好きなポケモンのBGM ~街・道路・施設編~

ただひたすらポケットモンスターの好きなBGMについて書いています。所々ストーリーのネタバレも触れている箇所があるので注意!

シリーズの略称 ⇒ 赤緑青ピ、金銀ク、RSE、FRLG、DPPt、HGSS、BW、BW2、XY、ORAS、SM、剣盾

※基本的に”本編”と呼ばれるシリーズについて記載。外伝的なダンジョンシリーズやスタジアムなどは含みません。

※ピカブイ、USUM、剣盾DLC、BDSP、アルセウスは未プレイ。

 

ダンジョン・イベント・キャラクター編はこちら

街BGM編

タマムシシティ(赤緑)作曲:増田 順一

大都会といえば思い浮かぶこの曲。赤緑ではミナモシティのようなゆったりとしたアレンジになっていたが、私は原曲の騒がしいリズムとメロディの方が、都会にやってきたぞ!という喧噪を感じられて好き。

 

マサラタウン(金銀ク)作曲:増田 順一

思い出の話になってしまうが、幼い頃から、赤緑の冒険(レッドの冒険)から3年後の金銀世代のマサラタウンが大好きで、冒険に出た息子を待ち続けているレッドのお母さん(サトシのママとも重ねていた)、ジムリーダーになった弟がいなくなった家で暮らすナナミさん、それぞれがひとりぼっちで(ゲーム容量の制約があるにしろ)待っている様子がすごく寂しいんだけど、ずっと帰ってこないレッドのことがすごくカッコよく感じて、なんとも言えない気持ちになっていた。金銀のカントー地方の曲は、赤緑の原曲からゆったりとしたテンポに変わっているものが多く、落ち着いているとも、かつての賑わいを失ったとも取れる感じが、幼心に無常を感じていたのかもしれない。

 

キキョウシティ(HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛・景山 将太

HGSSで生まれ変わった曲の中でも印象的なのが、和風のテイストを持つ曲たちだ。GB音源からの進化は凄まじく、本来ゲームの中で表現したかったジョウト地方の特色が余すことなく出ている。『キキョウシティ』もまた序盤の街だが、印象的なツッタンツツタンタン!というイントロと、ドラマチックなメロディが大好きな曲。

 

エンジュシティ(HGSS作曲・編曲:一之瀬剛

HGSSで生まれ変わった曲の中でもかなりの恩恵を受けているのが、この『エンジュシティ』だと思う。GB音源の妙にのっぺりしたBGMが不気味で怖くて大嫌いだったのに、リメイクをやって衝撃を受けたのがこの曲。京都がモデルとなっているが、琴や鼓が惜しげもなく使われており、この和風の世界観はさすがにGBで表現するのは無理だったろうな…と強く感じる。更に、全く同じ曲だった『タンバシティ』も異なるアレンジがされていて、しっかり差別化されている点も素晴らしい。それぞれ原曲より半音低く・高くなっているため、本来の音階は使われていない。ちなみに、エンジュシティの原曲自体は、ポケモンピンボールの曲でもある。

 

ミシロタウン(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

最初の町のBGMって本当に良いですよね。思い出補正抜くと、もしかしたら『ミシロタウン』が一番好きかもしれない。サントラが発売されてないから今回は抜いたけど、剣盾の『ハロンタウン』もかなり好き。やっぱり始まりの町は、”旅立ち”と”おかえり”を意識する場所だからか、無性に泣けてくる。『ミシロタウン』はけっこうテンポが早めでポップさもあるけど、メロディラインが絶妙に心をくすぐる感じが良い。

 

カナズミシティ(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

RSEでは、初めてGBAソフトとなり、様々な楽器とリズム隊が鳴らせるようになっていることで、今までにない凝ったリズムの曲がたくさん生まれている。『カナズミシティ』は、ボサノヴァのリズムが特徴的で、ホウエン地方のゆったりした空気を醸し出しており、メロディも”ちょっとした都会”という感じがよく出ている。

 

ミナモシティ(ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山将太

実はあんまり全体的にORASのアレンジが好きではないんだけど、『ミナモシティ』はテンポ感こそ少し速いものの、ベース音が弱い感じとか使っている楽器のチョイスがまさに原曲を損なわない良アレンジで、景山さんの底力をひしひしと感じる。ゆったりとした3拍子が品の良い都会を思わせる一曲。

 

ルネシティ(RSE、ORAS作曲・編曲:一之瀬 剛

原曲もアレンジも好きなので併記。人気なのはわかっているので入れるか迷ったけど、なんだかんだ自分も好きなこの曲。終盤の街ということに加え、”海に潜って浮上した先に広がる都市”というなんともロマンのある設定と、明らかに住みにくそうなのに夢のある街並み、もの悲しくエキゾチックなメロディが冒険心をくすぐる名曲。

 

マサゴタウン(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

私はけっこう”2番目の街”の曲が好きで、ストーリー上では地味で通りすがるだけの街でも、珠玉のメロディが隠れていることが多い。この『マサゴタウン』もその一つだと思っている。これが序盤の街でいいのか?というくらい、むしろ、終盤のドラマチックで明らかに気合いの入った街とはまた違う、肩の力が抜けたくらいの良さが序盤の町にはあると思う。イントロのちょっと調子を外したメロディからもうたまらない。

 

ソノオタウン(DPPt) 作曲・編曲:佐藤仁美

大きな花畑がある町にふさわしく、優雅でありながらどこかメルヘンチックな浮遊感も併せ持つ、ゆったりとした時間が流れている様子が表現されている曲。夜のBGMは、イントロのメロディラインがはっきりと追加されていてまた違ったテンポ感になっているのも印象的。3拍子の街BGMは複数あるけど、中でもひときわテンポが遅く、差別化されている。

 

ラクサタウン(BW)作曲・編曲:景山将太

2番目の街シリーズ。この曲では、ポケモンBGMで初めて「楽器を持ったNPCに話しかける(もしくは近づく)と、BGMにその楽器が加わる」というギミックが初めて登場するので、印象に残っている人も多いのではないだろうか。可愛らしくもドラマチックなメロディで、コンパクトにまとまっているようで実は上記の仕掛けにより更に深みが増す面白い曲。

 

シッポウシティ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

アコーディオンの音が特徴的で、とてもオシャレで洗練されたアレンジの曲。倉庫街として発展してるという街の雰囲気も好き。ちょっと地味めではあるけど、ちゃんと聴いてみるとこんなにメロディの展開が多かったっけ?となる味わい深い曲。

 

ホドモエシティ(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

これまでの街BGMからは一線を画す、非常にフックのある曲。短めのイントロから展開されるうにょうにょとしたメロディにはオリエンタルな雰囲気がたっぷりと詰まっており、BWの中でもかなり印象的な曲なのではないだろうか。港町ならではの異文化の交じり合った様子、活気のある人々の空気感がうまく表現されている。

 

ソウリュウシティ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

BWでは、8人目のジムリーダー、その最後のジムがある街自体に違いがある。ソウリュウシティは、ブラックが近未来的なビル街、ホワイトが歴史ある古都という見た目の違いから、BGMも異なり、メロディは同じだが使っている楽器とアレンジが180度異なるという珍しい街だ。上記の楽器がBGMに加わるという要素もあり、ブラックではショルキー、ホワイトでは二胡が楽曲にスパイスを与えている。

 

カゴメタウン(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

この街は、夜になると化け物(キュレム)が出るという伝承のため、夜になると一切外に人がいなくなるという風趣がある。その少し異質な雰囲気と冷たい風が吹くという気候が、BGMにも表れているようで、ポケモンがたまに出す無機質な不気味さと人間味が、美しさと寂しさを感じるメロディーの中に同居しているとも言える。

 

クノエシティ(XY)作曲・編曲:景山 将太

シリーズ初のフェアリータイプのジムがある街。まるでおとぎ話の中にある妖精の国のような、可愛らしい雰囲気のある曲。しかし、不思議の国のアリスのような、メルヘンと少しの不安を織り交ぜたようなメロディが印象的。

 

コニコシティ(昼、夜)(SM)作曲・編曲:一之瀬 剛

聴いたらわかるんだけど、ポケモンでもけっこう珍しい”ザ・チャイナタウン”な曲。アローラ地方のモデルはハワイだけど、明らかにアジアンテイストの街が急に出てくるところが面白い。また、コニコシティやマリエシティの曲は、”間違った異文化理解”がテーマになっているらしく、過剰に”和”が強調されていたり、銅鑼がジャンジャン鳴っていたりして、正に外国人がイメージを膨らませた、ちょっとズレているステレオタイプのアジア、という雰囲気を醸し出しているのが味わい深い。また、『コニコシティ』は夜のBGMの方が騒がしいタイプ(トバリシティやクロガネシティと同じ)で、ピポーピピー♪という謎の電子音や、女性のコーラスまで入っている。夜の繁華街の華やかさと胡散臭さが存分に味わえる。

 

その他好きな曲

コトキタウン(RSE)作曲・編曲:青木 森一

カナワタウン(BW)作曲・編曲:一之瀬剛

オハナタウン(昼、夜)(SM)作曲・編曲:(昼)佐藤 仁美、(夜)黒田 英明

ハロンタウン(剣盾)

 

道路BGM編

トキワへの道~マサラより(赤緑)作曲:増田 順一

アニメでも何度もアレンジされている定番の道路BGM。記念すべき最初の道路。いわゆる1番道路にあたる道の曲って結構好きで、これから冒険が始まるんだというワクワク感と、まだ少し散歩気分のような軽快さがある。赤緑のテンポが早めな原曲が好き。

 

30ばんどうろ(HGSS作曲:増田 順一 編曲:一之瀬 剛・景山 将太

オープニングセレクトにもアレンジされて使われているので、デン!デケデンデン!というイントロが印象的な曲。HGSSで新しくイントロが追加されて、よく雨が降っている道路のBGMにもなったので雨音のイメージもついた。環境音が与える影響は大きい。

 

26ばんどうろ(金銀、HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山 将太

金銀の道路BGMでなおかつ"名曲"と言われて真っ先に思いつくのがこれ。「きみは いま!」の台詞でおなじみ、カントー地方への第一歩を踏み出す時に流れる曲。新たな冒険への予感がバシバシ感じられ、とても感動する。アニメでもよく話のエンディング付近で使われていた。

 

110番道路(RSE)作曲・編曲:青木 森一

ものすごくルビサファっぽいなぁ~~と思う曲。「あたたかい地方を元気に冒険しているぞ!」感が好き。GBA時代の音源って、トランペットなどの金管系の再現率がちょっと低くて、耳に痛い感じの音色なんだけど、それがまた元気で騒がしくて、RSEの雰囲気に合っていると思うのだ。なので、生の楽器をストリーミング再生できるようになった3DSからの音源だと、特にリメイクではGBAの音色より小綺麗にまとまってしまって物足りないように感じてしまうことも多かったので、難しいところではあると思う。

 

111番道路(RSE、ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛、足立 美奈子(ORAS

ルビサファで一番好きな道路BGM。ポケモンにおいて初めての要素である、砂嵐が吹き荒れる砂漠地帯。そのワクワク感と、未知の領域に踏み込む様子、そしてエキゾチックな異国を思わせる、雄大かつどこかコミカルなメロディに胸が高鳴る。イントロから繰り返される弦楽器のリフレインの耳に残るメロディは、欲しいところに手が届かないアレンジをされがちだったORASでもきちんと残っており、かなり良いアレンジになっている。

