルノはそう、ジャンルのハイブリッド、さながら万華鏡。

シングル以外はこちら。

ikaika1015.hatenablog.com

 

※タイトルの下にあるのは動画なので再生できます。

 

1.ヒトリノ夜 (作詞:ハルイチ 作曲・編曲:ak.homma) 

私は常日頃「ポルノのライブはいいぞ。ライブこそ全て。ライブは音源以上だぞ」と言い続けているが、逆に『音源にしかない良さ』というのも存在する。それは、特にポルノグラフィティの初期に顕著であると思っている。昭仁の声質が全く違うのだ。もちろん、現在の岡野昭仁の歌声が最高だと思っているが、初期のまだ喉を使って歌っているような、パン!とはじけていて少し掠れた「若さゆえのセクシーな声」というのは、この時期の音源でしか聴けない。

特に私は、上のPVにはない2番サビ、『だからロンリー・ロンリー 甘い甘い』の『あ まぃあッ まぁ~い…』(この表記が重要)、この部分の歌い方が本気で天才だと思っている。初めて”耳からときめく”ということを体験した。気持ち悪いが本気である。何回も何回もリピートしてしまうくらい大好きだ。

 

 

2.ミュージック・アワー (作詞:ハルイチ 作曲・編曲:ak.homma

ポルノグラフィティのザ・ポップソングと呼べる曲の中でも、実はこれが一番好き。まず歌詞がすごい。視点は『DJ』という完全外部の人間にもかかわらず、ストーリーを説明しすぎていない。恋をしている女の子のときめき感、キラキラ感、そして甘酸っぱい痛み。それらがメロディにもギュッと詰まっていて時折涙が出そうになる。涙が出るタイプのキラキラ。ただ爽やかなだけではなく、どこか胸の奥が切なくなる、不思議な曲。

ライブだとテンションに任せて最後の方とかもうめちゃくちゃになりがちなので、「正しい」音源がさらに意味を持つ曲ともいえる。

 

 

3.メリッサ (作詞:新藤晴一 作曲・編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

子どもの頃、テレビから流れてくるJ-POPの中に混ざって聴こえてきた、「君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を 悲しみの息の根を止めてくれよ さあ 愛に焦がれた胸を貫け」という歌詞に度肝を抜かれて今に至ると言っても過言ではない。単純にカッコよすぎる。 「愛に焦がれた胸を貫け」って。これもうこの言葉の形をしたナイフとしか言えない。耳馴染みの良いメロディに昭仁のロングハイトーンも圧巻、ポルノのスタイリッシュでクールなカッコよさを凝縮したみたいな曲。

 

4.愛が呼ぶほうへ (作詞:新藤晴一 作曲・編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

『恋愛ソング』ではない『愛』そのものについての歌、これが書かれたのが2003年というのだから驚きである。新藤晴一は何を経験して生きたらこんな歌詞が生まれるのか教えてほしい。静かに紡ぐようなイントロから、一瞬の静寂で始まる『償う人の背に』、この無音部分の『つぐな』という歌声のなんと優しくあたたかいことよ。唯一無二の存在。『そう 永遠で 一瞬で』を『えいえうんで いいっしゅうんで』と歌う昭仁節も天才。

 

 

5.ラック (作詞:新藤晴一 作曲:Tama 編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

さっきまで優しい優しい言ってたのに同じバンドか?って思うくらいのゴリッゴリのハードロック。愛が呼ぶほうへを子守歌にしていた子どもが泣きわめく。ポルノがロックじゃないと言われると無言でこれをバンバン投げつけたくなる。武骨で退廃的でガツンとパンチの利いた曲も、ポルノの魅力を形成する一つ。あと韻の踏み方が尋常じゃなく綺麗なので聴いてて異様にハイになる。

あとPVがアホほどカッコいいので見てほしい。

 

 

6.シスター (作詞:新藤晴一 作曲・編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

ポルノと言えば欠かせないのが、シスターのようなどこか民族的でエキゾチックなメロディの曲である。どうしてこんな感じの曲がここまで似合うのか。昭仁の、少しハスキーで物悲しげな歌声を存分に活かした名曲。シスターの音源は特に、声が透き通っていて深い蒼い海を連想させる。また、詞の並びも美しく、心情描写はもちろんだが

『鐘の音が岬を臨む教会から響く 美しいシスターの祈りを乗せ 

人の心にも時間の移りを優しく告げていく』

こんな美しくも寂しげで、どこか神聖な景色が浮かぶ情景描写があるだろうか。100回書き取りたい。

 

 

7.ネオメロドラマティック(作詞:新藤晴一 作曲・編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

「バラード100曲やったあとでも盛り上がる」と言わしめる正に死者蘇生ソング。イントロ開始3秒の『ギュイ~~~イエインイエ~~ン!!!!!!!』でもうテンションバチ上がる。そして更に注目すべきは、歌詞の構成。

『行逃げよう が望むままに 幸か幸かネオメロドラマティック

何気に韻の踏み方と『カ行』を多用することで歌詞の切れ味がグンと増しているのがわかるだろうか。晴一の作詞技術と昭仁の滑舌あってこその、独特のポルノらしさが生まれている曲である。

 

 

8.ROLL (作詞:岡野昭仁 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

ネオメロがクールな熱さなら、ROLLは優しいぬくもり。昭仁の詞曲の中でも断トツで好きかもしれない。曲中でずっと鳴っている『カァン!』という金属音は、痛んだ心の鼓動だと本人が言っていた。優しい曲調とひりひりするような痛みを持った歌詞が相俟って、やりきれない孤独感を生み出している。『僕はそれを恐れてたんだ』の一瞬だけバックが無音になる瞬間にいつも”人間”を見る。
 
 

9.ギフト (作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

心の清涼剤。ギフトは他の何にも代えがたい、そっと背中を押してくれる…ような、押してないような、応援ソングやメッセージソングとは呼び難い、言うなれば『自問自答ソング』。主人公が最後の最後まで一歩踏み出す直前で終わるのがとても良い。作詞者である新藤晴一は決して「がんばれ」とか「やればできる!」といったニュアンスの言葉は使わないのだ。踏み出すのはあくまでも、自分自身。それが昭仁曲の特徴である、羽ばたくような軽やかなメロディに乗せられることで、聴きやすく、重すぎない曲となっている。
 

 

10.瞳の奥をのぞかせて (作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:ak.hommaポルノグラフィティ) 

上記の『ギフト』で初めて「詞:新藤晴一 曲:岡野昭仁」の曲を出したが、シングルではこの組み合わせが最強だと思っている。そのうちの一つがこの『瞳の奥をのぞかせて』。特徴的な3連のリズムと艶やかなストリングス、まるで楽器のように難解なメロディを歌い上げる岡野昭仁の声。歌詞も含め大人の妖しい色気全開なのにじとっとしすぎていないのは、カラッとした昭仁の声のおかげだと晴一も言っている。

ポルノにはエキゾチックが似合うと書いたがこの曲も正にそうである。 あまり世に出た時は跳ねた売れ方はしなかった(タイアップドラマがこけたのもある)が、私はシングルベスト5くらいにもこの曲を入れたいくらいである。あと詞では『青いインクで書かれた美しい文字』『ピアノのように磨き上げたあの黒い車』という、物品のワードだけで相手の男が只者ではないことを伺わせるような秀逸な流れとなっている。

 

 

11.EXIT (作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一ak.homma 編曲:ak.hommaポルノグラフィティ

びっくりするほど音域が広すぎて喉どうなってんの?と思った曲。ボーカルの能力を信用しているから書いたとはいえ結構鬼である。サビのものすごい勢いでオクターブ上昇する展開もそうだが、この曲は歌詞がすごい。”地下鉄”と”人の心”という、情景描写と心情描写が違和感なく入り乱れる傑作だと思っている。かなり技巧的な1曲である。『闇雲に強い力で押さないで』というフレーズは、何度読んでもゾッとする。

 

 

12.2012Spark (作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:tasuku ストリングスアレンジ:tasuku、門脇大輔)

ポルノのザ・スタイリッシュカッコイイ系の曲。スタイリッシュなんだけどゴリッとした、だけどストリングスは美しく映えて、なんかとにかく聴いてほしい感じの曲。メロディは日本刀なんだけどギターは鉈、みたいな。昭仁が曲を作ると大体音域が化け物みたいに広くなるので、ラストサビはもう咆哮って感じ。でもそれを歌えるんだからすごい。歌詞でも強調されてるようにこの曲は正にスパーク、刃物がカンカンとぶつかりあって散らす火花がイメージされるような曲。

 

13.オー!リバル (作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:tasukuポルノグラフィティ) 

ここまでまだ言及していない「ポルノらしさ」、それは”ラテン・ロック”。ポルノの十八番のような存在であるが、数あるラテン曲の中でも私はこれを推す。絶対これ。もうサウダージとかアゲハ蝶とか正直跳び越えた。1曲まるごと、余すところのない名曲。パンチがありつつ流れるように展開するメロディと、それに乗った叙情的な歌詞が生むリズム感がたまらなく心地よい。あっという間に終わってしまう。特にBメロなんてジェットコースターみたいなのに全然違和感ない。アレンジもとにかくカッコいい。

 

 

14.カメレオン・レンズ(作詞:新藤晴一 作曲:新藤晴一 編曲:篤志PornoGraffitti) 

何回聴いても、「何?!この曲やば」となる。ポルノの武器は、ロックバンドでありつつその形態に左右されない楽曲の自由さ、幅広さにある。ポップもやればハードロックもやる、ラテンもあれば打ち込みもあって果てはロシア民謡もある。そしてこのカメレオン・レンズは、EDMである。これ、ポルノの曲なの?と思ったあなた。そうなんです。ポルノグラフィティは万華鏡なんです。ボーカル含め鳴ってる音が全部気持ちいい麻薬みたいな曲。

 

 

15.ブレス(作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭仁 編曲:tasukuPornoGraffitti) 

老若男女に聴いてほしい曲。 ポルノの持つポップさ、その裏にある少し皮肉を交えた歌詞。グッと手を差し伸べるわけでなく、突き放すわけでもなく。自分自身で歩き出せるよう、そっと風を吹かせるように語りかけてくる曲。明るすぎず、寂しすぎず、優しくも強い。『今』を生きる私たちには『未来』は迎えにはこない、でもどこかに待っている。歩き続けたり、休んだり。心に深呼吸が必要な人へ送りたい名曲。
 
 
各音楽サイトにて全曲配信中なので、これ聴いてみようかなぁ~というのがあったらぜひチェックしてみてください。
 
3.メリッサ
5.ラック
6.シスター
8.ROLL
9.ギフト
11.EXIT
12.2012Spark
13.オー!リバル
14.カメレオン・レンズ
15.ブレス

【ライブレポ】ポルノグラフィティ16thライブサーキット『UNFADED』の追憶【後半】

前半はこちら。

 

またもステージ上に残された昭仁。

昭「……わし一人よ。」

この流れは、前回のBEツアーにて行われた弾き語りと同じものである。

昭「去年のツアーに来てくれた人はわかるかもしれんけど、小鳥の声が聞こえたらわし一人になるんだって。」

そ、それは知らなかった。そういう設定になったらしい。

昭「すごいですよね。ゾンビがうおーってなってたのに、生命の象徴のような小鳥が……ギャップがすごい。」

私はその感性がなんだかたまらなく愛おしく感じた。

昭「BUTTERFLY EFFECTの時は、森の中にいるみたいなCGが使われてたのに、今回は、経費削減かな?」

なんて冗談を飛ばしつつ、本題へ入る。

 

昭「え~今回は、曲作りについて話していきたいと思ったんじゃけども。今まで、たくさんの曲を作ってきて、このサブスクリプションツアーをやることになって、自分たちの曲を色々と聴き返すきっかけになりまして。こんな曲あったんだ!とか、意外といいじゃん!とか。なんて未熟な曲なんだろう、この時まだまだじゃな~と思ったりもして。もちろん今も未熟ではあるんじゃけど。その中でも、『わしは一体、どうしてこの歌詞にしたんじゃろ?どうかしてたんじゃないか?』という曲がありまして。それを今からちょっとやってみたいんじゃけども。」

……この時点で、まさか、まさかな、とは思っていたのだが

 

「君はまた 美しくなった」

 

……まさかだった!!!!!