 

余談なんだけど、ORASの「113番道路」って、なんか謎の音が入ってないか?ずっと疑問なんだけど、「カチ カッチ」って一定のテンポで変な効果音が鳴っている。あれ何ですか?誰かわかる人いたら教えてほしい…。アレンジにしても異質すぎる

 

210ばんどうろ(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ポケモンの道路BGMの中でも、私が1位2位を争うレベルで好きな曲。冒険もここまで来たか、という壮大さと、広大なシンオウの土地を駆け抜ける軽快さを感じる。夜の方が半音低く、テンポも少し遅い。特筆すべき点は、アニメのアレンジが素晴らしいということだ。ゲームよりもゆったりしたテンポで、ギターやベースが効いていた原曲とは違い、主旋律にはバイオリンやフルートなどの涼やかな音色が使われている。それにより、夏の北海道を思わせるような、やわらかな緑が生い茂る雄大な大地、清涼な風が吹抜けるような空気感を醸しているのだ。また、アニメBGMならではの“アウトロ”が用意されていることも大きい。主にエンディングに向かうときに使われることが多く、アニポケによくあるやりすぎなくらい壮大なアレンジがマッチしている。ぜひ聞いてみてほしい。

 

216ばんどうろ(昼)(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

終盤に訪れる、しんしんと雪が降り積もる道のBGM。キラキラと新雪を思わせるようなイントロから、一気に賑やかなメロディへと変化していくのが面白い。鈴が効果的に使われており、ポケモン世界ではダイパで初登場した”雪”ステージに彩りを添えている曲。これ以降登場するポケモンの雪BGMは、厳しめのものや静かなものが多く、明るくポップな216番道路は少し珍しいのかもしれない。

 

2番道路(春~夏)(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

1ループが短いが、展開が楽しく聞き飽きない曲。最後の方に入る「ピーピッピッピー ピッピッピー♪」というホイッスルの音がめっちゃ好き。BWで初めて導入された”季節”という概念により、BGMにも変化がある。秋~冬はイントロとアウトロにピアノやグロッケンの音が入っており、若干落ち着いた雰囲気になっている。

 

4番道路(BW)作曲:増田 順一 編曲:景山 将太

BWの導入にもアレンジが使われている曲。イントロから続くメロディの雰囲気が、楽しいだけじゃない感じが好き。なんと季節でそれぞれイントロのアレンジが違っていて、春はスタンダード、夏はトランペットで元気に、秋はマリンバで木の実が転がるような楽しさ、冬はグロッケンでしっとりとしたアレンジになっている。

 

スカイアローブリッジ(BW)作曲・編曲:景山 将太

ヒウンシティに行くまでのとても長い橋。あのグルグルと切り替わるカメラワークを思い出す人も多いと思う。歩き続けるとちょうど橋を渡り終える頃に曲も終わるようになっていて、長めの曲になっている。都会のオシャレな雰囲気と、高いところの澄んだ空気も感じさせる爽やかな曲。

 

ビレッジブリッジ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

大きな橋の上に民家があり、人々が生活しているという変わった場所。かなりロマンがあるが、モデルは実際にこのような光景が見られるフィレンツェのヴェッキオ橋とされている。穏やかで民族的な雰囲気を持つ、のどかな郊外を感じる曲。ここは自転車に乗ったりなみのりをしてもBGMが変わらない。人々に話しかけると楽器が加わり、完成形となる。加わる楽器は、草笛、アコースティックギター、ボイスパーカッション、そして歌声。

 

8番道路(XY)作曲・編曲:足立 美奈子

イントロから入る鐘の音が印象的な曲。シリアスながら勇敢さもあり、途中の上昇していくメロディも非常にポケモンらしい曲になっている。最後のほうのデン!デン!(カーン!)というキメが気持ちいい。今作から作曲家陣に加わった足立さんの曲は、非常にポケモンの世界観に溶け込んでおり、仕事のうまさを感じる。

 

18番道路(XY)作曲・編曲:景山 将太

物語の終盤に向かって行くときの、壮大かつ少し切ない感じのメロディが素晴らしい。ゲームとしてもやや影の薄い印象のあるXYだが、道路BGMとしてもかなりの良曲だと思う。少しアニポケっぽいアレンジに感じるところも、ポケモンにおけるオーケストラの使い方に馴染み深さを覚えるので良い。

 

メレメレ島1番道路(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

基本的に「1番道路」に当たる曲は好きなのだが、久しぶりにおおっ!となったのが、サン・ムーンの1番道路。ゲームBGMというよりかは、ひとつの曲としてのメロディ展開がハッキリしていて、ループも長い。アローラ地方特有の民族的な穏やかな空気感と、冒険の始まりを予感させる明るいながらも力強いアレンジ。サン・ムーンは、一つのメロディが次の町や道路にアレンジが使われるという特色があり、そのほか『リリィタウン』などもこの『1番道路』のアレンジになっており、地域特有の一体感を感じることができる。

 

施設編

※基本的に野生のポケモン等が出て来ない店や建物などを「施設」とし、それ以外を「ダンジョン」とする。

ジム(金銀)作曲:増田順一

お馴染み、各地にあるジムの曲。BW2では各ジムでアレンジが違うなどの趣向が凝らされていたが、私はこの金銀シリーズの曲が一番好き。どっしりしたテンポ感と、ほどよい緊張感があって、ジムリーダーの迫力が伝わってくる。BWも割とこのアレンジに近いので好き。でも、BW2のタチワキジムのバンドアレンジみたいな変化球も好き。

 

コガネゲームコーナー(金銀)作曲・編曲:一之瀬 剛

近年の作品では見かけることが無くなったゲームコーナーの曲。赤緑ではそのまんま『カジノ』というタイトルで、賑やかで華やかさを感じる曲だったが、金銀だとオシャレでカッコいい感じになっている。

 

ポケモンリーグ(金銀)作曲:増田 順一

やっぱり初めて挑んだリーグということもあり思い入れもあるが、GB音源でも伝わる重厚感と緊張感、強者に挑むぞ!感がたまらない。XYのリーグもちょっと似ている。HGSSのアレンジでは鐘の音も加わり、更に荘厳な感じが増している。

 

かぶれんじょう(HGSS作曲:増田 順一 編曲:景山 将太

エンジュシティにある、イーブイの進化系を使う”まいこさん”とバトル出来る歌舞練場。ジョウト地方ならではの、和のモチーフがそこかしこに設置されている。HGSSでは、上記のエンジュシティのように、琴や笛の音色が使われており、艶やかな雰囲気を醸し出している。まいこさんとのバトルには、固有の視線BGMが使われている。

 

フレンドリィショップ(HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:景山 将太

金銀にはお店のBGMが無いが、ルビサファから新規で追加されたので、逆輸入というかたちになる。好きな理由は、一番普通のコンビニっぽいから。

 

海の科学博物館(RSE)作曲:増田 順一 編曲:青木 森一

ホウエンの海についての研究や、船の模型が展示してある施設。ピアノの美しい旋律で落ち着いた気分になる曲。赤緑版の『サント・アンヌ号』のBGMのアレンジで、海の多いホウエンで聴けるという遊び心がある。

 

ポケモンセンター(RSE)作曲:増田 順一 編曲:一之瀬 剛

おなじみの施設。BGMのメロディ自体は変わっていないが、各シリーズでアレンジが全く異なるので面白い。RSEのアレンジはかなりゆっくりとしたテンポで、ホウエン地方のあたたかな気候が感じられるのが好き。ポケセンに限らず、ホウエン地方の曲は全体的にゆったりとしている曲が多い気がする。

 

けんきゅうじょ(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ナナカマド博士の研究所の曲。これまでの明るかったりにぎやかだった研究所のBGMとは違って、涼しげな清潔感があり、博士の威厳を感じる曲。私のイメージする正統派な”研究所”な雰囲気があって好き。シリーズの中でも珍しく、オープニングの導入にもアレンジが使われている。博士が出てくるのだから当然と言えば当然なような気もするが、意外にも研究所のBGMが導入に使われているのは、他ではXYのみ。

 

バトルステージ(Pt、HGSS作曲・編曲:佐藤 仁美

プラチナから登場したバトルフロンティアの施設の一つ。フロンティアブレーンのステージマドンナ・ケイトには散々な目に遭ったが、曲がかなりオシャレで正に最先端のファッションショーのような洗練された印象を受ける。

 

バトルサブウェイ(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

BWではバトルサブウェイというシステムの施設がある。ここではトレーナーと連戦するたびに車両が移り変わるのだが、最初はリズムのみ、次にベース、そしてメロディ…とどんどん音が加わって賑やかになっていく。サックスやトランペットが使われておりジャズ調でカッコいい。サントラに入っているのは最初から全ての楽器が加わったバージョンなので、連勝しなくても聴くことはできるので、楽器が少ない状態の方がレア。

 

パルファム宮殿(XY)作曲・編曲:足立 美奈子

カロス地方にある大きな宮殿。フランスをモデルとしたカロスには、宮殿や大きなお屋敷がたくさんあるのが特徴的。優雅なティータイムといった雰囲気のBGMを聴きながら、美しく刈り込まれた庭を散策するととてもお上品な気持ちになる。

 

カロス発電所(XY)作曲・編曲:景山 将太

個人的に、シリーズ全体の中でも隠れた名曲。ポケモンにおける”発電所”のイメージと違わず、悪の組織関連のイベントが起こる『ボール工場』でも使用されるためか、薄暗くてダウナーな感じの曲。基本的に懐かしめの電子音で構成されているが、途中でストリングスが入ったりチェンバロのような音が入ったりと、ミステリアスな雰囲気も併せ持っている。Aメロ→Bメロ→Aメロ→サビという展開になっており、細かくアレンジが変化していくので長時間聴いていても飽きない。

 

我が家(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

サン・ムーンにおいて、シリーズの中で初めて主人公の家のBGMがついた。アコースティックギターウクレレ、様々な打楽器が使われており、南国のあたたかな風や、人々の明るい気質を感じることができる。

 

キャプテンの試練開始!(SM)作曲・編曲:一之瀬 剛

サン・ムーンにおける、ポケモンジムにあたるBGM。厳密にはジムではないが、課された試練に挑み認めて貰うという点では共通している。明るいメロディでありながら、一筋縄ではいかない手ごわさも感じる曲。また、この曲のメロディが別の機会に行う戦闘曲にも使われているのが熱い。

 

エーテルパラダイス(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

傷ついたポケモンの保護活動を行う組織『エーテル財団』が管理する人工島、およびポケモンの保護研究施設の曲。真っ白な建造物とたくさんの豊かな植物と相俟って……幻想的で、どこか浮世離れした、不思議な浮遊感緒ある曲。しかし、『エーテル財”団”』ということは……ということもあり、ストーリーが進むにつれて明らかになる情報を知る前後では印象の変わる曲でもある。

この施設を訪れるに、とある人物とバトルすることになるのだが、その戦闘BGMにこのエーテルパラダイス(エーテル財団のモチーフ)のメロディが隠れて入っており、実は関係性を仄めかすものとなっている。

 

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ポケモンの好きなBGM~ダンジョン・イベント・キャラクター編~

ただひたすらポケットモンスターの好きなBGMについて書いています。所々ストーリーのネタバレも触れている箇所があるので注意!

シリーズの略称⇒赤緑青ピ、金銀ク、RSE、FRLG、DPPt、HGSS、BW、BW2、XY、ORAS、SM、剣盾

※基本的に”本編”と呼ばれるシリーズについて記載。外伝的なダンジョンシリーズやスタジアムなどは含みません。

※ピカブイ、USUM、剣盾DLC、BDSP、アルセウスは未プレイ。

 

街・道路・施設編はこちら

 

ダンジョン編

ロケット団アジト(赤緑)作曲:増田 順一

この曲本当に完成度が高くて、悪の組織関連はみんな好きだと思うんだけど、例に漏れず私も好き。ロケット団は、思想とか理想とか関係なくガチの悪い組織という感じで曲もカッコよさと不気味さが半々くらい。シルフカンパニーの方もカッコいいけど、ちょっと怖すぎる。というかロケット団が去っても変わらないのが怖すぎる

 

スズのとう(HGSS作曲:増田 順一 編曲:景山 将太

施設や町のBGMの方でも書いたが、これもDS音源で見事に生まれ変わった和風の曲。特に『スズのとう』は、ハートゴールド版では伝説のポケモン関連の重要なイベントもあるので、HGSSのダンジョンに入る前の1枚絵もすごく綺麗で好きな演出だし、音楽も豪華になって嬉しかった。

 

しぜんこうえん(HGSS作曲・編曲:一之瀬 剛

むしとり大会が開かれる公園。広いので、主に自転車を使ってしまうことが多いが、リメイク版でかなり綺麗な曲に生まれ変わっており、イントロのドラマチックさは必聴。ちなみに、むしとり大会中のBGMは赤緑版の『じてんしゃ』のアレンジになっている。そちらも名曲。

 

りゅうのあな(金銀ク)作曲:増田 順一

ドラゴン使いの一族がいる修業の場。ストーリー上でも特殊なイベントがあり、ダンジョン自体も短いが、個人的にはかなり印象に残る曲。神聖な空気と、独特の荘厳な雰囲気がある。リメイク版の方は少し不気味さが増しているように感じる。

 

シント遺跡(HGSS作曲・編曲:一之瀬 剛

ちょっと特殊な曲。映画『アルセウス 超克の時空へ』で配布されたアルセウスを先頭にしてアルフのいせきの小屋に連れて行くと、この場所にワープする。常に雪が降っており、『テンガンざん』『やりのはしら』のメロディのアレンジで、最後の方にディアルガパルキア戦とギラティナ戦のBGMが一部使われている。今からではサントラ以外では聴けないが、かなり良い曲。

 

えんとつやま(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

ポケモンの”山”系のBGMの中でも、断トツで好きな曲。世界を巻き込んだ壮大な物語も悪くないけど、やっぱりポケモンは冒険しているぞ~!!感があるとワクワクする。『えんとつやま』は、それがかなり良い塩梅。登ってるぞ~!!という感じがする。音が左右にパンするところや、最後の畳み掛けるうるさいドラムが好き。リメイク版は少しテンポが遅くなっていて、楽器も大人しめ。原曲の方が好き。

 

おふれのせきしつ(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

レジ系のイベントがある遺跡。冷たい感じで、神聖だけど畏怖を感じる曲。ポケモンのこういう少し不気味で、ぼやけたような怖さがある雰囲気のイベントって好き。意味深で、色々な考察もできるような、想像の余地がある感じが言い伝えや伝説としての魅力だと思うので。BW2でも、『地底遺跡』としてこの曲が使用されている。

 

すてられぶね(RSE)作曲・編曲:青木 森一

名曲。RSEにはこういう、荘厳かつミステリアスな曲が多いけど、『すてられぶね』はその背景も相俟って、悲しみや人々の遺した哀愁などがより強く感じられる曲になっている。リメイクでの名称は『シーキンセツ』となっており、より人間の想いが強く反映されたイベントとなっている。

 

チャンピオンロード(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

チャンピオンロードの中でも一番好きな曲。メインタイトルの王道アレンジで、リーグに向かうぞという勇ましさや難関にチャレンジしている険しさが存分に現れている曲。

 

ハクタイの森(DPPt)作曲・編曲:佐藤 仁美

怪しげだったり、鬱蒼とした雰囲気を醸し出す"森"系のBGMが多いが、中でも一際寂しく、美しいメロディの曲。後半になるにつれて明るくなるものの、一人きりで取り残されたような、ザワザワとした不安をも呼び起こす。初夏の澄んだ空気や、葉っぱの揺れる音だけが聴こえるような静かな森を連想させる。

 

みずうみ(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ダイパの中でも印象的な、3つの湖の曲。静かに揺れる冷たい水面、反射するやわらかな陽光などが連想される。神秘的ながらも転がるようなピアノの音色に、北の大地の凛とした冷たい空気、豊かな自然を感じとることができる。

 

ギンガ団アジト(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

ダイパでは作曲家陣の変化により、ジャズの要素を取り入れた曲が大幅に増えたが、ギンガ団関連の曲にもふんだんに使われている。アジトの曲は『ギンガハクタイビル』の気だるげな曲とも違い、一之瀬曲の特徴であるベースがバリバリに効いた異様にカッコいい曲になっている。

 

テンガンざん(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

初めて聴いた時にものすごくドキドキした曲。険しく高い雪山を越える壮大さと、張り詰めた冷たい空気が吹き抜ける様子が伝わってくる。後半になるにつれて段々と盛り上がりつつ、メイン楽器のピアノの音により神秘的な雰囲気も感じることができる。

 

夢の跡地(BW)作曲・編曲:一之瀬 剛

可愛らしくもどこか儚げで、不思議な気分になる曲。『夢の跡地』という名前の持つメルヘンさとは異なり、工場や研究所と思しき建物があったが何らかの理由で頓挫し、かつて人々が夢見たビッグドリームを手放すことになったという意味での"跡地"であることから、寂しさや無常感も漂う曲でもある。

 

冷凍コンテナ(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

個人的にはどちらかというと『ネジ山』の印象が強い曲。両方とも寒いところの曲として使われているが、そういった場所のBGMで電子音を基調としたピコピコとしたアレンジになるのは珍しいように思う。独特の硬そうな雰囲気が好き。

 

ポケモンの子、N(BW)作曲・編曲:景山 将太

かの有名な『Nの部屋』のBGM。単調なオルゴールが延々と流れ続けるような曲と共に目の前に広がる異様な光景も相まって、トラウマイベントとしても名高い。後述するNのテーマのアレンジでもあるが、この不気味さが背筋を伝う雰囲気を、音楽とグラフィック、説明しすぎないテキストで見事に表現されたゲームフリークの演出の真骨頂とも言える。

 

ポ二の大渓谷(SM)作曲・編曲:佐藤 仁美

剥き出しの岩肌に囲まれた、深く大きな渓谷。民族的なイントロから展開する勇ましく壮大なメロディは、自然の険しさと冒険の終盤を感じさせる。洗練されつつもどこか懐かしく、GBAやDS世代のポケモンにあってもおかしくないような感じもする。様々な笛で奏でられる主旋律に、神秘さと少しの不気味さも覚える曲。サン・ムーンのダンジョン曲の中でもイチオシ。

 

イベント編

※移動中や、特定のイベント中にのみ流れる

サイクリング(赤緑)作曲:増田 順一

ポケモンではおなじみの自転車BGM。アップテンポで明るく軽快な曲調。アニメではCMに入る際によく使われていた。赤緑をプレイしたのは比較的大きくなってからだが、それでもシオンタウンでは怖くて自転車に乗り直していた。

 

海(赤緑)作曲:増田 順一

なみのり”の際のBGM。各地でそれぞれ特色があるが、基本的に、3拍子でゆったりした曲調が多い。初代のはちょっとテンポが速め。メロディが一番好き。優雅というよりは、水の上を楽しくポケモンと進んでいる感じがするから。

 

~エンディング~(FRLG)作曲:増田 順一 編曲:一之瀬 剛

私はあまりFRLGの癖のあるアレンジは好きではないんだけど、エンディングは構成も大幅に変わっていて、ストーリーに沿って映像が変わると共に、途中でロケット団アジトのBGMが組み込まれていたり、ドラマチックに冒険を振り返ることができるのだ。アレンジの壮大な雰囲気も合っていて、かなり好き。

 

エンディング(HGSS作曲:一之瀬 剛 編曲:佐藤 仁美

リメイク後のエンディングシリーズ。赤緑と同じように、ストーリーに沿ったデフォルメキャラが後日談を展開する様子が非常に可愛らしい。そして、原作だと単調な展開だが、途中で転調したり追加のメロディがあったりと豪華になっている。

 

サイクリング(RSE・ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛、足立 美奈子(ORAS

ルビサファの自転車の曲。軽快に森林や山の中を駆け抜ける様子が伝わってくる。ダートじてんしゃとマッハじてんしゃの使い分けが印象的。自転車BGMの中でもかなり好きな曲。リメイクも正統派アレンジで違和感がなく、完成度が高い。

 

ダイビング(RSE)作曲・編曲:一之瀬 剛

なみのり”と差別化された、水中を移動するときの音楽。初めてダイビングをした時にこの音楽がかかった時のワクワク感は忘れられない。少し籠ったようなハープの音色と、テテテテン…テテテテン…という音がイヤホンを付けていると左右から聴こえてくるのが好き。最後にブクブク…という泡の音が入っているのも素晴らしい。リメイク版は、もっと澄んだ海底という感じのクリアなアレンジになっていて、未知のエリアに踏み込む不気味さは軽減されてしまっている。

 

オープニング(DP)作曲:増田順一・一之瀬剛 編曲:一之瀬剛

これまでのポケモンシリーズの中でもかなり異質で、シリアスさをはらんだOPに驚いた人も多いのではないかと思う。が、この薄暗い雰囲気が私はかなり好き。明らかに不穏な空気、明るいメロディが消え、いつものBGMではなく謎の異音が途切れ途切れに聴こえてくるスタート画面は、軽い恐怖すら覚える。プラチナ版では、冒頭に入る音が若干違う。

 

じてんしゃ(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

これまでの自転車BGMより少しテンポが遅く、広大な景色を見ながらひんやりと心地よい風を浴びているような雰囲気。イントロのチリンチリン!がすごく好き。

 

タイトル(BW)作曲:増田 順一・一之瀬 剛 編曲:一之瀬 剛

ムービーが流れるオープニングデモの方ではなく、いわゆるメインテーマ。シンプルでありながらも王道なアレンジで、初代のコンセプトでもある”怪獣映画のOP”のような、どっしりと勇ましい曲になっている。数あるメインテーマの中でも上位で好き。

 

使命を抱いて(BW)作曲・編曲:景山 将太

かなり短い間しか聴けないイベント曲。Nの城が出現し、Nを追いかけて城に乗り込むまでの階段でしか流れないが、シリアスで切迫したメロディと、そのシチュエーションからかなり印象に残る曲。

 

カロスのテーマ(XY)作曲・編曲:景山 将太

イントロの快活なファンファーレが印象的な、XYのオープニングセレクトに該当する曲。実はダイパ以来となる『研究所』BGMのアレンジだが、雰囲気がまるで違い別の曲のようになっている。ここまでガッツリ曲として作られたオープニングはポケモンでは珍しいので、初プレイ時は非常にワクワクした。

 

殿堂入りおめでとう!(XY)作曲:増田 順一 編曲:足立 美奈子

初代からおなじみ、”でんどういり”の際のBGM。個人的に、

「殿堂入りしたぞー!!」という雰囲気を一番感じるのがXYのアレンジ。程よい豪華さと重厚感で、チャンピオンになったんだ…と実感が湧く。チャンピオンの影は薄いけど…。