どよめく会場。かくいう私は、絶句である。何を隠そう、私はこの『見つめている』という曲の大ファンなのである。わからない人にはなんのこっちゃ、という選曲でもあるが、前フリの通り、この曲は昭仁が作詞した中でもかなり尖った部類の、いわば”変態的”な曲なのである。1サビまでのワンフレーズのみだったが、私はこの曲が聴けて感無量だった。

昭「どうかしてるでしょ?!(笑)なんて言ってたかというと、『ビーチサンダルを履いた指に挟まる、砂のように君にまとわりついて離れない、離れないぞ』って言っているの(笑)。どうかしてるでしょ?!(笑)思い返してみるとこれは、当時僕が初めて作詞(と作曲)をした曲が世に出ることになって……爪痕を残したくなっちゃったんでしょうね。岡野昭仁イカれてるぞ』みたいな。こんな曲も作っちゃうよ?実は自分のことかもね?みたいな。当時(『サウダージ』の発売時期、2001年頃)言葉は悪いですけど、いわゆる”ストーカー”のような言葉が流行りだしてね、それを題材にしようとがんばったわけなんですけど。……もちろん僕はこんな人間じゃないですよ?どちらかというと、爽やかな恋愛をするタイプですので(笑)」

 

なるほどなぁ。この曲を生みだすにあたって、作詞面でも作曲面でもかなりの苦労をしたという。そのことはちょこちょこ言われていたことなので、改めて話を聞けるとは思わなかった。作詞の際に知恵熱を出したというのも頷ける話だ。

しかし、私はやっぱりこの曲が好きなので、どうしても、勿体ないな~と思ってしまった。この弾き語りコーナーでチョロッと蔵出しのようにするということは、しばらくライブ本編に組み込む予定はないということだろう。去るジャパンツアーにおいて、このストーカーソングを真顔の棒立ちで披露し、客が引いたという噂のステージは、奇しくも映像化されていない。いつかしれっと爽やかな声で、気持ちの悪い歌詞をしれっと歌う姿が見てみたいものだ……。

 

「え~そうやってね、たくさんの曲を作ってきた中で、皆さんにすごく評判の良かった曲、反響が大きかった曲がありまして。あの曲聴きたいとか、好きだなって声がたくさんあって、作って良かったな、自分もやれるなって、ひとつのターニングポイントになった曲があります。それでは聴いてください。『夕陽と星空と僕』という曲です。」

 

M11 夕陽と星空と僕

贅沢な話で、昭仁の弾き語りで曲を聴ける機会というのは滅多にないからこそ、今後本当に聴けないような曲が聴ければなと思っていた節があって。でも今回、初見の人の感想を聴いて、カップリングだけどわかりやすい名曲っていう選曲は正解だったのかもなと思っている。わかりやすく人の心に届く曲というのは本当に大切。

この曲が印象的だったのは、札幌公演で席がものすごくステージに近かった時に、近すぎて、マイクを通したスピーカーからの声より、生の声の方が先に聴こえてきたこと。「あ、生きてるんだ……」と感極まったのが忘れられない。

また、大阪二日目で昭仁は序盤から喉の調子が悪く、「本当にどうしようもなくなったら演奏中でも水を飲みます。プロとして情けないことでほんまにすいません。」と前置きしていた。しかし、最後まで一切水に手を出すことはなく、やりきった。客席の祈るような雰囲気がひしひしと伝わってきて、また別の意味でも心に残る公演となった。

 

 

昭仁が無言で捌け、真ん中が空いたステージの右端に晴一が現れる。

重く、暗い感じのギターソロを静かに奏で、速弾きしたかと思えばすぐに和音でリバーブをかける。ジャ~~~ン!!といつの間にか現れていたバックバンドが始まりの時を告げ、晴一が両手を挙げながら「待っていただろ?」と言わんばかりに、ゆっくりとステージの真ん中へと移動し、空間の支配者となる。

 

M12 didgedilli

新藤晴一の時間。去年のBEツアーのポエトリーリーデイング~即興とは違い、詞を使用することのないギタリストの矜持のみに賭けたフリータイム。派手なライト、鮮やかなサウンド、激しいだけでなく己を「魅せる」ためのプレイスタイル。私は、それらを目の当たりにしながら、当たり前のことをひしひしと感じていた。

ギターを弾いている新藤晴一は、なんてカッコいいんだろう。

普段は悔しくて言えない言葉がぐるぐると頭の中を回っていた。完敗だった。ごめんなさい。

ロディアスなチョーキングを終え、最初のフレーズを繰り返し、鳴り響くアウトロの中で「観たか?」と言わんばかりに客席に向かって指をさす。

ギタリスト・新藤晴一によって支配された時間が終わりを告げた。

 

 

束の間。低く鈍いベース音と、ノックするような電子音があちこちから聴こえてくる。カサカサカサ……ピュイッ……チチチ……といった、まるで音のジャングルに迷い込んだかのような怪しげな雰囲気が会場を覆う。

その囁きが止み、一瞬、ほんの一瞬の静寂の後、驚くべき光景を目にすることとなる。

 

M13 カメレオン・レンズ

イントロが鳴った瞬間、客席全体が息をのんだ。喉の奥で声にならない悲鳴を上げたのを覚えている。現れたのは……光の檻とでも言うべきだろうか。天井から真っ直ぐに伸びる、無数の可動式スポットライトで覆われた客席。アリーナ席の真上からライトが下りているため、その存在に気付かない者、横から見て、光の壁に見えている者。多面的で幻想的な白い光を見つけていると、ゾッとするような囁き、昭仁の声が聞こえてくる。

「ありのままの真実など 誰も見ていやしない」

この静かでダークな世界観に見事に惹き込む流れは、見事としか言いようがない。この「席によって見え方が変わる」演出によって、この曲が持つ意味が存分に発揮されているようにも感じた。私はこのツアーで、アリーナ、スタンド、立ち見など様々な視点でこの光を観ていたが、一つだけ、一生かけても観られない場所がある。

それは、「ステージの上から」である。

真実の姿は演者の瞳の中にも隠されているのであった。

 

M14 海月

電子音が印象的な曲の流れを汲んでか、美しくも陰のあるこの『海月』へとつながっていく。昭仁の持つ作詞の世界観は、時に自然への畏怖のような、壮大な宇宙の中で生きている自分がちっぽけに感じている、そんな気持ちが表れているようなものがある。太古の昔から息づく生命、サビからの広がるような展開は、深海から一気に空へと飛び出していくような感覚に襲われる。低い低音からの解放感が、伸びやかな歌声で表現される。そして、イルカの発するソナーのように、ディレイをかけて鳴り響く高音のギター。ひとつの曲としての世界観がしっかりと構築されていて、別の空間にトリップしそうだった。

 

M15 フラワー

静かにフェードインしてくるイントロと共に、一人のバレリーナの写真が浮かび上がる。ミレミレミレ……と繰り返されるピアノで始まるのは、現時点での最新曲、『フラワー』である。

私はこの曲について感じる事、考える事がたくさんあるが、あえてライブ時に印象に残ったことのみ記しておく。

私がこの曲を聴いて最も印象に残ったのは、この曲を「一番遠く」で聴いた回である。スタンドの最後列。ステージの正面であった。

一人の人間の生命を、一輪の花になぞらえて展開するこの曲は、一見すれば儚さ、無常さを感じてしまうものの、そこには確かな力強さがある。私は、ステージで歌う昭仁の姿を見つめていた。あんなに小さな、遠くに見える姿から、ふとした瞬間に『一人の人間』であることを感じていた。同じ人間のはずなのに、彼から発せられる歌声は、美しく、優しく、儚く、そして強い。たった一人の人間から、いったいどれだけのパワーがこんなに大勢の人々に届いているのだろう。今までどれだけ私の心を掬いあげてくれたのだろう。

たった一人、だけど「ただ一人」しかいない。彼は……いや、彼らは、ただ愛でられるためだけに、その才を誇るためだけに、ステージに立ってくれているのではない。ステージに立つその意味を、『ライブ』という空間を共有することによって、少しでも実感できる。

1つの生命から溢れ出る力に圧倒されて、私はただ涙を流すことしかできなかった。拭うことすら出来なかった。私は、ポルノグラフィティという『生命』に出会うことができて、本当に良かったと、心からそう思った。

それがいつか、どんな形であれ、終わりの時が来ると……わかっていても。それが、果てしなく、想像もつかないほど遠い日であることを、私は願ってやまない。

 

 

昭「ありがとうございます。僕たちの最新曲『フラワー』を聴いていただきました。この曲も、長く皆さんに愛される曲になればいいなと思っています。」

 

昭「さぁ!!!まだまだ行くよ。後半戦も盛り上がっていくぞ。準備はできとんのか!!!」

客 \イェーーーーーイ!!!!/

昭「熱くなる準備はできとんのか!!!!」

客 \イェーーーーーイ!!!!/

昭「そんな君たちに火をつけるのは!晴一の、ギターフレーズ!」

 

M16 オー!リバル

もうイントロからして涙が出るほどのパンチ力があるこの曲は、後半戦の幕開けにふさわしいと言える。ラテンロック系で言えばもうポルノの宝だ。

「音楽や絵画にあるように 過ぎていく日々ひとつひとつに ささやかな題名をつけて見送ってあげたい」

私は特にこのフレーズが大好きなのだが、ライブのひとつひとつも正にそうであると感じる。このUNFADEDツアーのどの公演も、決して同じものではない、様々な色がついて唯一無二のものになっていくようであった。

 

M17 ジレンマ

なんと…なんと始まってしまった。いつものラストを飾るはずの、この定番曲が!!

晴一が「ジレンマをラストに持ってくるかなんよね~」と言っていたが、有言実行だ。ライブの最後ではなく、あくまで1曲としてこの曲が演奏される。

しかし……超個人的な気持ちを書くと、やっぱり私はジレンマで終わるのが好きだ!それはこの『中ジレンマ』を体験して改めて思ったことだ。勿論盛り上がりは十分だった。だけど、ソロ回しで満を持して煽られて晴一が出てくるという流れと、最後の最後でちょっぴり切ない気持ちになりながらも、全力を出し切って帰るという、いわば儀式的な空気をとても愛していたのだ。

中盤でやるにせよ、アレンジはいつも通りで良かったのではないかな?とも思う。あのベースが下がっていくアレンジが個人的に好みではなかった。思いもよらぬ自分の”ジレンマ愛”に気付かされることとなった。楽しいは楽しかったが!

 

 

デンデンデン!デンデンデデン!とモータウンサウンドのリズムが鳴り、一瞬「POISONだ!!(※カバー曲)」と思ってしまったが、全然違った。しかし、別の形で大興奮することとなる。

 

昭「みなさんの!今日という日は!何色ですか~~~!!」

 

M18 パレット

ぱ、パレット~~~~~~!?!実は、初日はこの曲だけなぜがベースの音がめちゃくちゃでかくて、イントロだと何の曲かわからず……。でも大好きなパレットが聴けて、私は単純に感動した。

やはり、このUNFADEDツアーにおいて、『色』というキーワードはとても重要なものになっていると感じる。ここまで実は、色が出てくる曲はかなりたくさんあったし、『色褪せない』という意味を感じさせるフレーズもあった。しかし、色褪せないだけでなく、これからも『色をつけていく』ことも、また大切なことなのだと伝えられている気がした。

ギターソロ前で、昭仁が毎回無理やりにでも「ハルイチィ!」と短く叫ぶのが好きだ。

 

M19 サウダージ

まさかのラテン3曲目!BEツアーでは、アルバムに収録されている『LiAR』のみ(しかも前半は『Montage』と入れ替え)だったため、大盤振る舞いに感じる。変化球なアレンジもなく、通常と同じ雰囲気の演奏だった。変わったことはしない、定番曲でありながら『色褪せない』、そんな魅力を存分に発揮していた。

最後の裏声のコーラスがまた美しい。昭仁は、ここ数年で完全にファルセットを武器にしている。色褪せないのは楽曲だけではなく、歌声もまた同じことだろう。

 

M20 ハネウマライダー

イントロが聴こえた瞬間、体が自動的にタオルを用意する。「あんなこと言っといて、やるんかーい!」と若干思った。まぁ、このツアーに初めて参加する人ももちろんいるため、前半のニッチな選曲とバランスを取るためだろうとも思える。しかし楽しいものは楽しいし、「他の誰かといや!!ここにいる君たちと!!!」を聴くと、ああライブに来たんだな、生きているな~と何回でも思える。ポルノグラフィティというBig machineに乗せてもらってここまでやってきて、こんなに豊かな顔を持つコンセプトのツアーに来ることが出来て、非常に嬉しい。このメタルブルーのマシンは、これからも私たちを飽きさせることのない場所へ連れて行ってくれるのだろう。

 

銀テープも発射されたところで、いよいよこの『UNFADED』も終わりを迎える。

昭「最後の曲になります。」

昭仁が息を切らしながらも、静かに話し始める。

昭「冷静になって周りを見渡してみると。僕らの周りには、時間と共に色褪せてしまうものばかりで。…だけど、色褪せてはいけないもの、忘れてはいけない記憶がたくさんあって。色褪せてはいけない記憶、その記憶を、大切にこの手の中に持って、これからも進んでいければいいなと思います。今日という日が、皆さんにとって色褪せないものになりますように。今日は本当にありがとう。」