 

天翔ける夢(ORAS作曲・編曲:景山 将太

リメイクで新たに加わった、ラティアスもしくはラティオスに乗って”おおぞらをとぶ”時に流れるBGM。伝説のポケモンの背中で雄大な空を自由に飛び回るのはとても気持ちがよく、ファンタジー的な要素が強くなるためとても壮大で幻想的な曲になっている。昼におおぞらへ行くと『天翔ける夢』、夜に行くと『天翔ける幻』という曲に変わる。

 

リリィタウンのお祭り(SM)作曲:増田 順一・足立美奈子 編曲:足立美奈子

ポケモンのメインテーマを、民族的にアレンジしたものになっている。イベントムービーでしか流れないが、アローラ地方の独特な雰囲気を存分に感じられる曲となっている。ここでのハウとのバトルも印象的。

 

進化(アローラ)(SM)作曲:増田 順一 編曲:佐藤 仁美

おなじみの進化BGMが、アローラのリージョンフォームのポケモンが進化するときだけ別の曲になるという新しい試み。リージョンを全く使用していなかった私は終盤まで全く気付かず、初めて聴いた時にかなり驚いた。

 

キャラクター編

ライバル登場!(金銀)作曲:増田 順一

金銀のライバルの尖った感じにピッタリなマイナー調の曲。リメイクだとかなりロックな感じにアレンジされている。こういう、主人公と友達未満でしかないライバルがまた出てきてもいいなぁと思う(系統的には初期グラジオが近いか?ヒュウは個人的にそこまで刺さらなかった)。なぜか金銀のライバルだけ、登場と退場で曲が分かれている。

 

イブキ(金銀)作曲:青木 森一

数少ない専用曲があるジムリーダー。1ループが短いが、彼女の強気でプライドの高い佇まいをよく表現している。

 

ハルカ(ORAS作曲:一之瀬 剛 編曲:黒田 英明

シリーズとしては初の女の子ライバルの専用曲。これは、圧倒的にリメイク後が好き。原曲は素直に明るくポップな曲調だが、ORAS版は、伴奏のメロディが若干だが変化しており、少し切ない感じの雰囲気を出しているのだ。なんとなく、幼い頃の思い出や、青春のきらめきなどを思い出すような……うまく言えないけど、ニュアンス的にはそんな気持ちになるようなアレンジ。ユウキも同じ雰囲気のアレンジだが、調がハルカの方が好き。

 

ライバル(DPPt)作曲・編曲:一之瀬 剛

せっかちで勝気なダイパライバルの曲。彼の気質に合わせた速いテンポとコロコロとした音色、妙にカッコいいメロディラインが印象的な曲。戦闘曲へと変わると更にライバルっぽさが増し増しになる。

 

シロナのテーマ(BW)作曲:一之瀬 剛 編曲:佐藤 仁美

DPPtでの『チャンピオンシロナ』とメロディは全く同じ、BWでのアレンジ版。演出込みではチャンピオン戦前の方が断トツで印象的だが、DS音源の独特のモサモサ感が消え、ピアノの繊細な指のタッチによる微細な音量の違いまで表現されたBW版が完成形とも言える。

 

アララギ博士(BW)作曲・編曲:佐藤 仁美

オーキド博士以来の、固有BGMを持つ博士。初の女性博士ということもあり、ストリングスによるしなやかでやわらかな音色が印象的。研究所のBGMも女性らしい清潔感のあるものになっている。

 

数式に囚われた者(BW)作曲・編曲:景山 将太

BWを語るにあたり、欠かせないのが”N”の存在。大仰なタイトルまでついたこの”Nのテーマ”に当たるこの曲は、ワルツのような優雅なリズムに短調のミステリアスなメロディ、敵か味方かはっきりしない、掴みどころがないがどこか寂しさも感じるNのキャラクター性がよく表れている。また、環境が変わったBW2では、後半がかなり変化しており、BWから通して彼に触れいていると涙もののアレンジになっている。

 

アクロマのテーマ(BW2)作曲・編曲:佐藤 仁美

BW2に登場する科学者。科学者という属性や、彼の手持ちに多いはがねタイプのイメージから遠くない無機質な電子音とシンセサイザー、変則的なリズム、ひんやりとした感じのメロディが特徴的。冷たさも持ちながら、途中で少し明るく変化する不思議な感じが、彼の善悪で判断できないキャラクター性を表現している。

 

ジーナとデクシオ(XY)作曲・編曲:足立 美奈子

カロス地方で、たびたび主人公のガイドを務めてくれる案内役。特に重要キャラとかではないのだが、曲がめっちゃ好き。可愛らしくて不思議なメロディ。アレンジ違いで、刑事もののBGMみたいなバージョンもあって何気に豪華。

 

グズマのテーマ(SM)作曲・編曲:足立 美奈子

スカル団ボス、グズマのテーマ。スカル団関連の曲には、ボイスサンプリングでラップが入っているのが大きな特徴。そして、グズマのテーマにはとある別の組織と関連のあるメロディが一瞬流れている。ダウナーで、いかにも”ワル”の総本山という雰囲気を感じる曲。

 

おしまい!他のカテゴリは以下の記事にて。

 

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ikaika1015.hatenablog.com

 

SideM 6thLIVE TOUR 東京公演 Day1感想【NEXT DESTIN@TION!】

THE IDOLM@STER SideM 6thLIVE TOUR ~NEXT DESTIN@TION!~ Side TOKYOに参加した。チケットが取れなかったので、現地参加はDay1のみとなったけど、自分の期待以上に楽しかった。神戸は両日配信で見たけど、全く違った雰囲気があってやっぱりツアーはいいなぁと思った。以下、曲目ごとの感想など。

 

M01 NEXT STAGE!

特殊イントロのあと、水色を基調としたカラフルなツアー衣装”ディライトディレクション”を身に付けたメンバー達が登場。「今日は最後まで楽しんで帰ってくれよ、お前さん。」と、雨彦さんがみんなに掛け声。ということは、今日の当番はLegendersだー!!無事に始まった安心感と共に、ワクワクが止まらない。ネクステ、本当に良い曲だ……と何回聴いても思う。

ステージ構成はリフトのついたメインステージと、上部に大きなモニター、左右にも1つずつモニターがあり、後方にサブステ、そしてトロッコが待機しているのが見えた。私は北側スタンドの後方、サブステが目の前にあるくらいの場所に座っていたので、キャストさんの表情などは細かくは見えず。

 

曲が終わり、ここで最初のMC。やはり印象に残ったのは、核弾頭の深町さん。既に帰る時の話しを出して、まるでもう終わりかのような雰囲気を出し始めたり、相変わらず真面目で愉快なコメントを残してくれた。

そして、初ステージのクラファ!!SideM初期の雰囲気は知らない私ですら伝わってくる初々しさ。どんなステージを見せてくれるのだろうか。

 

M02 Hope's Journey

飛行機が飛び立つ音と共に、モニターに美しい景色が広がる。その景色に負けないくらい、爽やかで清涼な旅立ちの瞬間を一緒に迎えるのは、F-LAGSだった。間奏の"お尻ダンス"がキュートすぎる!!F-LAGSは、みんながそれぞれ抱えているものを、圧倒的な光に変えて放てるところがすごく素敵。力強さと清らかさ、その両方が同居するみずみずしいステージだった。


M03 THE FIRST STAR

空の背景から一気に宇宙へ。光輝く星が弾けるような輝ソロ!この曲何回聴いても良い。輝がいい日になるって言ったらいい日になるんだよな。仲村さんは、いつも元気で楽しそうで本当に素敵だ。仲村さんの太陽属性感を見ていると、本当に輝とのリンクがすごいというか、2人が交わっている瞬間を見ているような不思議な気持ちになる。ステージを大きく使い、ニコニコと笑いながらサイドへ行って手を振る。仲村さんは走っても歌声が全然ブレない!さすがだった。生で聞いても歌が上手い人は本物。

そして、曲の終りに近づくと、なんとステージの奥から寺島さんが登場。仲村さんと一緒に踊り始めて、Wセンターに大盛り上がり。そして、寺島さんが出てきたということは…?


M04 HAPPY×HAPPYミーティング

この曲だとわかった瞬間の会場が息を呑んだ空気感が忘れられない。冬馬ソロ!!最初のワンフレーズまで仲村さんも一緒に。

実は、SideMを知りたての時に、「えっ、この曲が冬馬くんのソロなの?!」と驚いた思い出があって。アニメの『EoJ』を見て、少し尖った等身大の少年というイメージを持っていたせいか、自己紹介的な空気が強いみんなのソロ曲と比べると、自分の印象と合致していない感じがして。こんなに可愛い曲なんだ~って。

でもそうじゃない。冬馬のアイデンティティは、"アイドル"として生きること。みんなを笑顔にすること。誰かのために自分が輝く。真っ直ぐに生きる。それを、ステージの上で心の底から体現しているのが天ヶ瀬冬馬という人間なのかなと気づいた時に、物凄く納得して。だから、目の前であんなにもアイドルらしさ全開の、明るくて若々しい振り付けを"アイドル・天ヶ瀬冬馬"として歌っている、踊っているのを見たら、もう涙が止まらなくなってしまって、どうしようもなく感動した。

私は正直、リアルも含めて、"アイドル"という存在のことをずっと斜に構えたまま、理解しようとしないで生きてきたところがある。だからこんなにも、カッコよく、時に可愛く、"誰かのための姿"を身に纏う存在に心打たれたことが、とても大事な経験となった。寺島さん、本当にすごい。足の跳ね方とかめちゃめちゃピョン!ピョン!って感じで、手の使い方とか、あ~冬馬ってこんな踊り方するんだな~って納得した。すごかった。

 

M05 喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-

神速の新曲〜!コールできないのが悔しすぎる!!背景はずっと学校の廊下みたいなところで、2人も学生アイドルなんだなと思い出させる。消しゴムが散らばっていた。心労社会!頭がいてぇ!なんて歌わせちゃって…と思っていたけど、年齢や性別関係なく、どんな立場にも色んな不安や悩みはある。どんな人にも応援団のように力強くエールを送ってくれる神速一魂が、とても眩しく見えた。

 

ここでMC。「『THE FIRST STAR』何回も歌ってるけど、何回歌ってもめっっちゃ楽しい!!」と言う仲村さん。確かに曲としては、私ですらここ最近のステージで何回か聴いたなとは思ったけど、毎回楽しい。

「配信の皆さんの絶叫も聞こえました!」と深町さん。聞こえたならよかったよ。

 

キャストさんが捌け、暗転。この重めのビートと青緑のライトは……!!