 

私は正直、この公演を締めくくるにふさわしい曲が何なのか、想像もついていなかった。これまで何度も”色褪せない”というテーマを明確に掲げていて、それをしっかりと飾る曲はなんなのか。

イントロを聴いて、私は絶句することとなった。

 

 

M21 ∠RECEIVER

本当に、何がなんだかわからなかった。

そして、理解したと同時に、泣いていた。

この『∠RECEIVER』という曲は、”スマトラ沖地震”をモチーフにしているということが、作詞者の晴一の口から語られている。そして楽曲の発表後に起きた、2011年の東北大震災の後も、この曲には大きな意味のようなものが付加されていったと捉えられている。かくいう私自身も、北海道胆振東部地震を身を持って体験した身である。

”震災”という、逃れることはできない、大きく重すぎる現実。また、それに類するような、悲しく暗い出来事。それが日本であっても海外であっても、「リアル」から目を背けない、そうこれは、”リアル”、”現実”を歌った曲として存在していた。この瞬間までは。

 

しかし彼らは、『現実を見る』ためではなく『色褪せてはいけないもの』として、この曲を公演の象徴ともいえる位置に持ってきた。忘れない、思い出すという言葉は”過去”に対して使うもの。今この瞬間、1分1秒が、過去へと姿を変える。当時の出来事を、あえて『過去』とすることで、前に進む推進力にしようとしているのではないだろうか。私はそう感じた。この曲を、大洪水直後のしまなみロマンスポルノであえてやらなかったのは、結果的にこのツアーのためだったのではないだろうか。

 

また、『受信者になる』ということは、決してネガティブな、ただ足を止めて傍観するという怠慢な意味ではない。自ら真実を見つめ、誰かの呼び声を聴くことの大切さ。本当のことを見ないようにすることだって出来る。しかし、受信者でいることで、リアルをしっかりと受け止めること。それは、悲しみに覆われた当事者にはできないことだ。その悲しみをそっと拭い去ること、それが『受信者』にできることなのではないだろうか。

この曲の持つ意味が、新たに増えていく。ポルノグラフィティは、社会の位置づけで言えばどちらかというと『発信する側』であると思う。しかし、彼らが一人の人間として『受信者』でいてくれるからこそ、私たちはそれを受けとめることができる。

痛々しい現実が、いつか過去になるように。その過去を、色褪せないように各々の手の中に持って(この昭仁の独特の表現が好きだ)、私たちは進んでいくのだ。

 

圧巻のステージが終わり、メンバーが捌けていく。私は立つことすら出来なくなったほど泣いていた。必死でアンコールをする声が聞こえる。それが、終わりに近づく合図だとしても、誰も呼ぶことをやめない。

 

昭「アンコールありがとうございます!!みんながそうやって卑猥な3文字を連呼するけぇ、アンコールやるじゃろが!!今日は皆さんに、一足早いクリスマスプレゼントを届けたいと思いまーーーす!!!」

 

EN1 Hard Days,Holy Night

クリスマス前ではおなじみのこの曲。なんと、カウントダウン公演でもこれをやった時はさすがに驚いた。「世界一早いクリスマスソング」らしいが、物は言い様とはこのことである。てっきりやるならスロウ・ザ・コインくらいかと思っていたのだが。ちなみに私は『特別な日なのに』を男性がやっても全然良い派。

 

そして、全公演の中で印象に残っているアンコールと言えばもちろん、横浜公演1日目だ。

昭「アンコールやるよ!!……やるんだが。ここで、皆さんに、素晴らしいお知らせがございまーーす!!どーーーーん!!!」

東 京 ド ー ム L I V E 開 催 !!!!!!

この様子は公式動画に上げられているが、すさまじい悲鳴である。すさまじすぎて、自分らが発表したくせにたじろいでいる二人の様子が見られるのが面白い。

死ぬほど楽しみだ。勿論、当日まで死ぬわけにはいかない。

 

 

そして年明け以降のアンコール曲がこれである。

昭「今日は色んな曲をやってきたけど!こんな曲までやっちゃいまーーす!!これだー!!!」

 

EN1´ タネウマライダー

いやほんと、まさか(笑)。予想外とかそういう問題じゃなく、そこ!?(笑)という気持ちになった。カップリングかつ思いっきりなギャグ曲という選択に驚いていたのだが、その後のMCにより理由がなんとなく見えた気がする。

昭「こんな人でなしの歌詞を書いたのは、こいつだ~!!」

晴「……どうしてこんな曲を書いたのかというと…」

昭「ひどすぎるもんね!」(簡単に言うと、ひどい女たらしの主人公の曲である)

晴「仮にも俺達はロックなんだぞと…ロックならこれくらい書かんと、と当時の俺は思って…大人たちの眉をひそめさせるような…しかし。今、自分が眉をひそめているという…」

昭「あはは(笑)」

晴「黒歴史だ…!」

まさか、昭仁の『見つめている』と合わせて、黒歴史シリーズなのか…?!と思ったり。真相はわからないが。

 

昭「ここで!ポルノグラフィティ、メンバー紹介をしたいと思いまーす!」

今回から初参加の、皆川さんと須永さんは初日で一言挨拶をしていたのでここに書いておく。

皆川さん「この中で一番楽しもうと思ったんですけど、(客席の)皆さんには負けちゃいました!」

須永さん「緊張してたんですが、すっっっっっっごく楽しかったです!」

昭「『す』が長いね?!あっ『スナガ』だから?!急に振ったのにうまいこと言ってくれてありがとう!」

 

最後は、いつも通りポルノの二人。

昭「ギターの名前をでっかい声で呼んでやってくださーい!!オーンギター!!!」

客 \はるいち~~~~~~!!!!/

昭「オーーーンギター!!!」

客 \はるいち~~~~~~!!!!/

昭「ポルノグラフィティオンギター、新藤はーるいち~~~!!!」

晴「……こうして20年続けてこれなかったら、そりゃやらないで終わる曲もある。こんな曲(下を指さしながら)やらんで?!ふつう!!」

昭「やたら下を指さすね」

晴「曲順表。」

昭「曲順表か(笑)」

晴「でも、こうして続けてるから、今になってもできる曲があるって、なんかの時に思って…ライオンかな?ライオンは、アマチュアの時からある曲じゃけぇ、長いことやっとる。でもその、古いものが色褪せるからこそ、新しい発想が生まれたりする。そのことが、ありがたいことだと、思いながら、ライブをしました!」

 

ここに、晴一のMCの中で特に印象的だった大阪二日目の挨拶も書き加えておく。

晴「全然、全然宣伝ではないんだけど。全然宣伝じゃないよ?……本が出まして。『別冊俺』(※晴一単体の特集誌、『GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES 新藤晴一』こと)。それで、ずっとインタビューをされとったんじゃけど。やっぱり、大阪のことをよく思い出していて。昔は、大阪城公園で演奏してた時は、会場に向かう人…安室奈美恵だとかシャ乱Qだとか 、(それを観るために)その人たちが楽しそうに向かって行くのを観ながら、『いつかあそこに立つぞ』って思いながらやってて。ライオンとかジレンマもやったよね?」

昭「やっとったね。」

晴「今こうして、その曲を未だにライブで演奏できる、こういう光景が見たくてやってきたんだなと……思いながらやってました。」

私は彼らの地元公演(出身地の広島やアマチュアの活動拠点であった大阪)にほとんど行ったことがなく、こうして大阪での思い入れがMCとして聴けるのももちろん初めてだったので、新鮮な経験だった。また次も大阪公演は取りたい。開演前の客のテンションも非常に良かったように思う。

 

晴「最後に、ボーカルも呼んでやってくださ~い。ボーカルは~?」

客 \あきひと~~~~~~!!!!/

晴「ボーカルは~~~~」

客 \あきひと~~~~~~!!!!/

晴「ポルノグラフィティ、ボーカル、おかの~~あきひとく~~~ん!」

昭「ありがとうございますっ!!!!長いことやっとると、『長いことやってこれたのも、何か秘訣があるんでしょうか?お二人の絆ですか?』なんて聞かれることもあって。まぁ、無いわけではない…それもちょびっとはあるのかな?(笑)でもやっぱり、それだけじゃなく何よりも、周りで支えてくれるスタッフ、メンバー、そして皆さんがポルノグラフィティを求めてくれるから、ポルノのライブが観たい、新曲が聴きたいって言い続けてくれたからこそ、ここまでやってこれました。本当にありがとうございます!!」

「さあ!!!今日の主役は、盛り上げてくれた皆さんです。みなさん、自分自身に、拍手しましょう!!最後に、皆さんでアホになるんですが、そのためには、思いっきり、歌って、踊って、泣いて、笑いましょう!!!じゃあ、晴一よろしく!!」

 

EN2 ライラ

ワンツースリー、という晴一のカウントにより始まったこの曲。晴一による盛大なネタバレ(予習用)ツイートにより、やることがわかっていたが最後まで演奏されなかったため、締めはこれか!と客の準備もできていた。

しかし……ロシア語のコーラス難しくね?!と誰しもが思っていたと思う。大阪2日目からはロシア語のテロップがついたため大いに叫ぶことができたと思うが、それまではけっこうどうしたらいいかわからない感じになってしまったのがもったいない。

そして……この曲の楽しみでもあり、面白ポイントでもあり、会場全体が満を持して待っていた……

 

昭「夢があるとしたら……!!!!!」

 

昭仁の語りパートである。さてどう来るのかと思いきや、

 

昭「さわやかのハンバーグをおなかいっぱい食べるとか!!!!!静岡のうなぎをこれまたおなかいっぱい食べるとか!!!」

アレンジするにしてもまさかの「おなかいっぱいシリーズ」であった。

この部分は各地で日替わり要素として楽しまれていくのだった。

また、今回のサポートメンバーソロ回しは、アドリブではなくとある曲のワンフレーズだったりその地にゆかりのあるCMソングだったり様々だった。

横浜で横浜リリーを弾いてくれたtasukuさん、一生サポートお願いしたいです。

曲のテンポが終盤に向けてどんどん上がり、最後には「ライララライララライララライライライライライ」すら言えなくなるほど速くなり、最高潮に盛り上がった所で長いアウトロがかき鳴らされる。

 

昭「あんたらは!!!最高じゃ!!!!ほんまに最高じゃ!!!!胸張っていけ!!!!自信持っていけ!!!!」

 

昭仁からお決まりのこの言葉を貰うと、ああ、また生きて、二人に会いに来よう、そう思えるのだ。

 

曲が終わり、サポートメンバーが捌ける。

2人がゆっくりと、ステージの端から端まで手を振り歩く。公演の、本当の終わりが近づいていた。

歓声を、感謝を叫ぶ客席を制して、マイクを通さずまず晴一が叫ぶ。(※初日バージョン)

 

晴「今日皆さんのおかげで初日を迎えられて、よかったでーーす!!」

盛り上がる客席を再び制し、昭仁が叫ぶ。

昭「最高のツアーになるように、がんばってきまーーーす!!!!!今日は、ありがとーーーーー!!!!」

 

こうして、UNFADED初日は幕を閉じた。

色々な想いを書いてしまい、話が飛び飛びになってしまったが、私がこのツアーで感じたことは、一通り書ききったつもりである。

またMCなどを追記するかもしれないが、一旦ここで終了させていただく。

こんなに長い記事を、ここまで読んでくださりありがとうございました。

令和になっても、ポルノグラフィティを愛し続けていきたいです。平成が終わる10分前より。

 

<セットリスト>

M1  オレ、天使

M2  A New Day

M3  幸せについて本気出して考えてみた

M4  東京ランドスケープ

M5  ジョバイロ

M6  ヴィンテージ(⇔Swing)

M7  前夜

M8  ビタースイート

M9  ライオン(⇔DON'T CALL ME CARZY)

M10 Zombies are standing out

M11 夕陽と星空と僕

M12 Didgedilli

M13 カメレオン・レンズ

M14 海月

M15 フラワー

M16 オー!リバル

M17 ジレンマ

M18 サウダージ

M19 パレット

M20 ハネウマライダー

M21 ∠RECEIVER

EN1 Hard Days,Holy Night(⇔タネウマライダー)

EN2 ライラ

 

 

 

☆最後に

私がファンとして感じたことを書き残しておきたいと思う。

 

今回の『UNFADEDツアー』は、全楽曲が対象ということで、今までのコアなファンからすると、夢のようなツアーコンセプトだったと思う。

しかし蓋を開けてみると、意外にも、人気の高いことがわかっている曲だったり、ベスト盤にも収録されている曲が多かったりして、「置きにいったな」という評価がされているように思う。(それでもツアーで『Swing』や、新曲である『前夜』『海月』などを漏らさずやったのは中々にチャレンジングではあると思うが)

しかし、その選曲のバランスのおかげで、初めてポルノのライブに来る人にもかなり満足度の高いツアーになったのではないかと思っている。

ポルノグラフィティは、純粋に考えても知名度が高い。だがそれがネックであり、「今さら聞き始めるなんてなぁ」と思われがちである。少なくとも私はそう感じる。

しかし、このツアーにより、新たな一面を発見できた人も多いのではないだろうか。私は、自分が大好きなものだからこそ、より多くの人に魅力を知ってほしい。だからこそ、たくさんの人を誘いたいし、実際に誘った。その反応を見ていると、このツアーで「ポルノのライブって楽しいし、すごい!」と思ってもらえた可能性はかなり高いと言える。

 

では、究極に楽しみにしていたコアなファンにとってはどうか?楽しめたのか?

答えはもちろん、YESである。

前回のBEツアーにおいて、私は彼らから尋常ならざる決意を感じた。その感覚が合っていたかどうかは、彼らの口から『よりチャレンジングなものにした』とはっきり語られたことで、概ね間違っていないことがわかった。それは、1曲1曲の距離の取り方だったり、昭仁の弾き語りコーナーや晴一の独壇場を作ることなどから感じていたものだ。

それが、このツアーでは、正当に進化しているように感じられたのだ。

マンネリではなく、常に新しい挑戦と、進化を続ける。それは昨年発表された楽曲、『カメレオン・レンズ』『ブレス』『Zombies are standing out』『フラワー』という、バラエティに富んだ並びからも充分伝わってくる。

そして、惜しくも1日のみとなってしまったしまなみロマンスポルノ。その悔しさを、このツアーにぶつけたと言っても過言ではないくらい、メッセージ性にあふれたツアーだったといえる。

何度も書いてきたが、このツアーは”色褪せない”ということを掲げている。

それは、楽曲だけでなく、彼ら自身のことでもあるだろう。

そしてそれは、私たちからポルノグラフィティ、そして、ポルノグラフィティから私たちファンへ送られる愛』のことでもあるように感じたのだ。

それは各曲の感想部分でも述べているとおり、勝手に私が感じているようなものかもしれない。だけど、私には今回の曲のセレクトが適当だとも思えないし、どこか意図的なものを感じるのだ。

単純に「ありがとう」と伝えたいだけなら、ファン感謝祭などのイベントを銘打って開けばよい。しかし、このツアーは恐らく『コアなファンであればあるほど、考察せずにはいられない』作りになっている、そう思わないだろうか。

なぜ今「幸せについて本気出して考える」のか。

色褪せたギターで愛の歌を捧げるのか。

「薄れてゆく だけど消えない記憶」とはなんなのか。

 

私たちが「歩き疲れたら帰る」場所とはどこなのか。

 

このツアーは、ポルノグラフィティからの「愛のメッセージ」である。

私はそう感じていたい。そう信じていたい。

このツアーが、自分の中で最終日を迎える時……横浜2日目であるが、なぜか妙に寂しくて、泣きまくってしまったのを覚えている。

それは、たくさんの愛を受け取ったから、余計に、しばらく会えなくなるのが寂しくなってしまったのではないか……そんな気がしている。離れるのが怖くて。いつものように「お疲れ様!楽しかったよ!」だけじゃ終われない気がして。自分の中で、ポルノグラフィティがこんなにも愛しく、かけがえのない時間を与えてくれていることに、改めて気づいてしまった。その時間は、もう二度と戻らない、「記憶」となって自分の中に残るのみだ。

私はこれからも、ポルノグラフィティと共に過ごせる時間を、今まで以上に大切なものとして扱って生きたいと思う。

 

こんなところまで読んで下さり本当にありがとうございました。

 

 

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ikaika1015.hatenablog.com

 

【ライブレポ】ポルノグラフィティ16thライブサーキット『UNFADED』の追憶【前半】

ひとつの時代が終わろうとしている現在、いかがお過ごしだろうか。

今更ながら、2018年12月からスタートした「UNFADED」ツアーのライブレポートを書き残しておきたいと思う。

参加公演が複数にわたり、しかも日が空いている。なので、初日の感想をベースとして、その中でも印象的だった場面なども盛り込むスタイルを取ることにしたので、このようなタイトルにしてみた。

 

<参加公演>

2018.12.15 静岡エコパアリーナ(初日)

2018.12.22 北海きたえーる

2018.12.30 大阪城ホール

2018.12.31 大阪城ホール(カウントダウン)

2019.3.8  横浜アリーナ(『神vs神』発表)

2019.3.9  横浜アリーナWOWOW収録公演)

以上の公演の内容を織り交ぜて書いていきたいと思う。

☆ツアーコンセプト

今回のツアーは、「ポルノの全楽曲がサブスクリプションサービスに参入したことを受けて、アルバム、カップリングなどの全楽曲がセットリスト入り対象のツアーになる」ことが明言された。「全部の曲がベンチ入りしてて、イメチェンして出てくるかも」「あいつ誰?!って言われないようにしっかりサブスクで予習しておいてね」とまで言われる始末であった。

私はこの時点で死にかけだったのだが、タイトルが「UNFADED(色褪せない)」と発表されさらに頭を抱えた。全200数曲の中から、一体どの曲がセットリストに選ばれるのか、その中に自分が愛してやまない曲は何曲あるのか、天国のような地獄のようなヤバいツアーが始まってしまうのである。更に、晴一が自身のラジオにて「ハネウマをやるかなんよね~。あとジレンマ!」と発したことにより、ファンの間では様々な予測が立てられた。今までやった曲の回数や未だ演奏されていない曲のあぶり出しなど、ほぼ研究とも言えるような予行演習がなされていた。そのくらい、期待値がはるかに高まっていたツアーだといえよう。

前置きはこの程度にして、ツアーの内容に触れていきたいと思う。

 

☆客いじり・開演前BGM

私はしばらく大きい箱のライブに行っていなかったので(もしくはこの時間に席についていなかったことがあったため)、開演前にこのような儀式が行われることをすっかり失念していた。今回一人で参加する機会が多かったので、見ているだけでいいやと思えたのだが、今回のツアーから初めて参加してくれた方には概ね好評のようだった。

今回は、開演前のステージに映像はなく、大きく「UNFADED」と映し出されている。ループが長めの、ピコピコした感じのBGMが終始流れていて、会場のテンションを煽る。今回の作曲は誰だろうか?ライトはピンク系の暗い色で、怪しげな雰囲気を醸している。

時間がやってきて、客電が落ちる。あの瞬間の高揚感は、何にも代えがたい。

始まりの時を告げたのは、なんと……オペラだった。

 

☆OP演出

美しい女性ボーカル……ソプラノだろうか……歌詞は無い。その声に耳を傾けていると、

「ジャン!!!」とかなりの音量で(みんなびっくりするほど)ギターの和音が奏でられる。

オペラと共にやってくるロックの予感。今までにない独特の演出だ。

ジャン!!ジャジャン!!!

 

アーアーアーア~~~アアア~~……

 

ジャン!!!ジャジャジャン!!!!!

 

アーアーアーア~~ア~~ア~~~……

 

ジャンジャンジャンデケデケデケデンデンデン

アーアーアーアーアーア~~~~~~~~~!!!!!

 

 

ボン!!!!!!!!!!!!!

 

空砲と共に、火花が散りステージを覆っていたレースカーテンのような幕が落ちる。

逆光で現れたのは、見覚えのあるシルエット。

 

やっと会えた。

 

鳴り止まない歓声。その中で、静かに佇む二人。やがて、右側のシルエットが、少しだけ肩を動かした瞬間に、このライブは幕を開けた。

 

デーデレーデーデーデーレーデーデーデレーデー……

 

およそ250曲あまりの曲の中から選ばれた記念すべき1曲目がこれだ。

しかし、あまり聞き覚えがないイントロのようだが……

イントロと共に、低いデスボイスのようなナレーションが何か話しているが、興奮のせいかよく聞こえない。わけもわからず手拍子をしていると、真ん中のシルエットが息を吸い込み、歌い始めた。

 

「Search Out! 愚か者がはびこるこの街」

 

M1 オレ、天使

正直に、この曲だと即座にわかった人がいたら教えてほしい。「ウソだろ?!」というのが素直な感想である。ウソだろ?!というのは、始まるまで全く『オレ、天使』だということに気付けなかったのである。初日の高揚感で頭がおかしくなっていたせいかとも思ったが、理由がなんとなくわかった。音源で使用されている電子音の部分を、ギターで弾いていたことに気付いたのだ。これは、前回のBEツアーにおける『月飼い』と全く同じ方法で嵌められたことになる。やられた。

非常に男らしい良アレンジで、特に「Nusty!地球の上飛ぶのって嫌なんだ」の部分のキメが痺れた。昭仁の「叩き……つぶ~~~~す!!!」や「ないんだよねぇ!!世の中!!!」とほぼ攻撃的とも言える歌い方に、ああ、ライブに来たんだな~と早くも実感する。私が「ポルノのライブは、CD音源以上」と言い続けている由縁がここにある。

 

余談だが、私は、緊張するとライブ前なのにおなかが痛くなったような錯覚に毎回陥ってしまう。先に言っておくと、このツアーは「終始おなかが痛かった」ツアーである。1曲目が終わっても2曲目、3曲目と、何が来るか全く想像ができないからである。ほぼイントロクイズ状態だ。しかし、それを欺くかの様に「わからなかったでしょ?」と言いたげなアレンジだ。考えるだけ無意味、もうあちらのペースなのであった。

 

最後のアウトロ部分では、イントロとは違い本来の「あーあ、これだけ俺が親切に正しい道に……」の語りが流れてくる。この語りの最後は、「かくも……儚き、かな。人生。」という締めで終わるのだが……

 

昭「Today is......UNFADED」

 

『今日という日は、色褪せない。』

こう宣言したのだった。

 

 

M2 A New Day

待ち構える2曲目、緊張しつつ聴こえてきたのは「テレレレン……」というリバーブのかかったギター。その時点で瞬時に湧き上がる観客。終始、この「イントロドン状態」が続くため、この初日は正直かなり異様だった。このツアーに、とてつもない想いをかけて臨んだ人がいかに多かったかがわかる。

2曲目からして、まさかのベスト盤にしか収録されていないこの曲のチョイス。「みんなわかっとるよな?!行くぞ!!」と煽られ、「言うなーーー!!!」のコーラス。やはり、前回のBEツアーより、ステージと客との心の触れ合いが早く訪れたように感じた。この掛け声を「わかってるよね?」と煽るのは、初めて来た人にとって大丈夫なのだろうか?と若干不安になったが、手始めにファンの信頼性を評価してくれているのだろうなとも思った。

 

M3 幸せについて本気出して考えてみた

シャン!シャン!デデデデデレレレ……

このわずか3秒ほどの間ですぐに裏打ちで拳を突き上げられる自分と周りが怖いほどであった。しかし段々、この状況を心から楽しんでいる自分がいた。何が来るかわからない。でも、何が来ても楽しめる。この気持ちは、今までの自分とポルノの歴史の現れでもある。

今回、なぜこの曲をチョイスしたのかしばらく考えてみたことがあった。このシングルが発売されたのは、2002年。発売から長い時間を重ね、年齢を重ね、今あえてこの『色褪せない』というコンセプトを掲げたツアーでやる意味とはなんなのか。

私は、歌詞に出てくる”幸せの種”、これが意味するところが”ライブ”なのではないか、もしそうだったら良いな~くらいの考えに辿り着いた。

 

「幸せについて本気出して考えてみたら いつでも同じ所に行きつくのさ 君も幸せについて考えてみてよ 僕の姿は浮かんでる? いつまでも消えないように

 

この”君”が私たちで、”僕”が彼らだったなら。「ポルノの姿を、いつまでも消えないように浮かべてほしい」というメッセージだったなら。

ポルノのライブに来ることが、「幸せ」だと私たちはすぐに答えられるだろう。

もしその逆、彼らも「幸せ」に思えることが、ライブの空間であったなら。

そうだったら嬉しいな、くらいの認識ではあるし、私の勝手な妄想に過ぎない。しかし、UNFADEDツアーにおけるこの曲はやはり「いつまでも消えない」のものになったのも確かである。

 

……この辺で気づいたのだが、モニターに映し出された晴一が、なんとガムを噛んでいた。

今までそんな所見たことがなかったのに、急にテンプレロッカーのようなことをし出したのが謎だったが、そのうちやらなくなっていた。なんか……そういう時期だったんだろうか。

 

-MC-

申し訳ないことに、初日のMCをほとんど忘れてしまった。お決まりの挨拶に、初日が大事だからこのまま突っ走りたいと思います!!といった内容だったように思う。どこの公演も、最初のMCにしては短めな印象だった。メンバー紹介もここで。新たなサポートメンバーとして、キーボードの皆川亮さん(通称ミナチンさん)、ベースの須永和広さんを今回は迎えている。皆川さんは、2018年のアミューズフェスの時に参加されていたが、須永さんは完全な新顔である。