 

M06 We're the one

クラファだーー!!!以前ニコ生でも衣装付きで公開したこともある曲だけど、その時とは全くの別物になっていた。緊張はほとんど感じさせず、安定感すらある。声優さんとしても、ユニットとしても新人ということを忘れるくらい、圧巻のステージ。何より曲がカッコいいよねクラファは。そして曲調レーザーが似合うのなんのって。いいな~。本当にカッコよかった。落ちサビのソロパートの百々人の声の震え方が、絶妙にライブ感があって凄かった。凄い新人だ。

M07 Legacy of Spirit

お次はレジェ!この順番いいですね、レジェも追加組として加入した経歴があるので、まるで歴史を遡るかのような。レガスピを生で観るの初めて(というかSideMのライブが初めて)だったんだけどマジでカッケ~~~。最初の時計の針に合わせてフォーメーションチェンジするのめちゃくちゃ好き。

そしてやはり、特筆すべきは、大サビ前の間奏。雨彦さんパーが終わったあと、フッ……と静寂が訪れ、何……?!と思ったその瞬間―――

「行くよ!!!!」

そ、想楽くん!!!!な、なんだ今のは!!!!もうテンションがバチ上がり。最高でした。レジェのことも、最初はクールなユニットなのかな~と思ってたから、『Legacy of Spirit』を聴いた時も、ええ!こんな感じなんだ!熱い!と思ったけど、レジェは熱い。神速みたいな熱血アイドルじゃないのに「オイ!オイ!」って煽ってくるのも好き。あと汐谷さんの髪形がめちゃくちゃ想楽くんカラーだったので遠くから見た時の実在性がすごかった。

 

M08 夢色VOYAGER

ここで再びF-LAGS!!爽やか~!旗を持って登場。余談だけど、サイスタが始まってから、実装されている曲のノーツを思い出してしまう。夢色のイントロのダカダッダカダッ!て連打、ミスしがち。

「ボス~!」って言われてニコニコ笑顔になる。ボスになっちゃう。うりゃおさんが「今年もワシが笑わせたる!」って替え歌してて、ありがと~!!ってなった。大吾くん、14歳とは思えないほど人間ができている。可愛い。F-LAGSの青、めっちゃいいよな~。キラキラ光る海のようでもあり、高い青空のようでもあり。どっちも似合う。最後のポーズも良かった~!

 

曲が終わり、何やら雰囲気がガラッと入れ替わる。暗転し、ピアノソロのムーディーなメロディが、深い緑色のライトに照らされた会場に響く。背景はいつの間にか、F-LAGSが出港した輝く海から、夜の海へ。もしや、これは……………

 

M09 ROMANTIC SHAKER

すごいものが始まった………あの場にいた誰しもがそう思っただろう。ギラギラと輝くいくつものミラーボール、妖しく光る緑や紫のライト、背景には色とりどりの酒瓶やグラス、ぼんやりと照らすランプの灯り。そう、まさしくそこは、薄明り落ちるバーカウンター。伊集院北斗がその扉を開き、ゆったりとした動きで私たちを招き入れる。

 

「チャオ☆」

 

…………。

 

…………………。

 

最高~~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

一瞬にして惹きこまれるとは、まさにこのこと。神原さんの低音が甘く響く歌声、余裕のあるたっぷりした動き、その一挙手一投足が、”伊集院北斗のステージを観ている”のだと大いに納得できるものだった。私は北斗についてまだまだ知らないことも多いし、それだけではないとはわかっているけど、キザでおもしれー男……と思っていた。

だけど、気付いたら、ペンライトを両手で胸の前で握りしめていた。あの瞬間、私は、エンジェルちゃんになった。確実に、なった。今まで、どんなに好きなものを見ていても、こんな風な状態になったことはない。私の中にわずかに残る乙女の部分が、惜しげもなく北斗に解放させられてしまった。

私がすごいと思ったのは、あれだけセクシーさやアダルトな雰囲気を醸していながらも、北斗の”アイドル”としての清涼で健康的な魅力が損なわれていないということだ。 伊集院北斗が「エンジェルちゃん」と呼ぶのは、年頃の女性だけではない。そもそも女性だけではなく必ず「エンジェルくん」が並列されている。特定の誰かではなく、ここにいる全員、あわよくば世界中の人々まで、自分の魅力で虜にする、夢を見て、楽しんでもらう。私が思う北斗の好きなところは、そういうスタンスにあるのだと思う。あれだけ素晴らしいステージになったのは、神原さんの絶妙な表現力と、楽曲の力と、演出の噛み合い方の賜物なのだろう。

途中、ステージ上部に上がった際にオンステージカメラが神原さんを追従していた。私は現場主義なのでライブ系はなるべくステージを見るようにしていて、VR北斗が始まってるな~っていうのは中央のモニターでなんとなくチラチラ見てはいたんだけど、なんと”顎クイ”をやっていたらしい。本当に恐ろしすぎる。

 

北斗ソロのあと、MCが挟まれる。いや、挟んでもらって助かった…。北斗ソロに対して、「対象年齢が~~!」と評されていたけど、私は瞳をとろかした相手にかける言葉として《可憐さ》という清潔なチョイスをするところが本当にグッとくるので、改めて伊集院北斗、なんて信用できる男なんだ……と思った。

 

M10 オモイノウタ

ヒートアップした会場を、穏やかな空気が包み込み、出てきたのは再び神速一魂。背景を見ていると、どうやら外のようだ……ん?ここは……河川敷!!夕焼けに照らされ、堤防に見立てた階段に腰掛ける2人を見て、うわ~~やられた!!と思った。ステージの使い方が上手すぎる。神速の曲の中でも落ち着いた曲調だけど、確かな2人の絆がビシビシ感じられて本当に良かった……。キャッチボールをする振り付け好き。


M11 With..STORY

ここで更に感情に訴えかける曲が続く。『With…STORY』、好きなんですよね~~(泣)。歌詞もだけど、メロディが涙腺にくる。三瓶さんの声、綺麗すぎませんか?毎回びっくりするんだけど、女性が混ざってることに違和感を感じさせない、透明で凛とした涼くんを表現しているのが素敵。

「今日は素敵な景色を見せてくれてありがとう!」

「この景色をもっと最高な思い出にするために、みんなでトリコロールを作りましょう!」

え〜〜〜!!こんなのあるんだ!!とびっくりしたけど、この曲の定番らしい。参加できて嬉しかった〜!3人の指示通り、北スタンド、アリーナ、南スタンドに分かれてペンライトで赤、白、青のトリコロールが生まれる。本当に綺麗だった…!!モニターにも配信のペンライトが映し出される。会場が一体となってライブを作り上げていくような仕掛けができて、胸がいっぱいになった。

めちゃくちゃ個人的なことを言うと、トリコロールと言えば私にとってテニプリの青学のイメージしか無かったんだけど、また新しい思い出と意味が生まれたのも特別な気持ちになったな〜。

 

M12 Planet scape

畳み掛けるように、Jupiterが胸の内を曝け出すようなパフォーマンスを2人で披露する。こういうコンセプトごとに分かれたセトリ、しっかり考えられたライブって感じですごく良い。広大な宇宙の中で孤独を感じて不安になっても、輝く星となれるように祈りを込めたステージ。今日は翔太がいないけど、3人揃う明日はどんな姿を見せてくれるんだろうと期待が高まる。

 

M13 流星PARADE

しっとりとした曲が続き、最後は仲村さんが出てきて、あたたかくも切なさを孕んだ『流星PARADE』を。本来はS.E.Mとの合同でもあるけど既存曲だからいなくても今日やったのかな?

この曲本当に好きで……いい曲だから……。Jupiterが創り上げた宇宙に、個性という輝きを散りばめていく3人。《オレンジ色見送って》でライトがパァーッと夕陽の色に眩しく輝くのが本当に綺麗で。今日という日は終わってしまうけど、遠い未来で振り返ったら、またその煌めきを何度でも思い出すことができる。思い出は一瞬で永遠なのだと、この曲を聞くたびに思う。あとお互いに顔を見合わせる振り付け本当に良いよね…。

 

ここで挟まれたMCで、寺島さんと神原さんがお互いのソロを褒めあってたのが印象的だった。特濃チャオ…。もう北斗の「チャオ☆」を正気で聞ける状態ではなかったので、いちいちビクビクしていた。本当に早く手拍子だけじゃなく声が出せるようになってほしい…!


M14 Fine Day!Find Way!

ドラスタ(輝)、神速、F-LAGSによる合同曲。これ北海道公演でもやる予定だったのかな?また見れると嬉しい。爽やかだけど、太陽の光を目いっぱい浴びながら駆けていくような、力強い曲でもある。後半からはトロッコに乗って、会場後方のサブステージまで来てくれた!私の席がちょうどトロッコの曲がり角が見えるところだったんだけど、近くで見た深町さんの横顔が綺麗すぎてドキッとしてしまった。アコースティックギターのアウトロが、やわらかい朝日のようで好き。


M15 バーニン・クールで輝いて

ロッコから降りた後は、神速が一気にブチ上げ!この辺からもう楽しくて仕方なくて、マスクの下でずっと笑顔だった気がする。でもやっぱりコールできないの悔しすぎる~!!いつか全力でOi Oiしたい!サブステの真横から見るのもまた面白くて、二人の表情は見えにくかったけど、フォーメーションが変わる時の前後の動きに奥行きがあって、こんなに激しく動いているんだ!こんなにスピード感あるんだ!と、生で神速のダイナミックな動きを見れて感動。深町さんがめっちゃビブラートかけててびっくり。やっぱり音源と違う部分が聞けるとテンション上がる。

曲が終わり、最後の決めポーズで二人がメーンステージの方をジャン!と指さすと、そこには…


M16 BRAND NEW FIELD

この流れ本当にズルいな~~!!いつの間にか逆光で待機してるJupiterカッコよすぎるな。序盤に冬馬と北斗のソロを見ていたせいで、高まっていた感情がさらに振り切れてこの曲もめっちゃ楽しかった~~。翔太のセリフを「一緒なら!」「頑張れるよ♪」って分けてたの、分け方もすごく良かった……。最後に、二人で向き合ってなんか可愛いポーズをしていて、なんだろう…?と思っていたら、アニメで翔太がやっていた冬馬の肩に手をかけるポーズだと後で知って、さ、最高~~~~~~になってしまった。本当に手厚い。

 

暗転し、何やらまたお洒落なBGMが。なんだろう?レーザーの色は青や水色だけど、誰が出てくるんだろう……そう思っていると、ステージの上にスポットライトで照らされたC-FIRSTの姿が…!

 

M17 Not Alone

もう客を落ち着かせる気のないセトリ。『Not Alone』本当にカッコいい!!サイスタで先行配信されて、ライブでは未披露。音ゲー画面ではサビでミニキャラがゆらゆらする振付が印象的だったけど、生身の人間がやるとビシッと決まっていた!……と思ったら、《僕ら走り切るストーリー》でその場を走ってたのでウケてしまった。そこがちょいダサくなるんかい。でもラップパートも各ソロパートも本当に堂々としていて、改めてクラファの可能性に期待が高まった。


M18 Make New Legend

いよいよラストスパートの最後を飾るのは、レジェ。この曲本当に好きで、初めて聴いた時からメロディも編曲もカッコいい…と思っていたので、神戸公演の配信でも見れて嬉しかった。この日は更に気迫が増していて、まさに迫真のパフォーマンスだった。《Raise voice! Raise voice!》の振付け大好き。

途中、なんかスモークみたいなのが噴き出てる〜!すげ〜!と思ってたけど、よく見たらなんと青い炎だった!!すごすぎ!!青い炎出す装置ってあるんだ…。クールで熱いLegendersにとても似合っていて、最高の演出だった。ソロダンスパートも、みんなそれぞれの個性を散りばめていて、少し長めに尺がとられてたっぷり楽しめる時間になっているのもとても良い。

ラスサビ前に、時計の針を模したレーザーがグルン!と会場全体を大きく一周する演出が良すぎて、今回もあるのかな?と上を向いたら、配信より見づらかったけどちゃんとありました。観客と、アイドルと、この場にいる全員が同じ時を刻んでいる、そして今この瞬間、共に未来に進んでいるんだ!という、レジェからのメッセージのような、随一の演出だと思う。

 

MCでは、バーニンクールが久しぶりすぎて『パーニンクール』と書かれていたという笑えるエピソードも。

次の曲がラストということを受けて、宗悟さんが「みんなの代わりに言うね。え〜〜〜〜〜!!」とガッカリコールを。ほんとに終わってほしくない〜!


M19 DRIVE A LIVE

えっ、ここでドアラなんだ!と神戸公演の時にちょっとびっくりした。アンコールのイメージがあったので。このあたりペンライトが死んでしまって、虚無を振ってて申し訳なかった……。

ドアラは本当に、聞いてると安心するというか、いい曲だなって…いや何回良い曲って言うんだって感じなんだけど、心に沁み渡る曲だな〜と思う。315プロダクションを象徴する曲として、メロディも歌詞もスッと入ってくる。SideMのこと、好きになって良かったな…。

間奏の笠間さんの熱いメッセージが胸にじーんと響く。キャストさんは、何回も何回も「みんなの声が本当に聞こえているよ」って言ってくれていた。声に出さなくても、拍手に気持ちを込めることしかできなくても、そうやって言ってくれるだけで、ホッとできる気持ちがあると思う。

ラスト、みんなの前をカメラが通り過ぎる時、宮崎くんがスッと指ハートをしたのを見て、ワ〜〜現代っ子のやつだ!!とニッコリしてしまった。

 

キャストさんが捌け、しばらくすると全体曲メドレーが聴こえてくる。あの音源めっちゃいいよなぁ〜。そうしているうちに、属性曲のイントロが!神戸公演でもあった、配信のPたちが一生懸命連打をして3,150,000まで数字を稼ぐという謎の(お着替えの時間)コーナーが。配信Pの大変さも知っているので、がんばれ〜!のんびり花火見ててごめん!の気持ちになった。

無事に花火が上がり、アンコールが始まった!

 

アンコール

M20 Growing Smiles!

ここで新全体曲のグロスマ!!!クラファを迎え、更にパワーを増した315プロ。新しくもあり、これまでの積み重ねも感じさせるような、少し落ち着いた曲調が新鮮でいいな〜と思う。今までの全体曲の歌詞だけでなく、メロディまでちゃんと違和感なく同じ音で入ってるのが本当に秀逸だと思う。ユニットカラーのTシャツも、一年前に先輩Pに見せてもらった時は何もわからなかったけど、今はもう、みんなのことがわかるよ…と感慨深い気持ちになった。

 

ここで、SideMは7周年、アイドルマスターシリーズは15周年という説明が入る。ということは、何をやるのかというと…!

 

M21 なんどでも笑おう

これやるんだ〜!!他のアイマスライブでもやったという話は聞いてたから、もしかしたら…と思っていたけど、今日だったとは。エムステの振り付けめっちゃ可愛かったよね…。

ここからはトロッコでそれぞれ客席の近くに。優しいハッピーな雰囲気が会場を包み込む。

 

最後は、ライブ恒例の一人一人挨拶。

・神原さんが、「北斗と一緒に」と何回も言っていたのが印象的だった。キャストさんにとってのアイドル達との距離感って、その人それぞれで違う感じがするから、こうして演者からの感覚を言葉にしてくれるのは嬉しい。

・深町さんが「皆さんの熱気で雪がもう溶けてます!!」と熱弁。「配信で大きな声を出した皆さん!!大家さんには僕が謝っておきます!!」と立て続けの深町節。本当に面白いなこの人は…しかもふざけてるんじゃなくて、心底真面目に言ってるんだろうな…というのをなんとなく感じる。いい人。

・感極まって、涙声になってしまう宮崎くん。初めてのステージで想像できないくらい緊張しただろうに、最後までそれを感じさせなかったクラファの3人は本当にすごい。

ざぶん!

・「皆さんの心の声、ちゃんと聴こえてます。本当に聴こえるんです!」と力強く言い切る笠間さん。グッと来たな〜。

 

M22  Beyond The Dream

ラストがビヨドリなのもすごく良かった!この鬱屈としがちな世の中で、「僕たちは何にでもなれる、どこへでも行ける」って大きな声で言ってくれるの、本当に嬉しいし、心の中でひとつ勇気が生まれてくるような気持ちになる。

属性パート、メンタルのメンツが涼くん、想楽くん、百々人なの、めちゃくちゃ溶けちゃった。あの3人の声の混ざり方、破壊力がすごい。

宗悟さんがトロッコに乗って近くまで来た時、全員と目合わすつもりかってくらい客席にファンサの嵐を巻き起こしててすごかった。本当に元気出る。

 

最後は、笠間さんが恒例の「アイマスですよ!」コール。これ、SideMだけ長いって知った時びっくりしたけど、なんかSideMっぽくて好き。

 

1日目が無事に終了して本当に良かった!SideMのステージが楽しいことはもちろん知っていたけど、初めての現地参加で、自分の想像以上に楽しくて嬉しくて、幸せな気持ちが止まらなくて驚いた。すごく満たされた気持ちになって、1日目だけでも現地に来れて本当に良かったと思えた。SideMを好きになってほんとによかったな〜。

 

1日目はここまで。2日目の感想に続きます!

【49人分】SideMのアイドルに歌ってほしいポルノグラフィティの曲【SideM】

SideMの新しいアプリ、サイスタがリリースされましたね!!毎日楽しく遊んでいます。この記事を書こうと思ったのはサイスタが発表されたニコ生の時だったのに、モタモタしていたらだいぶ経ってしまいました。

 

さて、何を言っているんだという感じだと思うので、今回の記事について少し説明します。

前回の記事でもたびたび出てきた先輩Pと話している時に、女の子のアイマスにカバー文化があることを教えてもらいました。

そして、私はポルノグラフィティが大好きで、十数年ファンを続けている人間でもあります。(2年半ぶりにツアー決まったの嬉しすぎ!!!!!)。そもそもこのブログが、ポルノのライブの感想等を書くために始めたものでした。

じゃあ、315プロのアイドルにポルノをカバーしてもらえば正しく最高なのでは?という、美味しい物と美味しい物を両方食べればもっと美味しいはずだ!という私欲の塊みたいなことを思いつきました。

しかし、私は気質が非常に面倒なファンなので、歌ってもらう上でど〜〜うしても譲れないポイントがあったりします。だけど、SideMのことも大好きなのでみんなに歌ってほしい。そんな自分との話し合い(傍から見たら全く無意味なシャドーボクシング)の結果、以下の基準で曲を選出してみました。

その人の声質に合っている曲を探す。

ポルノのボーカルは一人なのに対し、当たり前だけど315プロは49人のアイドルがそれぞれ違う声を持ち、歌う。私はそちらも大切にしたいため、なるべく無理なく歌える曲を探す。そのためにソロ曲を聴きまくった……ソロコレも助かった……。

”キャラソン”ではなくあくまで”カバー”という名目で考える。

ポルノはもちろんアイドルではないしアイマスとは無関係なので、どうしても私がイメージする”アイドル”が歌わないような歌詞もあるし、そのキャラにぴったりと合った曲があるわけではない。なので、なるべくキャラと歌詞の一致度はニュアンス程度で考えて、曲の雰囲気やメロディを優先して考える。……つもりだったけど、結局ほぼキャライメージ先行になってしまったかもしれないです。ご了承ください。

また、筆者は担当外のキャラクターに関してはまだまだコミュニケーション不足なので、こんなイメージじゃない!こんなキャラじゃない!という部分も出てきてしまうかもしれませんが、そこも許していただけると助かります。

 

「ポルノは好きだけどSideMって何?」という方が見てくださっているかもしれないので、各アイドルの紹介と各ユニットの曲の雰囲気がわかる公式のプレイリストを載せておきます。

sidem-gs.idolmaster-official.jp

 

 

www.youtube.com

 

本気で、真面目に考えたので、アルバム曲やカップリング曲からも選出していますが、「SideMは好きだけどポルノそんなに知らないよ」という方は、各音楽配信サイトにてサブスクで全曲聴けますので、ぜひよろしくお願いいたします!

前置きが長くなりました。ここからはバンバン曲を挙げていきます。アイドルファイル順です。

 

Jupiter(ジュピター)

天ヶ瀬冬馬(CV:寺島拓篤)/『アポロ』

アイドルとしてのキャリアも長く、アイマスという作品的にも古株でありながら常に進化を続ける事務所の顔という意味も込めて、ド定番&ポルノの代表曲でもある『アポロ』を歌ってほしい。歌詞アレンジで「ラヴ・E・メール・フロム………Jupiter、だぜ!」してほしい。

 

御手洗翔太(CV:松岡禎丞)/『Haert Beat』

翔太は声質が独特なのでかなり悩みましたが、若いながらどこか達観していて器用な彼には、「険しい顔しないで、僕たちと一緒に楽しもうよ!僕らは出会うために生まれて来たんだよ!」というこの曲を歌ってほしい!ノリのいいビートで弾むような曲なので、翔太の雰囲気にも合っているかなと。

 

伊集院北斗(CV:神原大地)/『狼』

個人的に、北斗はポルノの曲がめちゃくちゃ似合うと思います。やっぱ恋愛ソングでしょう!ということで、大人っぽさもあり、メロディ的にも彼のセクシーさが映える曲を。北斗のソロ曲の『ロマンティック・シェイカー』自体が逆カバーもいけるんじゃ?とも思う。かなり迷ったのはジョバイロ『Part time love affair』とか『東京デスティニー』とかも全部歌ってほしい。

 

DRAMATIC STARS(ドラマチックスターズ)

天道輝(CV:仲村宗悟)/『幸せについて本気出して考えてみた』

テンポ感が『THE FIRST STAR』にも似ている。こんだけ波乱万丈な人生を歩んでいる輝に《案外普通だし》と歌わせるのもどうかと思ったけど、それは事務所のみんなそうだしな…と思って考えないことにした。それよりも「幸せについて考えた時に、自分の顔を思い出してほしい」というメッセージを歌ってほしかった。輝には明るいだけじゃなく、年齢と経験を重ねた大人としての魅力があるので、こういう少しシニカルだけど希望のある感じの曲も似合うと思う。

 

桜庭薫(CV:内田雄馬)/『サウダージ

薫も、ものすごくポルノの曲が似合うと思っているからめちゃくちゃ迷いました。声質もそうだし、少しマイナー調で展開するメロディラインとかシリアスめの歌詞とか、そういう系統のポルノの楽曲に内包された雰囲気との親和性が物凄くあると個人的には思います。なので、一般的にもポルノ!って感じの曲を歌ってほしいのでこの選曲に。いっそ『アゲハ蝶』とかも良い。あとラテンビートとデジタルサウンドも似合うので『Montage』とかも迷いました。

 

柏木翼(CV:八代拓)/『天気職人』

偉そうに「歌詞はニュアンス程度」とか言っておきながら、どうしても空の曲を歌ってほしくて悩んだ…。翼の優しくて甘い声は、こういう少しファンタジーな曲が似合いますね。最初『空が青すぎて』にしてたんだけど、もっとハッピーな曲がいいなと思ったので『天気職人』に。でも、失恋ソング歌う翼に胸を痛めたい気持ちもある……。

 

Altessimo(アルテッシモ)