ここでは、よく覚えている大阪2日目、カウントダウン公演のものを記しておく。(他会場のものも、どこかにまとめて記事として残しておくつもり)

昭「大阪の皆さん元気ですか!!」

客 \イエ~~~~イ!!!/

昭「元気ですか!!!」

客 \イエ~~~~イ!!!!/

昭「元気ですか!!!!」

客 \イエ~~~~イ!!!!!!/

昭「わしらが~~~~~~~ポルノグラフィティじゃ!!!」

「昨日もね、大阪の皆さんに最高に盛り上げて頂いて。今日の皆さんもこんなに来て下さって、やっぱ大阪の皆さん最高です!!」

晴「大晦日ですよ。……控えめな日本人が、唯一盛り上がっていい日が3日あるんよ。それはいつかというと、盆と暮れと正月なんよ(指を折りながら)。暮れと正月がいっぺんに来たぞ~~!!」

客 \イエ~~~~イ!!!/

晴「今日盛り上がらないとね、君たちはずっと1年大人しく過ごすことになるよ。盛り上がらんでどうする!というね。浮かれ気分でいこう。おとそ気分でいこう。……おとそ気分はちょっと違う?」

昭「おとそ気分……ししまい?(突然)……違うか。ししおどし!ししおどしってなんだっけ。コーン!ってやつか!全然ちゃうわ!とにかく!!!今日は皆さん思いっきり盛り上がりましょう!!」

 

M4 東京ランドスケープ

次はなんだなんだと待ちわびているところに、正直なところ、初日は「なるほど……?」という気持ちが大きかった。というのも、「これ最近聴いたな?」と錯覚してしまったせいもあるが、なんと最後に聴いたのは「ロイヤル ストレート フラッシュ」、10年前だった。冷静になると、感覚がもうバグっているのである。また、このツアーにかける期待のようなものが、膨れに膨れて、「自分の」聴いたことのない曲がたくさん聴けたらなあと勝手な思いを寄せてしまっていたというのもある。

この曲が印象的なのは、ラストシーン、「そう東京(ここ)に来て ずいぶん時は経った 思ったよりやれてる?褒めてあげよう」の部分で、昭仁のボーカルと晴一のギターの音だけになり、更に2人だけにスポットライトが当たる。そして極めつけは、大阪2日目で昭仁がやった歌詞改変だ。

 

「そうここを出て ずいぶん時は経った」

 

こう歌ったのである。

昭仁がこういったことをするのは、非常に珍しい。……もしかしたら、奇跡の歌詞間違い、だったのかもしれない。

しかし、東京ランドスケープは、最初の「ここは東京」を、そのライブが開催される土地に変えて歌ってくれることは多い。もちろん当日は、「ここは大阪」になっていた。それにより、最後の「ここ」「大阪」になるよう繋がったのである。これは偶然にしても凄まじい意味を持つことにならないだろうか。

第2の故郷とも呼べる大阪を出発し、今や全国を飛び回る2人。これは、19年間走り続けてきた二人の、ささやかな意思表示なのではないだろうか。私はそう感じている。

 

 

ランドスケープが静かに終わった後、キーボードの皆川さんがドラマチックなピアノを奏でる。スクリーンには、リアルタイムの映像にモノクロのエフェクトをかけた映像が映し出されている。ワンフレーズたっぷり弾き終えたあと、ドラムの4カウントに合わせて始まったのはこの曲だ。

 

M5 ジョバイロ

実はポルノのラテンロック系の曲の中でも、あまり日の目を見ないのがジョバイロである。そのせいもあって、せっかくならこのツアーで掘り起こしてくれてもいいのにな~と思っていたので、非常に嬉しかった。昭仁がアコギ持ちで、晴一が初日だけエレキだったような気がする。

映像は、リアルタイムエフェクトと呼ばれるもので、モノクロになったリアルのカメラ映像が終始流れていてカッコ良かった。真ん中のスクリーンには、ギターの手元のアップと、歩き続ける男性の足元だけが映された映像も流れている。

私は、ライブでよくやっていたギターソロのタンゴアレンジが好きなのだが、今回はほぼCDに忠実な演奏でかなりレアなものが聴けたのではないかと思う。

 

-MC-

ここで、今回のツアーコンセプトの説明。(※初日のものです)

昭「今回のツアーは”UNFADED”ということで…言いにくいんじゃこれが!(笑)どういった意味が込められているんですか?晴一さん!」

晴「”UNFADED”。”FADE"、っていうのは、フェードインとかのフェード。まぁ、色褪せるとかそういう意味なんじゃけど。今回、サブス…サブスクリプション…これもまた言いにくいんじゃが…(笑)わしらの曲が全部入ることになって。昔は、音楽を聴くとなると、カセットだったりCDだったり、わしが初めて買ったのはレコードじゃった。キョンキョン小泉今日子)の『木枯らしに抱かれて』が入ってるやつ」

昭「いいねー!!キョンキョン!!わしはその前の『夜明けのMEW』のカセットじゃったわ。ベッドの(天井の)ところにポスター貼ったりしてね、『キョンキョーン!』って…小3くらいの時に」

晴「まぁわしは中森明菜ちゃん派じゃったけぇ。…いいんだよそういう話は!!(笑)……まぁ、音楽を買う時ってやっぱりCDだと、シングルがでかい顔をしとるわけ。アゲハ蝶とか、ミュージック・アワーとか、シングルがやっぱりこう偉いみたいなのがあって。でもサブスクリプションは、アルバムもカップリングもみーんな同じ場所にある。

そういうサービスがあって、セットリストに全部入れて自由にやってみようと思って……20年間やってきた中で色んな曲を出してきて、今と昔を比べるような、『色褪せてる?』みたいな問いかけるタイトルにしたかった。『色褪せてる?』って聞いて、『色褪せてないよ!』って返してくれるような。でも、そしたら、タイトルに”ハテナ”がついちゃう。『FADED?』だとカッコつかんけぇね、だから、思い切って『UNFADED』と言い切る形にしました。」

昭「そんな理由もあってね、この初日を、皆さんの色で、今日という色で染めてください!」

晴「お、いいねそのMC」

昭「そう?(笑)これは絶対言おうと思っとった……っていいんだよそういうのは!(笑)え~~こっからは、今まであまりライブでやってこなかった曲、まだライブで演奏したことのない曲なんかも(ひゃ~~~!と湧き上がる客席)やっていきたいと思いますので、ついてきてください!」

そんなMCをするからには、何が来るのかと思っていたが……

 

カカン!カカン!テテテテトトン……

 

 

M6 ヴィンテージ

今でもハッキリ覚えている、この曲のイントロが鳴った瞬間の歓声と、口を塞がれて指を何本か折られたみたいな呻き声を挙げてしまった自分を。

この曲によって、客のこのツアーに対する期待値がグングン上がったように思える。ヴィンテージが入っているアルバム『WORLDILLIA』は、このアルバムを主軸としたツアーが行われていなかったため、収録曲がライブで演奏された回数が極端に少ない。ヴィンテージは、『BEST RED'S』にも入っていて、このサイケなイントロと哀愁のあるメロディ、捻くれているようでストレートな昭仁の歌詞が独特の雰囲気を持っていて、非常に良い。

 

「あの赤いワインのような濃密な時間を重ねて 僕らの愛がヴィンテージになる」

「色褪せたこのギターを持ってあなたに愛の歌捧げよう 僕らの愛よヴィンテージになれ」

 

この歌詞は、正に”UNFADED”ツアーを体現しているものではないだろうか。”物質”は、時がたてば劣化してしまう。しかし、時間を重ねることで「ワイン」や「ギター」のように、質や色、価値が変化して、最上級になっていく物もあるだろう。色褪せたギター、それは愛を歌い続けることになんの影響もなくて、この20年間、ポルノとファンの間に築かれた「愛」は最早ヴィンテージ物である。そんなメッセージが込められているように感じられる。

「あなたにとって僕が大切なままであり続けていく

今までもこれからも、それは私にとって変わることはないだろう。

 

M6´ Swing

このツアーでは、日替わり曲が存在した(数字に「´」で書くこととする)。『ヴィンテージ』と代わって演奏されたのが、この『Swing』である。これもまた、『ヴォイス』のカップリング曲という相当ニッチな位置づけで、客のざわめきが聴こえた。私が今回初めて聴いたのが、大阪2日目だった。私にとって『Swing』は、ちょっとした特別な思い入れがある。それは、初めてポルノグラフィティのライブを観に行った「RE・BODY」ツアーにおいて演奏された曲であるということだ。私は目の前に、あの日のZepp Sapporoが広がっているような気持ちになった。

「慌ただしく過ぎ去ってゆく日常の中で 薄れてゆく だけど消えない記憶なのさ」

このフレーズを想うたび、今までのライブの記憶もそういうものだなぁと実感する。鮮明に思い出せること、思い出せなくなったこともあるけれど、絶対に消えることはない、UNFADEDツアーもきっとそうなるだろうし、皆にとってそうでしょ?と問いかけられているようにも感じた。

 

M7 前夜

期待値が上がっているところに、『カメレオン・レンズ』のカップリングでもあるこの新曲。しまなみロマンスポルノでやるのかな?と思っていたがやらなかったため、聴けて嬉しかった。注目すべきは、バックスクリーンにポルノの2人の姿だけがセピア色で映し出されていたということだ。この曲は、”旅立ち”の前夜の心情が描かれたものであるが、一人称視点のようでいて実は個人的に引っかかっている歌詞がある。それは、

「励ます声が聞こえてきた 栄光の前夜」

なぜこの主人公は、「栄光」が訪れることを知っているかのような口ぶりなのだろうか?もしかすると、この「前夜」とは<1999年9月7日>にも当てはまるのではないだろうか?インタビューでは「春なのでこういう歌詞にした」と明言されているが、私は勝手にそのようなストーリーをつけてみたりしている。

そして圧巻の歌声であるが、CDでもすさまじかった「冷たいベッドへ重い身体 lay down」の部分、更にライブでは「神様願い叶えてくれ a piece of me」、ここが本当に、喉がぶっ壊れてしまうのではないかと思えるほどの咆哮になっていて度肝を抜いた。岡野昭仁という人は、どこまで進化していくのだろう。そして、そのフレーズをたっぷり伸ばした後にブルースハープに移るというアレンジもまた良い。間髪入れずに、晴一による”泣き”のギターソロ。カップリングとは思えない魅せ方だった。

 

M8 ビタースイート

静寂の後、このなんとも言い難い”ジョワジョワ…”みたいなイントロが流れた瞬間、また心がざわついた。うおお!と短く叫ぶ男性の声も聞こえた。確かに男性人気が高い曲である印象もある。

第一印象は、「渋いな!」だった。このハードで暗いナンバーを序盤でぶつけてきたのもそうだし、ものすごく盛り上がる曲調でもないし。しかもキー下げ。それでもCメロのハイトーンはさすがの貫録だった。この曲は、「蒼、紫、白、黒」と実はかなりたくさんの”色”が出てくる曲でもあるが、それが選曲にも関係しているのだろうか?

ビタースイートでは、たくさんの『可動式スポットライト』のような(正式名称が分かる方がいたら教えてほしいです)物が動き回り、ステージや客席を縦横無尽に、時に隊列のように真っ直ぐに照らしているのが、カッコ良くもあり不気味でもあった。

 

M9 ライオン

タタタタン!タン!というタムの入りでもう頭が理解する。ここに来て更に初期の名作とは。しかしビタースイートでキー下げしたのにこれはいいのか?!と思うほどのハイトーンの連続にビビる。FCUW5で聴いたのが最後だが、この時より更にパワーと伸びが増していた。昭仁がステージの上を歩き回り、気だるげな表情をしながらジャケットの裾を弄ぶような仕草をしていたのが、最高にクールだった。

 

そして、別の日では、この曲も日替わりであることを知る。初日のあとが札幌会場で、ビタースイートのあとに持ち変えるはずのギターを、晴一が持ち替えないことに気付いてしまったのだ(しかもハードロック用?のフライングV)。あれ?あれ?と思っているうちに、耳をつんざくあのイントロが始まった。

 

M9´ DON'T CALL ME CRAZY

叫んだかどうか覚えていないが、頭が真っ白になって震えたことは覚えている。ポルノの魅力には、ロックの中に”ポップさ”も兼ね備えていることも含まれるが、それをこれでもか!とかなぐり捨て、ハードでコアなサウンドでタコ殴りにしてくる顔を持っていることを私たちは知っている。そして私はそれが大好きだ。もう無理!!ってくらいボコボコにされてしまう。晴一の暴れるような速弾きを終始見られるのもこの曲のいいところだ。そして昭仁のロングハイトーン、「不穏に響くは…」からの不気味な雰囲気に身を委ね、曲と一体化する二人の姿に心臓を撃ち抜かれてしまいそうだった。

そして、「ピストルズを」で頭に指を突き立てる昭仁を見て、無事撃ち抜かれた。

 

曲が終わると空気が一転し、今度はOPとはまた違う男性テノール歌手のような声が響く。こちらもまた、オペラのような雰囲気を持ち、伴奏がないアカペラだ。歌詞はあるようだが、恐らくイタリア語?のような言葉で、どこかの作品からの出典があるかもしれないが私にはわからずにいる。

段々とエコーがかかり、そして同じフレーズを壊れたレコードのように繰り返し、歪んでいく。フェードアウトして始まったのは……

 

M10 Zombies are standing out

「ゾァーン………」という独特のイントロを聴いた瞬間、会場が「ウワアアアア!!!!」という割れるような歓声に包まれ、いかにこの曲が待ち望まれていたかがわかった。本当に、ポルノは一気に心を持っていくような演出がうまい。もう灰になってもいいと思った。

「光がその躰を焼き 灰になって いつか神の祝福を受けられるように」の部分では、昭仁の周りが緑色のライトで照らされたスモークで覆われ、昭仁だけが赤く血のようなライトで染め上げられ、後ろからはまるで後光のように白い光の筋が回転しながら伸びている。神々しくも禍々しく、そして幻想的な光景に息をのんだ。一度、スタンドのステージ正面で観ていたのだが、あの瞬間だけは、その席で良かったと思った。

まるで神のような昭仁のあとに、もう一人の神である晴一がギターをかき鳴らす。水をくれと叫びたいのはこっちの方である。

 

激しい曲が終わり、どこからかなぜか小鳥の鳴き声が聞こえてくる。

おや、この流れはもしや……と思っていると、やはり、ステージには、アコースティックギターを持った昭仁がたった一人、椅子に座り客席を眺めていた。

 

後半へ続く。

 

 

 

 

 

 

逆転裁判123 成歩堂セレクション(switch版)感想

この度、ひょんなことから逆転裁判シリーズに手を出す運びとなった。

今更このビッグタイトルになぜ手を出す気になったのか、簡潔に言えば、人のプレイ動画を見て、自分でもやりたくなったのである。

逆転裁判と言えばかなりの有名タイトルであり、その人気は高くシリーズを重ねなお根強いファンがついている推理アドベンチャーだ。昨年アニメ化もされており、新規ファンも増えたことが予想される。

自分でプレイするにあたり購入したのが、名作と名高い初期3部作を一つにまとめた「逆転裁判123 成歩堂セレクション」である。

逆転裁判123 成歩堂セレクション -Switch

 

まず、始める前の私の逆転裁判の知識はどのようなものだったのか。

 

・頭がトゲトゲの「なるほどう」というフザけた名前の主人公が『異議あり!』と声高らかに叫ぶ。タイトルからして裁判で勝つために色々やるゲームなのだろうか。

・「剣持」という人気キャラがいる(やるまで「御剣」のことをずっと「剣持」だと思っていた)。

・着物を着た女の子がオウムに話しかけているシーンを知っている。

 

この最後の項目が問題で、私は「ゲームの有名なドッキリシーン」として「DL6号事件」のことを知っていたのである。ただ、事件の概要などは全く知らず、このシーンだけが頭の片隅にあるだけだった。

しかし、いつかこんな日が来るかもしれないと、真相を調べるには至らずにいたのだ。こういうゲームのネタバレは致命的なものとなるので、今となってはその判断は正しかったと言える。

 

では、実際にプレイしてみてどう感じたのか。

ハッキリ言えることがある。

 

「こんなに面白いゲームを、なぜ今までやらなかったのか。」

これに尽きる。

 

ここからは、1作ごとに分けて感想を述べていきたい。本筋のネタバレなしです。

 

逆転裁判 蘇る逆転>

逆転裁判 蘇る逆転

元々発売された第1作「逆転裁判」に、追加シナリオの5話目を加えたもの。本来は、続編を作る予定がなく、この作品で完結するはずが、人気が出たことでシリーズ化されたという背景があるとのこと。

 

まず思ったのが、「なんだこの裁判。」である。

 

上げ足取りのような尋問、ろくに警察が調べもしない証拠品、ガバガバの証言、木槌をやたらめったらガンガン鳴らす裁判長、舞い散る紙吹雪……。ふむう。

そして2話以降からは、弁護士が探偵の真似事のようなことをし、特に拘束もされていない目撃者に聞き込みを行う。

 

しかし、進めていくうちに気付き始める。これは、そもそも「法廷シミュレーション」ではなく、公式曰く「法廷バトルアドベンチャーなのである。

圧倒的に不利な状況からいかにしてムジュンを探し相手に叩きつけ(机もバンバン叩き)、勝利するか。要はハッタリ上等、言い負かし合戦なのである。

そこから真実を見つけ出し、弁護士と検事が互いに策を練りビシビシと主張(と指)を突き付け合う。それが法廷バトルなのである。まずはその感覚に慣れることが必要だった。

 

世界観に慣れてくると、かなり特徴的なテキスト、個性豊かすぎるキャラクターにも愛着が湧いてくるようになる。

 

特に、主人公の成歩堂龍一、彼は主人公にありがちな熱血溌剌タイプではないのが意外だった。彼の信念たる想いや目標があることは、ストーリーを進める上でわかりやすい。しかし、少し達観したようなドライさもあり、たまに辛辣で、ピンチになれば苦笑いをし、脂汗をかいて焦る姿に、非常に人間らしさを感じて好感が持てる。そして最後には不適に笑い、気持ちよく勝利する。正直かなりカッコいいキャラ性だと思う。

 

他にも、可愛い真宵ちゃん、頼れる千尋さん、存外憎めない存在となった御剣などのメインキャラ、サイバンカンやオバチャンなどのサブキャラクターもとにかく濃い。

かといって、描写や台詞がしつこすぎるわけでもない。それは、このゲームのディレクターを務めた巧舟氏による、小気味よいテキストのおかげである。

 

台詞だけでなく、探索パートのフレーバーテキストまでかなり凝っている。あらゆるものを「調べる」して小ネタを探して、全ての会話を拾いたくなる気持ちにさせるのが非常に上手いと感じた。

 

それだけでなく、推理ゲームの本質、醍醐味とも言えるシナリオがまた面白い。

最初こそ、なんだこれは?子ども向け?になったが、話のボリュームもトリックも本格的になる3話「逆転のトノサマン」からは次の展開が気になって仕方がなかった。

 

そして、来たる4話「逆転、そしてサヨナラ」では、次々と明かされる登場人物の関係性、後々まで禍根を残すこととなる『DL6号事件』の全貌。

今まで積み上げたものが複雑に絡み合い、謎が収束していく様は見事としか言いようがない。正直、エンディングの1枚絵を見た時は涙が出てしまった。

 

そして、個人的な注目ポイント、BGMや効果音の使い方がうまい。

私はゲームBGMが大好きなので、気に入ったゲームのサウンドトラックはかなり買っている方だ。逆転裁判は、曲そのものの良さもあるが、盛り上がる場面や印象的なシーンでしっかりと曲が活きていると思う。

法廷パートでの『異議あり!』や『追及』はもちろん、無音になるタイミングもうまい。また、このゲームの代名詞とも言える異議あり!><待った!>などの音声が、特徴的なアクセントとなっている。

更に、強い口調や異議を叩きつける際に「バシッ!バシッ!」っと大袈裟すぎるほどの効果音が鳴るのが気持ちいい。机をバンバン叩き始めると、いいぞもっとやれという気分にすらなる。このゲームにおける裁判は、本当に「武器を持たぬ、言葉の戦い」なのだと痛感する。

 

後日談にあたる第5話「蘇る逆転」も、かなり長かったが、二転三転するストーリーと骨太なトリック、魅力的な演出(あのビデオ検証の雰囲気が大好き)によって、最後まで飽きることなくプレイできた。

こうして、私は階段を転げ落ちるように逆転裁判シリーズのファンになってしまったのだ。

 

逆転裁判2>

逆転裁判2 Best Price!

さて、続編の『逆転裁判2』である。

 

まず、思ったこと。

「……難しくないか?」

勘違いかと思ったのだが、圧倒的に『1』より難易度が上昇していた。自分が馬鹿になってしまったのだろうか…と悲しくなったが、調べるとやはりシリーズの中でも意地悪な選択肢やトリックに無理があるものが多く、詰まる人も多かったようだ。安心した。

 

『2』では、逆裁の世界において欠かせない要素となっている霊媒に大きくスポットが当たっているのが面白かった。キミ子や春美ちゃんの登場により、謎が多かった綾里一族の隠された性質が見えてくる。

そこに、通常の殺人事件が加わり、なかなかにスリリングな展開だった。余談だが、私はのどか嬢のようなキャラクターが好きである。かわいい。

 

また、全体を通して、救いのない、暗い話が多かったように思う。

これは人を選ぶ要素かもしれないが、個人的にはこういった雰囲気は嫌いではない。ただ、スカッと勝てる後味の良さが薄れてしまうというのもわかる。特に第3話「逆転サーカス」の展開は、心にかなりしこりを残した。

 

そして、最終話「さらば、逆転」では、今までの前提が大きく覆り、かなり焦った。弁護士とは何か、弁護するとは何か。ナルホド君がその意味を問われる展開となり、非常に考えさせられて面白かった。

 

また、『1』から登場しているキャラクター達が更に良い味を出していて、あの日々が繋がっているんだなぁと思えた。あのキャラには笑ったが。カタカタカタカタ……

 

プレイするうちに、どんどん可愛くてたまらなくなってしまうのが、真宵ちゃんである。ナルホド君とのやり取りは、もはや夫婦漫才かのよう。ある意味でヒロイン体質なせいで、最後の事件ではほとんど一緒に居られなかったのが悲しい。

エンディング後の証拠品、あれは反則だ。涙がポロポロ出てきてしまった。真宵ちゃん大好き。

 

そしてどんどん高感度の上がっていく御剣。悔しいので、そのようなアレは困る。認めたくないが非常に良いキャラである。

 

新しく登場した、春美ちゃんやメイといったキャラ達も魅力的だ。法廷にを持ってきている時点でなんだこの子と思ったがまさか本当に叩いているとは。あと春美ちゃんのぴょこぴょこ跳ねるモーションが可愛すぎる。癒しである。

 

演出面では、特に「再開、そして逆転」の導入(映像とモノローグを交互に切り替える演出)は、なんともドラマチックで大好きだ。ゲームの特性を存分に生かした素晴らしい演出だと思う。トリックも、見事に予想を裏切られてしまった。

システムで面白かったのが、証拠品以外に「人物ファイル」を「つきつける」ことが出来る。これが、人間関係の背景により深みを与える要素となっていて、かなり楽しかった。

 

そしてなんと言っても、『2』から登場した新要素、『サイコ・ロック』。これが良い塩梅で難しく、謎解き要素に更に一捻り加わってやりごたえがあった。背景が突然黒くなってジャラララ!と鎖が出てくるのも、中々にホラーチックで良いアクセントになっている。鍵の個数が多ければ多いほどワクワクしてしまう。

 

BGMは、ストーリーに合わせてか、暗めでシリアスな雰囲気のものが増えたように思う。探索パートもちょっと不安定な感じだが、2話からの雰囲気に合っている。『尋問』は個人的にかなり不安になるので1の方が好きだ。

 

ただ、『異議あり!』と『追及』の、冷静に追い詰めていく感じはかなり好み。『追及』のオーケストラヒットの使い方がうまい。

御剣(検事)専用BGMの『大いなる復活』も良い。キャラ固有BGMはどんどん欲しい。

 

難しく、暗いストーリーも多かったが、全体的な雰囲気としては好みだった。

そして、恐らく『3』への繋がりであるような片鱗を見せたところで物語は終わる。このままやめるわけもなく、すぐに『3』をプレイした。

 

<余談>

私が1番好きなアーティストはポルノグラフィティなのだが、彼らの『2012Spark』という曲は、逆転裁判の実写映画の主題歌になっている。

 

冒頭で述べた通り、当時は逆転裁判の知識がほとんど無かった。そのため、「へぇ~あの異議あり!ってやつの主題歌なんだ」くらいの認識だった。

ただ、ゲームをプレイした上で改めて歌詞を見てみる。

 

熱い鍔迫り合い  肚に決めてる決意

狙う振り向きざま  勝負はいつも水心

 

「水心」は、【魚心あれば水心】の引用で、意訳すると『勝負はいつも、相手の出方次第』のような意味合いだろう。

見事に、逆転裁判における法廷バトルそのものであると感じないだろうか。

 

まさか今になって、歌詞のモチーフとの親和性を実感することになるとは思わなかった。

 

逆転裁判3>

逆転裁判3 ベストプライス!