都築圭(CV:土岐隼一)/『何度も』

儚げな雰囲気ながらも、類まれなる音楽センスと芯のある綺麗な歌声を持つ都築さん。優しくて、でも寂しくて、あたたかい曲を選んでみた。心の痛みを現実とファンタジーの境目で包み込んだようなこの曲を、語りかけるように歌い上げてほしい。この曲に出てくる象徴的な登場人物は「猫」。《湿ったらいい音が出せないと猫が言う》とか、都築さんの口から紡がれてほしい歌詞がたくさんある曲。

 

神楽麗(CV:永野由祐)/『ヴォイス』

《僕の名前を呼ぶのは誰?》という問いかけから始まるこの曲。私はセカライの『Never end 「Opus」』を観た時に、アルテの2人がすれ違ったまま悩んで彷徨うパフォーマンスに息が詰まるほど感動してしまって、どうしてもこういう”導かれる”ような曲を探してしまった。自分の居場所。誰かの呼ぶ声。麗さんの若さゆえの青さ、瑞々しい感性で情緒豊かにこの曲を歌い上げてほしい。

 

Beit(バイト)

鷹城恭二(CV:梅原裕一郎)/『ROLL』

普段のクールで一歩引いたイメージとは違う、力強い歌声が印象的な恭二くん。恭二くんには、何かを渇望してひたむきに努力している姿というか、個人的に「渇いている」イメージがあります。それでいて内に秘めている熱さもあるというか。なので、けっこう内向的な曲が最初は浮かんで……『9.9㎡』とか『Search the best way』、『ANGRY BIRD』あたりもいいなと思ったんだけど、せっかくカバーしてもらうんだからどうせならも少し違ったアプローチはどうだろう?と思って、渇きの中に優しさを内包している『ROLL』にしてみました。

 

ピエール(CV:堀江瞬)/『瞬く星のように』

ピエールは声質がとても可愛らしく声が高いので、どんな曲にするか迷ったんだけど、爽やかで前向きなテイストなんだけど少しシリアスな雰囲気も含む曲調のものを選んでみました。《白馬には自分が乗る方がいい》という歌詞が、みんなの笑顔のために一生懸命がんばるピエールのひたむきさと、抱えた不安、それでも進んでいくと言う前向きは明るさを混ぜ込んだみたいな感じになるかな~と思ったり。

 

渡辺みのり(CV:高塚智人)/『Hard Days,Holy Night』

みのりさんには、どうしても直球のアイドル然とした曲を歌ってほしいという気持ちがあるんだけど、さすがにいくらポルノの幅が広いとはいえ、そういう曲を探すのが難しく。できるだけ可愛らしく、ノリも良く、シリアスじゃない曲を探した結果、これだ!となったのがハドホリ。この曲にはなんと途中にコーレスがあるのです!!イントロも少しパン!パパン!(いわゆるPPPH)ができるチャンスもあるし、歌詞的にはロマンチックではないけど「クリスマス」という舞台も似合っているし。歌いながら手振ってほしい!

 

W(ダブル)

蒼井悠介(CV:菊池勇成)/『メジャー』

タイトルにもなっている”メジャー”は、物差しの意。他人が作った決まりに従う必要はあるのか?自分の目指す未来は誰かに決められるものなのか?自由奔放で己の道を突き進む悠介にぜひ歌ってほしい。もう少しがちゃがちゃした曲がいいかな?爽やかすぎるかな~とも思ったけど、Wの2人って元サッカーのプロ経験者だし、可愛らしい面が強調されがちだけどそういう厳しい世界で勝ち抜いてきた大人な面もフィーチャーされてもいいと思ってて。だからあえて少し一歩引いた感じの曲でもいいかなと思って選んでみました。

 

蒼井享介(CV:山谷祥生)/『Rainbow』

カップリング曲ながら、天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会のテーマソングにもなっているこの曲。落ち着いた曲調ながら、力強くひたむきに努力し続ける人の賛美歌のようなテーマを持つ曲。WにはAFTER THE RAINという曲もあるし、2人のどっちもに親和性があるんじゃないかなとも思ったり。だからどっちにするか最初迷ったんだけど、『メジャー』が浮かんでから、真面目で冷静に、だけど熱い気持ちを胸にコツコツとがんばる享介にこちらを。

 

FRAME(フレーム)

握野英雄(CV:熊谷健太郎)/『愛が呼ぶほうへ

英雄は3人の中でもかなり色々迷ったんだけど、もう敢えてド直球な”愛”を歌ってほしい。そう思って、ポルノの曲の中でも有名タイトルを一つ。これは本人に寄せたというより、FRAMEのユニットとしての象徴というか、在り方みたいなことをイメージしたかもしれない。私、英雄の歌声好きなんですよね…。『ハートフルパトローラー』みたいな元気な曲も好きだけど、こういう曲で優しいあったかい気持ちになりたい。ちなみに、最後まで迷っていたのは『ブレス』

 

木村龍(CV:濱健人)/『君は100%』

龍くんには、明るい前向きさでとにかく誰かをストレートに元気づけるような曲を探して、タイトルまで直球ストレートな『君100』に。ポルノ的には当時賛否あった曲だけど、曲そのものとしては非常に分かりやすい、伝わりやすい、何より「上手くいかないよ~」って悩む描写から始まるってのが龍くんらしい、転んでも何度でも起き上がる感じがとても似合う。

 

信玄誠司(CV:増元拓也)/『カゲボウシ』

信玄さんでまず悩んだのは、声。男らしい低い声だから、ポルノの曲のキーを歌っているところが想像つかなかった…!その上で、多分この曲ならオク下とかでいけそうだし、信玄さんの持つ包容力、力強いあたたかさと親和性がある!と思ったのが『カゲボウシ』。正にメンタル属性!って感じの曲なので、言葉は無くとも優しく見守ってくれる、そっと寄り添って、折れそうな時には心を抱擁してくれる、そんな信玄さんが歌っているところを聴いてみたい。

 

(さい)

猫柳キリオ(CV:山下大輝)/『Ohhh!!! HANABI

キリオは唯一無二の歌声と特徴的な言葉遣いをするのでかなり悩んだんだけど、その華やかさと歌詞の”和”っぽさの親和性からこの曲を。アップテンポでライブでもタオルを回すような曲だけど、《下駄の音が軽やかに 濡れて裾の夕顔》《セルロイドのお面をねだった まだ帰りたくはないといじけた》など、曲の雰囲気と反して文学的な表現が出て来たかと思えば、突然キャッチーな言葉が出てきたりして、そのちぐはぐ具合がキリオっぽさもあるかなと。「さまぁどり~む ふぁいやぁ~わぁ~くす」って歌ってほしい。

 

華村翔真(CV:バレッタ裕)/『むかいあわせ』

まず”彩”というユニットのことを考えた時に最初に出てきたのがこの『むかいあわせ』。なぜかというと、ポルノの中でも珍しい、かなり和風に寄せたコード進行の曲だから。その中でも、歌詞の内容も合わせて翔真さんかなと。これもかなりメンタル属性の曲で、《もっと笑って話してごらんよ ずいぶんと曇った顔してる》って翔真さんに言われたくないですか?!となり即決。艶やかだけど優しくて、そっと見守ってくれる、そんな雰囲気の曲。

 

清澄九郎(CV:中田祐矢)/『横浜リリー』

先に言っておくと、九郎くんは『うたかた』と迷いました。考えてる時に、九郎くんってもしかして女性目線の歌詞が似合いますか…?!とひらめいてからこの2択に。『うたかた』の方はどっちともとれるけど、ちょっと湿っぽすぎるかなと思って、物語性の強いリリーに。九郎くん自身は女々しいとかじゃなく逆にとても芯の強い人だけど、その気質がしとやかながらも艶やかな表現をしてくれるんじゃないかな~と。かなりお気に入りの選曲。

 

High×Joker(ハイジョーカー)

秋山隼人(CV:千葉翔也)/『ギフト』

隼人の曲はスッと決まった。ポルノの曲の主人公には様々なタイプの人物がいるが、『少年~青年』の曲、若さゆえの危うさ、弱さを内包した煌めき、悩みを抱えながらも自問自答し生きていく…そういった魅力を持った曲が結構ある。その中でも、この『ギフト』は、隼人の持ついじらしい可愛らしさ、明るさの中にあるひたむきさとの親和性があるのではないかと。隼人の持つ『ギフト』は、彼を思いっきり輝かせることをきっと待っている。

 

冬美旬(CV:永塚拓馬)/『ゆきのいろ』

旬くんは、静かだけど暗くない、絶妙な塩梅の選曲ができたかなと。あたたかく綺麗なメロディーに載った、切なくもほのかなぬくもりと、未来への希望を感じさせる歌詞。《殴り書きのままだった僕の未来までも》など、すこし尖った不穏さすら感じさせる言葉のチョイスも、旬くんに歌ってほしくて。でもそのすぐ後に《とても意味があるような気持ちになる》と続くのが…!!『ゆきのいろ』は本当はライブバージョンの方が遥かにアレンジとして魅力的なのですが、ライブ円盤に付属したCDでしか聴けないのが難点……機会があればぜひ。

 

榊夏来(CV:渡辺紘)/『Sheep~Song for teenage love soldier~』

冒頭から《これで何度になる?言えない言葉は「君が好き」というメジャーな響き》って歌詞を夏来が歌ってるの想像してめちゃくちゃになってしまったので即決。夏来が可愛い~ラブソングを歌ってるの聴きたい…。けっこうハネたテンポで明るい曲だけど、いつもの夏来の等身大な感じで歌ってほしい。これは偶然だけどても 冬が来ても過熱するこの想い》って歌詞もハイジョっぽくてピッタリなんじゃないかと。あと名前も入ってて個人的にお気に入りのチョイスです。

 

若里春名(CV:白井悠介)/『A New Day』

春名は地味に難しかった!5人のなかでは少し大人な一面も出したかったので、他のメンバーとは違い、少し俯瞰で物事を見ているような曲に。だけどメッセージは「自分の人生を信じてみたら、いいこと起こるかもよ?(起こるよ、ではないのがミソ)」というものなので、抱えるものがあってもポジティブな春名に歌ってほしい!

 

伊瀬谷四季(CV:野上翔)/『プリズム』

四季は逆に、曲がありすぎて悩んだ!ポルノの若さや青さ、それを受けて輝く少年性と青春の切なさをテーマにみたいな曲が似合いすぎて。その中で最終的に選んだのが『プリズム』。キラキラと眩しくて、だけど目を逸らしそうになるほど鮮烈な、真っ白な光の中を、憧れに向かって駆け出していくような……そんなこの曲を、四季には歌ってほしい。もう一つ迷ったのは『Please say yes,yes,yes』なんだけど、これも捨てがたいのでアルバムかカップリングにはぜひ入れてほしい(?)。

ちなみに、ハイジョとして歌ってほしいのはハネウマライダーです。似合いすぎ!タオル回したい!