いよいよ、3部作の最後である『逆転裁判3』。

 

これを終えると一旦シリーズの区切りがつくとのことで、始めるのが少しさみしかった。

ただ、やらずには済まされない。シリーズの総まとめとしてふさわしく、綺麗に伏線や設定を回収した素晴らしい作品であった。

 

基本的なシステムは『2』までと変わっておらず、進めるうえで困ることはなかった。逆に言うと、『2』までで既に完成形として成り立っているとうこと。かなりすごいことだと思った。

 

ストーリー構成は今までと変わり、過去の話を合間に挟んで物語が進行していく。なんと、第1話『思い出の逆転』は千尋さんの初めての法廷。そして被告人は……うそだわわあああん!!傑作である。

 

今回、操作キャラがナルホド君だけではないパートがあるため、『異議あり!』などの各楽曲も、千尋さんに似合うような凛としたイメージの編曲になっている。しかし、それはまた成長したナルホド君にも合っていてぴったりだった。全体的に落ち着いた雰囲気のBGMが多く、いよいよ終盤なのだなと思わせられる。

 

しかし、既に『3』における重要な伏線は始まっていたのである。この事件が、既に大きな物語の核心に触れていたのだ。

 

その後は『盗まれた逆転』『逆転のレシピ』と、現在に戻り再び事件を解決していく。これまでと同様、「死んじゃってくださーーーい!!」のユーサクくん(言っていないが)や、本土坊、うらみちゃんなどの一癖も二癖もあるキャラクターは健在で飽きさせない。

 

そして、なんと言ってもゴドー検事。『3』で突如現れた謎の仮面男、くらいにしか思っていなかった。しかし、ポッと出のキャラクターがおいしいところを持っていくだけで終わらないのがこの作品。事件の全貌が見えた時、舌を巻いてしまった。

 

第4話『始まりの逆転』では、なんと御剣検事のイキリ新人時代も見ることができる。御剣怜侍と申す。この事件は、回想という形で挟まれるが、タイトル通り全ての始まりと言っても過言ではない。

 

そして、最終話『華麗なる逆転』で、全てが繋がり、明かされる。

終わらない綾里家の禍根。千尋さんの死がもらたしたもの。まさか、『1』をやっている時には、ここまで壮大なスペクタクル劇になるとは予想もしていなかった。とにかく展開が面白い。所々大胆なトリックもあるが、ここまで逆転裁判をやっていれば特に気になることはない。あとは真相を追い求めて突き進むだけだ。

 

この最終話で強く感じたのが、やはりナルホド君のキャラクター性が非常に魅力的であるということだ。

第1話では、意外な過去の一面を見ることが出来るが、如何様にして現在の成歩堂龍一となるのか。その片鱗が、事件を通して少しでも見えるような気がするのだ。そして、真宵ちゃんへの想いが、あんなにも強いものだとは。普段のドライで飄々とした言動とは打って変わって、あの行動には思わず胸が熱くなった。

 

逆転裁判のいいところは、主人公の「恋愛」と「絆」がしっかり切り分けて描かれているところだと思う。私は、何でも恋愛に結びつけて考えるのが嫌いだ。その点、逆転裁判では、しっかりとしたバディ物の魅力が強くある。お互いを想う心、それは、パートナーとして信頼している証になる。運命的な出会いが、やがて必然になっていく様は見ていて心躍るし、掛け合いにもニヤニヤしてしまう。ずっと仲良しでいてほしい。

 

また、ナルホドくんが窮地に陥った際の御剣の行動がカッコ良すぎる。これまでのストーリーを経て、影の主人公と言っても良いほどの成長を見せたのが、御剣ではないかと思っている。ナルホドくんへの態度、法廷での姿勢が、今までの経験をしっかりと積み上げたものに」なっていて、非常に感慨深かった。

 

そしてなんと、彼を操作キャラとして動かせるとは。彼の視点で動いている時は、証拠品や人物の説明が御剣視点で書かれているのも細かくて最高である。特に、勾玉や成歩堂のファイルを見た時の説明には目を引かれる。彼はもうただのライバルじゃないのだな……と感慨深くなってしまった。さいころ錠!

また、あまり言及しなかったが、『3』では矢張の活躍も目を見張るものがある。この3人の関係性はとても良い。

 

また、綾里家の人々も総出で活躍する。この物語のキーであった「霊媒」。それを存分に活かしたトリックが素晴らしい。また、「霊媒」のルールに絶妙な縛りがあることで、何でもアリになっていないのが上手いなと感じた。

 

最後の法廷で、ナルホド君が目覚ましい成長を見せたシーンでは、涙が出てしまった。「こんな時、僕ならどうするか……?」の一言で、ああ、彼は変わったんだ!というのが伝わってきた。

この3部作は、ちゃんと彼の成長物語になっているのだ。

今までの事件、関わった人々、それら全てが丁寧に積み重ねられ、しっかり活きている。エンディングも、少しの寂しさと切なさがギュッと詰まっていて、やり終えた後の達成感がすごかった。

ラストの真宵ちゃんの姿にも胸を打たれる。彼女は、とても優しく、強い女の子なのだ。それは確かに、千尋さんとの血の繋がりを感じさせた。

 

ここまで書いて、やはり逆転裁判の魅力とは、「密度の濃いシナリオと、作りこまれた世界観、熱い法廷バトル、個性豊かなキャラクター、軽快で独特なテキスト、完成度の高いBGM」の相乗効果だと感じる。

彼らが生き生きとあの世界にいるからこそ、このゲームは面白いのであると思う。

 

プレイ時間は大体50時間ほどで1~3全てクリア。面白すぎてあっという間に終わってしまったが、ここまでやって良かったと思えたゲームは久しぶりである。ぜひ続編もプレイしたいが、一旦ナンバリングはお休みして、次は評判の良い検事シリーズに手を出そうと思っている。

 

 

 

 

 

【UNFADED】初めてポルノグラフィティのライブに行った人の感想を貰った Part3

先日ファイナルを迎えたポルノグラフィティ16thライブサーキット「UNFADED」。今回もまた、初めてポルノのライブを観る人を連れて行きました。

今回のツアーが決定してから、たくさんの人にポルノのライブの楽しさを知ってもらいたいと思い、かなり幅広いジャンルの友達、ツイッターのフォロワーさんなどを誘っていました。きっとアリーナツアーだし、LEMFみたいな記念ツアーになるだろうと思っていたからです。

しかし、たくさんの人を誘った後に、今回のライブは、アルバムツアーやわかりやすいヒットソングの多い記念ツアーではなく、「今までリリースされた全ての楽曲がセットリストの候補である」という少し特殊な構成だと事前に予告が出ました。

そのため、何も知らないよりはある程度知っている状態の方がより楽しんでもらえるかなという思いがあり、できるだけ予習をしてもらうなど少し面倒なことをして頂きました。そのおかげか、少々不安もありましたが概ね好評な意見がかなりたくさん(予想以上に)頂けたので、またここに記しておきたいと思います。

 

初見の人数

①2018.12.22 札幌きたえーる公演 3人

②2018.12.31 大阪城ホール公演(カウントダウン有) 1人

③2019.2.1 幕張イベントホール公演 1人

④2019.3.16 三重県営サンアリーナ公演 1人

以上の感想をまとめて載せているので比較的長めになっています。

 

①2018.12.22 札幌きたえーる公演(座席:アリーナ5列)

【友人Y】

・性別など:20代女性

・好きな音楽:邦ロック(主にラウド・パンク系)をよく聴いている。年間通して様々なライブやフェスに行っている

・ポルノの知識:有名なシングルを数える程度知っている

・予習として:ブレス初回盤(ROCK IN JAPAN出演時のDVD)、BUTTEFLY EFFECT初回盤(台湾のライブ音源つき)をプレゼント、視聴済み。ロッキンのDVDに関しては、カッコいい!と感想をくれて定期的に観ているくらいお気に入りになってくれたようである。

備考:彼女は十数年来の友人で、私が長時間にわたり懇々とポルノの素晴らしさを説いても嫌な顔ひとつせず楽しそうに聞いてくれる聖人であり、ここ数年一緒にポルノのライブに行きたいと言ってくれていたがようやくタイミングが合い誘えた。

 

【感想】

・OPがカッコ良くて興奮した

ポルノはここ数年特に感じるのが、OP演出がかなり洗練されててカッコいいということ。世界観を作ってガッと客の気持ちを持っていくのが本当にうまい。今回の、OPが始まって、盛り上がりが最高潮になったところで二人の姿がシルエットで現れ、歓声が上がってもなお静かに佇む二人……そして一瞬の準備動作を始める瞬間。これがたまらない。私も大好きな演出でした。

 

・「現実?」「泣きそう…」

 「テレビに出ている人」というイメージだったのが急に目の前に現れて、アリーナだったということもありいたく感動したのだそう。1曲目が終わった時に「泣きそうだよ~~」と言われてこっちまで泣きそうになりました。

 

・歌がうまいから曲を知らなくても良い曲に聴こえる、マジで歌がうまい

ライブに行った人が必ずくれる「歌がうまい」という感想、そうでしょう!?と言いたくなる。 「歌がうまい」の明確な基準は無いにしろ、昭仁は「声量がすごい、息切れしない、CDと同じ声(むしろCDだと物足りなくなる)」というすごさが生で聴くことでより伝わるので、こればかりは実際に行ってみてもらってぜひ体感してほしいポイントのひとつでもあります。

 

・晴一はギター弾いているとカッコいいけど話すと意外とふわふわ

新藤晴一のギャップ問題。黙ってるとクールなんだけど話すと声高いしMCふわっふわだし噛むしでそこもファンからするとなんというか、なごみポイントでもあるようです。今回はセットリストの途中に晴一のギターソロ曲があるのですが、もうたまらなくカッコ良かったですね。私は悔しいので普段好きとは言いませんけどね、カッコよかったですよ……。彼は自分の魅せ方を熟知していると思います。は~悔しい。

 

・二人とも喋ったら綺麗な(お笑い芸人の)千鳥みたい

 2人は話すと「○○じゃけぇ」「○○よのぉ」「○○じゃろ?」など広島弁備後弁)丸出しなので、言い得て妙だと思いましたが千鳥と言われたのは初めてだったので笑ってしまいました。実際千鳥の二人に挨拶したこともあるそうです。

 

・新しい曲の方が好きかも

今回のツアーは、上に書いた通り、新旧の曲を織り交ぜた少しだけマニアックな選曲だったのですが、最近発売された「Zombies are standing out」や「カメレオン・レンズ」といった新曲もやりました。しかし、やはり知名度的には「昔の曲が聴けて嬉しかった」「サウダージ最高~」と言われることが圧倒的に多い。それももちろんわかります。だけど、現役のファンとしては、既に良さがわかられている曲はもちろんだけど、今の曲も良い曲がたくさんあるので、最近の曲が好きと言ってくれるのは本当にありがたいことでもあります。

 

・ライブが終わるとまだまだ生で聴きたい曲がたくさんある

 「次も行きたい!」と言ってくれた友人。なんと東京ドーム検討してくれるそうです(ありがとう)。こうして、実際にライブに来てくれて、あれもこれも聴きたかった!と言ってくれるのは本当に感無量です。

  

【友人F】

・性別など:20代男性

・好きな音楽:椎名林檎Mr.childrenエレファントカシマシ、ジャズ全般

・ポルノの知識:2008年あたりまではアルバムを買っていた

・予習として:昔の曲のおさらいなどをしたそう。前回のツアーのWOWOWの放送は見たと言っていた

・備考:「黙って聞いてていいなら行きたい」という、寡黙なタイプ。

 

【感想】

・客のノリがすごい

これは振り付けとかノリ方の話ですね。ポルノのライブを初めて観た人によく言われているらしいのが「客の動きがぴったり」だということ。別に、この曲はこれ!っていうのは決まっていなくて(決まっている曲もありますが)、もちろん合わせないと浮く!なんてこともありません。私だって聴くのに集中したい時は何もしていない時もあります。ただ、昭仁は観客のボルテージを上げるのがとても上手なので、自然と動きがそろうということは多々あります。基本的に、リズムやテンションさえ合っていれば特に気になりませんし、何をやるのも自由です。

 

・「本物!動いてる!って思った」

私たちの年代でも、流行っている時はかなりアツい存在だったポルノ。昔の思い出が蘇ってきて不思議な気持ちになったと言っていました。

 

・2人は話すとめちゃくちゃになるな

 そうなんですよね~。MCはめちゃくちゃになっちゃうことが多いです。そのアットホーム感がまた平和というか、いいクッションになっていると……ファン的には思います。二人はあんまりMCの部分ではロックバンド然としていない、自然な感じです。

 

・表情には出てなかったかもしれないけどめちゃくちゃ楽しかった。席も近いし曲も良かった。まさか聴けると思わなかった曲がけっこうあった。黙って観てても浮かないならまた行きたい。

終始じっとステージを見つめていた友人ですが、さすがにハネウマライダーではタオルを回しているのを観てニッコリしちゃいました。上に書いた通り、見方なんて人それぞれですし、また来てほしいです。

 

【Aさん】

・性別など:50代女性(母の友人)

・好きな音楽:基本的に盛り上がることが好きなので色々なライブに行っている。最近行ったのは、EXILE

・ポルノの知識:ほぼ皆無。昔のヒット曲を知っているくらい

・予習として:曲を知って楽しみたいので、セットリストが知りたい!といわれ、セトリCDを作ってお渡ししました(自分が初日参加済みだったため)

 

【感想】 

・見た目はシュッとしてるけど話すと庶民的で親しみやすい、いい人たちだってわかるね~

MCに関してもいろいろな感想をいただきましたが、私が言いたいのはこれ、「いい人」ってことなんですね。これが初見の人に伝わるくらい、彼らの話す言葉とか雰囲気って良い意味で垢抜けないというか、親しみやすさがあるんです。

 

・どの曲もみんな良かった。今までたくさんライブに行ってきたけど、終わってほしくなくて泣いたのは初めての経験。また機会があるならぜひ行きたい。本当にありがとう。

本当に、この言葉で泣きそうになりました。上記の通り、ほぼ何も知らない状態の人がこんなに楽しんでくれて、感無量でもありますし、やっぱりポルノのライブって楽しくて幸せな気持ちになるんだ!っていうのが存分に伝わってくれたのが嬉しいしありがたいです。終わってほしくなくて泣く……なんて、素敵な感情を持っていただけたことに本当に感謝です。

 

 

②2018.12.31 大阪城ホール公演(座席:スタンドG、ステージ正面の最後方)

【Iさん】

・性別など:女性(フォロワーさん)

・好きな音楽:幅広くバンド系を聴いているイメージ。

・ポルノの知識、予習として:しまなみライビュ参戦済み、色々アルバム等も借りてくれた

 

【感想】

・ライブ始まる前のファンとの戯れ楽しかった!幅広いファンがいるんだな~と改めて感じた

ポルノのライブ前は、「客いじり」と呼ばれる時間が設けられていることがあり、ライブカメラで観客の様子を映し出したり、何かお題を出したりすることがあります。今回のツアーは会場の大きなアリーナツアーだったので、それがありました。多分、人によってかなり賛否が分かれるコーナーだと思うのですが(私も一人で見ている時は絶対にやりたくない)楽しんでくれて良かったです。また、言われたとおり客層もかなり幅広く、年齢もそうなんですが最近感じるのは「男の人がかなり増えた」ということですかね。

 

・喉の調子があんまり良くないみたいなのに、ここまでのレベルで歌い続けるのどれだけすごいか……お大事になさってください……ありがとう……

実は、この日は昭仁がかなり珍しく喉を壊してしまっていて(前日でおかしくなったっぽい)、長年ライブを見て来た自分でも滅多にないレベルの出来事なのに、せっかく来てもらった初参加がぶつかってしまってなんともやるせない気持ちになってしまいました。ですが、あたたかい感想をいただけて胸をなでおろしたのを覚えています。Iさんはこのあとリベンジとしてなんと三重公演に参加することとなり、無事本調子の歌声を聴くことができたようで嬉しかったです。

 

・ハァルイチ!!!悔しいけど……めっっっちゃくちゃカッコよかった……ギョルンギョルンに歌うギター最高でした……脳汁ドバドバでた 毎回思うけどチョーキングの時の手エロくてチラ見してしまう

わ、わかる~~~~……「悔しい」と感じ始めたらもうこっち側よ!あの人本当にズルいからね……。でもカッコいいよね……。前の感想記事にも書いたのですがポルノの二人は年齢が上がるごとに年相応な色気が増していくように思います。

 

・背景の映像がカッコ良かった!

アリーナツアーは大きなモニターがあるので、それを駆使していましたね。最近映像も凝ってる気がします。ポルノはけっこう照明の使い方も上手くて、かなり見ごたえのあるフィクション性の高いライブをするので、グッと引き込まれる感じがあります。

 

・生で聴くと好きな曲が増えて嬉しい!あのふわふわおじさん達からこんなカッコいい曲が生まれるんだ……と不思議な気持ちになった

これもギャップに関しての感想ですね。ライブで聴くと印象が変わったりする曲があるの、自分にもよくわかります。今回は大胆なアレンジこそ少ないものの、演出が非常に惹きこまれる良いステージだったと思うので、曲そのものの魅力もわかりやすかったんじゃないかなと感じました。

他にもたくさんたくさん曲ごとの感想をいただきました!ありがとうございました!

 

 

③2019.2.1 幕張イベントホール公演(テープがとれる距離)

【Cさん】

・性別など:女性(フォロワーさん)

・好きな音楽:3代目J SOUL BROTHERSのファン。系統こだわりなく幅広く聴いているイメージ

・ポルノの知識:赤青ベストは持っていた。サボテンが好き

・予習として:アルバムを何枚か借りてくれていた。セットリスト伝え済み

・備考:私は同行しませんでした。

 

【感想】

・むっっっっっっつちゃ楽しかったんだけど?!

ありがと~~~~~!!!!!そのテンションだけで胸がいっぱいです!!!!!!

 

・自分はギタリストに微塵も魅力を感じないタイプだから、正直どのバンドもギターソロに魅力を感じないけど、ハルイチさんのギターソロ、手つきとか表情もだけどなにより音がセクシーすぎて初めてギタリストに対してすごい存在感を感じた

すごい感想だと思いました。これだけ人の心を動かすとは……。私も、晴一のギターは「歌ってる」と感じるんです。晴一はインタビューなどを見ていると、かなり音にこだわりを持つタイプで、その曲にバチッと合ったギターやエフェクターを探して選ぶのが得意で、好きみたいなので、こういうギターに関する感想が出てくるのも頷けます。音に感情を乗せているのが晴一のギターだと私は思います。

 

・一番最初に昭仁さんが歌い始めた瞬間「この声聴いたことある!!!!!!」てなった

わかる~~~~。私も未だにそう思うことがあります。昭仁の歌声は本当にCDと変わらず、本物だ!!感が強いんですよね。ハイクオリティさを演出しているのは、構成もそうですがやっぱりボーカルあってこそだと思いますね。

 

ハルイチさんギター引きながらたまにどんどん口が尖ってくののだめカンタービレみたいだった

これもめちゃくちゃわかりますね。細かいところまで見ていただきありがとうございます。あの口好きです。

 

・懐かしい自分が知ってるポルノの楽曲が流れた瞬間のウワーーーッッッ!!!!!!懐かしいーーーッ!!!!!!!!!!!!ってニコニコ笑顔なっちゃった

違う方の感想に、新しい曲が好きって言われるのが嬉しいと書きましたが、もちろん昔のヒットソング、昔の曲もあってこそのポルノだと思っています。やっぱり盛り上がるし、昔の曲を色褪せずに、尚且つより洗練された魅せ方が出来るのも、ポルノがコンスタントにライブをしてくれるからだと思いますね。これやったら嬉しいでしょ?ってただやるだけじゃないという。

 

・ライブめっちゃおもしろかったけど、たぶんほんとに長年のファン、相応にコアな人向けのライブなんだろうなっていうのはすごい伝わったから、知らない楽曲もわりと何曲かあったけど、適当に乗ってたから勝手に楽しんでた

今回のライブで一番気がかりだったことなのですが、目立ったヒット曲もけっこうやりましたがその他が微妙~~にわからない曲のチョイスだったと思うので、そこも楽しんでもらえて安心しました。個人的に、ポルノのライブは曲がわからなくても高いクオリティで聴けるのが大きいかったなと思います。ありがとうございました!

 

 

 

④2019.3.16 三重県営サンアリーナ公演(テープが取れる距離)

【Dさん】

性別など:女性(フォロワーさん)

好きな音楽:BUMP OF CHICKENのファン。

ポルノの知識:昔のヒット曲は大体知っている感じ。

予習として:しまなみライビュ参戦済み。ブレス初回盤(ROCK IN JAPAN出演時のDVD)をプレゼント、視聴済み。サブスクリプションで色々聴いていただいていた

備考:私は同行しませんでした。

 

【感想】

・始まる前の待ち時間ってそわそわして落ち着かないけど、客いじりで笑いました!こんなのあるんだ!楽しい!

よかった~~!!あれ楽しめるかはかなり個人差あると思うので。おそらく一緒にいる人とわーい!ってできる状況かどうかだと思いましたので楽しんでもらえて何よりです!

 

・しまなみは中止になり、ライビュは生中継と言えどカメラ越しだったので、昭仁さんの姿が見えた時、肉眼で見れたのがすごく不思議な感じでした。ちょっと感動しちゃった

本当に、Dさんはやっとの思いで初の生ライブに参加となったので、こちらも嬉しくてたまりませんでした。やっぱり生で見ると違いますよね……!!普段ライブや舞台、ミュージカルなどを見ているような人だと、より「生かどうか」の違いについて敏感かなと思います。

 

・ライトの使い方が面白かった!ライブって1番は生歌生演奏が目当てだけど、目で見て楽しい演出だなって思いました!

ビタースイートとゾンビのライトについて言及して頂きました。今回、あの真っ直ぐ下に伸びたりする、移動式スポットライト?みたいなライトが効果的に使われていて、とても面白かったですね。ポルノのライブは本当にひとつのエンタメとして成り立っていると思っているので、演出込みで楽しんでもらえて嬉しいです。

 

・今回のライブで、ポルノグラフィティは昭仁さんと晴一さんの2人なんだって事を感じた気がします。今までは、ポルノグラフィティ=昭仁さんwithギターの人」って認識だったのが、「昭仁さん&晴一さん」になったのが自分の中で大きな事だと思いました!

他にない感想だったので強調させていただきます。これをなんとなくでもわかってもらえたのがかなり嬉しいですね。特段、ライブを観る分には必要ない見方ではあるのですが、私にとってもポルノのことを話す上で何回も言っていることなので。ここでは多くは書きませんが、ポルノはどちらかが強く出ているワンマンバンドではなく、2人が2人であるからこそ成り立つバンドなんです。2人の魅力がしっかり伝わる構成だからこそ、そんな風に思ってもらえたのかなと思いました。ありがとうございました!

他にも、あの曲が聴きたい!手拍子ができて楽しかった!などたくさんたくさん感想を頂きました!確かに、今回はラテンロック系もたくさんやったので、手拍子は予習ありで楽しんでもらえて良かったなと思いました。ありがとうございました!

 

今回、本当に色々な人にたくさんの感想を貰えて、そのほとんどが嬉しいものばかりで、誘って良かった~~!と思いました。

私がどうしてポルノファンじゃない人の感想が聴きたいのか、たくさんの人にライブを観てほしいのか。それは、別にファンが減って困窮しているからでもなんでもなく、単純に自分が好きなものをおすすめしたいという気持ちと、観てもらって後悔させない保証があるライブだと思っているからです。

ポルノグラフィティは、その知名度のおかげで、「今更手を出すものではないもの」という認識をされているのと、輪をかけて「昔は聴いてたけど今は知らない」「昔の曲はいいよね!」と言われがちなんです。本当にそうなんです。

だけど、有名かどうか、知名度が高いかなんて関係ない、今すぐ聴いてほしい!!ってくらい良い曲、カッコいい曲も明るい曲も、たくさん出してます。今もメジャーの第一線を走っていることを、知ってほしいのです。「今」のポルノを、私は愛し続けているのです。その裏付けとなるように、これからも色んな切り口でアピールしていきたいし、興味を持ってもらいたい。その気持ちでいっぱいなのです。

 

ポルノのライブが本当に楽しいということ、そして色々な曲を出しているということが、少しでも伝われば嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

WOWOWでのライブ放送あります!】

3.24 20:00~

今回参加していただいた「UNFADED」ツアーの、3.8横浜アリーナ公演のライブ収録映像が放送されます!かなり調子の良かったライブでしたので、お時間のある方はぜひ。

www.wowow.co.jp

 

ポルノグラフィティ20周年特設サイト】

20周年記念に、東京ドームでの2Daysライブが決定いたしました!興味のある方はぜひお近くの人をお誘いの上ご参加ください。ぜひぜひ。

sp.pornograffitti.jp

 

 

【今までの初見感想記事】

【BUTTERFLY EFFECT】初めてポルノグラフィティのライブに行った人の感想を貰った - いかのおすし

【しまなみライビュ】初めてポルノグラフィティのライブに行った人の感想を貰った Part2 - いかのおすし