 

神速一魂しんそくいっこん)

紅井朱雀(CV:益山武明)/『2012Spark』

神速は2人ともかなり悩みました!朱雀くんは特に男らしい太い声なので、高いキーもいけるのかどうか色んな音源を聴いて確かめたのですが、自分の想像より伸びやかな歌声をしていると思ったので、『2012Spark』にしてみました。この曲は、フィジカルの子には全員歌ってほしいと思うくらい、泥臭さとスタイリッシュさ、そして人と人との繋がりにおける不器用なあたたかさも感じられる熱い曲です。《あなたに見せる顔が笑ってりゃ 涙など人知れず背中で流せばいい》と歌いつつ、《あぁそんな男になれやしないかなぁ》と続くのが良いんですよね…。

 

黒野玄武(CV:深町寿成)/『ワンモアタイム

玄武くんはかなり高いパートも行けるのではないかという見立てから、ワンモアタイムを選びました。歌詞の中の、誰かのために強くなること、人の優しさに触れたあたたかさ、何かを守りぬくための強い気持ちがこれでもかとストレートに歌われています。強さだけではなく、寂しさも知っている玄武くんだからこそ、この曲を歌ってほしい。

 

Café Parade(カフェパレード)

神谷幸広(CV:狩野翔)/『wataridori

神谷のまろやかで落ち着いた声質が好きなので、それに合う曲を考えました。”世界のどこかに、必ず自分を待っている場所がある”という趣旨の曲なので、世界を放浪し、Café Paradeという場所を見つけ、更にそこを人々の心の拠り所にしたリーダー神谷に歌ってほしい。落ち着いた曲調でメロディーも優しく、そっと癒してくれるようなやわらかさのある曲です。

 

東雲荘一郎(CV:天崎滉平)/『ラビュー・ラビュー』

東雲さんのソロ曲『Piece Montee』の曲の雰囲気が大好きなので、穏やかでかわいい、だけどちょっぴり素直ではない感じのラブソングを選びました。まだ私が彼を掴み切れていないということもあり、難しかった…!もっと合ってるよという曲があれば教えてほしいです。

 

アスラン=ベルゼビュートⅡ世(CV:古川慎)/『ミステーロ』 

これは完全に歌詞先行で考えました。頭サビから《黒いベール 巡礼の列 欠けた月と砂漠の都》ってアスランの口に似合いすぎる文字列が並んでいるので!!曲調も、どこか異国を思わせるポルノお得意のザ・エキゾチックって感じで、一体何を表しているのか、上記のような印象的でやや遠回しな言葉遣いと、意味深な舞台背景でこちらに想像を書きたてるような余白のある曲になっています。《間違いだけで作る可憐なドレス 不実なlaceがきつく締め上げる》とか、深く考えると???って感じだけど文字列がとても美しいので、ぜひアスランに詠唱してほしい。

 

卯月巻緒(CV:児玉卓也)/『エピキュリアン』

《この世界の煌めくものを ボクは放っとけないよ》というフレーズからわかる通り、好きなもの、楽しいことを心から追い求める曲です。巻緒くんのやわらかな雰囲気とは裏腹に、想像以上に大好きなものを追求するケーキマニアなところ、強かな姿、心からケーキが好きなんだなぁと伝わるところがとても好きなので、この曲にしました。いつまでもキラキラした目で幸せそうにケーキをほおばっていてほしい。関係ないけど巻緒くんの一人称「俺」なのたまんないです。

 

水嶋咲(CV:小林大紀)/『星球』

咲ちゃんは、自分の"カワイイ"を追い求める男の子。その特徴的な個性と、小林さんによる咲ちゃんボイスから考えるのはかなり難航しましたが、『星球』はかなり個人的にお気に入りの選曲です。忙しい毎日だけど、たまには素敵なドレスとネイルでうんとオシャレをして、時間を忘れて一緒に最高の時を過ごそうよ!という曲です。アレンジも、どこか浮遊感のある、現実と夢の間のような煌めく感じを、咲ちゃんにたっぷり表現してほしいです。

 

もふもふえん

岡村直央(CV:矢野奨吾)/『見えない世界』

直央くんは、賢くて大人びた一面もありつつまだ子どもなんだなぁという姿を見せるところから、先にも書いたポルノの少年の脆さをはらんだ曲の中から『見えない世界』を選びました。キーも高めなので、歌いやすいのではないかと。臆病でも、こわくても、いつか広い世界に羽ばたける力を持っていると信じて輝いていく直央くんを見ていたいです。

 

橘志狼(CV:古畑恵介)/『電光石火』

志狼くんは、名前から『狼』!といきたいところですが、そういうわけにもいかないので(笑)、どこまでも"カッコいい"を追い求める彼にこの曲を!少し成長した彼のイメージで考えたかもしれない。はっちゃけた曲調と歌詞も相俟って、ステージを縦横無尽に駆け回る志狼くんとの相性も良いのではないかと。ビッグになる俺を見てろよ!というメッセージを託してみました。

 

姫野かのん(CV:村瀬歩)/『ウェンディの薄い文字』

私はどうしても、アイドル達に歌ってもらう時の再現性を考えてしまって、かのんくんの可愛い声でかなり悩んだ結果、変化球なのですが『ウェンディ』にしました。何が変化球なのかというと、この曲はボーカルではなくギターの新藤晴一が歌唱しているのです。しかし!曲のテーマ性「大人になることへの希望と不安、未来を想像することで浮き彫りになる”今”」(この曲は少し難解なので、これはあくまで私の解釈です。)と、かのんくんのことを考えているとこれしかない!という気持ちになりました。

 

S.E.Mセム) ※筆者の担当ユニットです

硲道夫(CV:伊東健人)/『黄昏ロマンス』

道夫さんは、中の人の歌唱力が素晴らしいことは知っているので、どうしても活かしてほしい…!という気持ちがあり迷いましたが、「ラブソングがいいな」と思いついてからはスっと決まりました。プロミで歌っていた『Swing Your Leaves』でヤバくなった人間なので、ヤバくなりたいという私欲があります。でも『黄昏ロマンス』…考えただけで本当に…ヤバくないですか??!?!道夫さんの《君の前では何故こうも ただの男になるんだろうね》ですよ……甘酸っぱさも通り越して、人生の終りをも見据えたような曲ですが、そこに向かうためだけにある”愛”と、少し重めの大感情を持った主人公の気持ちを、道夫さんのまっすぐな声で聴かせてほしいです……。

 

舞田類(CV:榎木淳弥)/『ミュージック・アワー

最初にこの記事を書こうと思ったのは、カバーというテーマで担当のことを考え、この組み合わせを思いついたからでした。自画自賛ですが、Perfectな選曲だと思っています。ラジオDJという、気さくにアドバイスをするお兄さん的な立場、歌詞に入り混じる英語、夏、海、太陽、恋の煌めきと切なさ。ミュージック・アワーの全ての要素が、舞田類という存在にマッチしています。《シンプルな頭で聞けばいいのさ Let's get to your love!》ってもう、言ってほしすぎる。舞田の、難しいことは考えないで、君の気持ちに素直にね!Are you OK?というスタンスともぴったり。どうにかして歌ってもらうことはできませんか??

 

山下次郎(CV:中島ヨシキ)/『Mugen』

次郎は考えれば考えるほど、どの要素を取るか迷いましたが、やっぱり30歳という大人の年齢と甘い声、内面の熱さという、次郎が持つアイドルとしての魅力、オリジリティのあるカッコよさを前面に出してほしくて、『Mugen』を選びました。この曲はソリッドなカッコよさと情熱を併せ持ち、ブラスの効いたサウンドがとてもカッコいいので、あの次郎の声で熱く歌い上げて客席を湧かせてほしい!まほろば〇△』『デザイア』を歌ってもらって、ファンの人に色んな意味でヤバくなってほしい気持ちもありましたが、さすがにアイドルという個性を考えた結果どうなんだ?!と思い、やめました。リアルのアイドルってアダルトな曲歌うんですかね?詳しくないのであまりわからず。

 

THE 虎牙道(ザ こがどう)

※虎牙道の曲は、私にSideMを紹介してくれた先輩P(虎牙道P)の意見をベースに考えました!

大河タケル(CV:寺島淳太)/『オー!リバル』

タケルくんはかなり色々な曲から迷ったのですが、彼の持つ静かな闘志とひたむきに努力する姿、その熱さを想い、この曲にしました。”リバル”とはライバルという意味で、同じユニットの牙崎漣という存在にも掛けています。何度もぶつかり合い、自分の強さ、相手の強さを知ることでどんどん成長していくタケルくんの真っ直ぐな”頂点を目指す”という想いが、クールかつ熱を秘めたボーカルになってくれるだろうなと思います。

 

円城寺道流(CV:濱野大輝)/『スパイス』

先輩Pが言っていたのをそのまま即決で採用しました。良すぎます!!円城寺さんの優しさとかおおらかさを、こっちの方向に持ってくるとは。子どもに話しかけるような優しい口調の歌詞なので(実際そういう曲でもある)、ワガママに振り回されながらも、それと包み込む円城寺さんのあたたかみを表現できる良いカバーになると思いました。

 

牙崎漣(CV:小松昌平)/『オレ、天使

これも先輩Pの選曲の中からチョイスしました。傍若無人なオレ様キャラであるキザキを、こういう形で落とし込むのはいいなと思いました!”天使”が主人公の曲だけど、この曲に出てくるのは、慈愛というよりは人間への憐れみなどが前面に出てきている天使です。少し上から目線でシニカルな歌詞と、キザキの口調もマッチしているのではないかと。キーも高い曲なので、キザキの特徴的なザラついて尖った感じの声も合っていると思います!

 

F-LAGS(フラッグス)

秋月涼(CV:三瓶由布子)/『キング&クイーン』

涼くんは、明るくて爽やかな曲がとっても似合うので、ポルノのそういう系統の曲の中でも、正にそのど真ん中を行くこの曲を。涼くんは”元女装アイドル”としてデビューした異色の経歴があり、『キング&クイーン』はそこともかけてみました。わかりやすい歌詞と解放感のあるメロディーで、みんなに元気を届けてほしいです。

 

兜大吾(CV:浦尾岳大)/『邪険にしないで』

大吾くんは最初別の曲で考えていたけど、途中でもうこれしかない!と思って直球で選びました。何が直球なのかというと、大吾くんは広島出身で、作中でも広島弁を話しますが、ポルノの2人も広島県の”因島”出身で、コテコテの備後弁を使います(そういう意味でも、ポルノファンとして大吾くんは初見で見過ごせない存在でした)。この曲は、広島弁で書かれたラブソングなので、大吾くんにぜひ歌ってほしいです!!

 

九十九一希(CV:比留間俊哉)/『君の愛読書がケルアックだった件』 

変わったタイトルですが、”小説”がキーワードとなる爽やかなラブソングです。物静かでとこか影がありながらも、芯の強い九十九先生の一面も好きなので、伸び伸びとこの曲を歌い上げてほしいです。最後まで迷っていたのが『小説のように』という曲で、こちらはちょっと物語が悲しすぎるかなと思いケルアックにしました。

 

Legenders(レジェンダーズ)

葛之葉雨彦(CV:笠間淳)/『CLUB UNDERWORLD

雨彦さんはかなり迷いました!なぜなら、歌ってほしい曲がありすぎたからです!低音を響かせられる大人の男性枠、なおかつ影のある部分もあり、そういった少し仄暗くてカッコいいポルノの曲を一手に担ってほしすぎて……。迷った結果、アダルティさと危険な香りをまとう『CLUB UNDERWORLDはどうだろう…!と考えました。他には『渦』とか『カメレオン・レンズ』も迷いました。どっちも捨てがたい…!

 

北村想楽(CV:汐谷文康)『空想科学少年』

想楽くんも、曲がありすぎて迷いました。想楽くんの持つ、達観した感じとモラトリアムの中にいる不安定さと、本人の優しい感情の融合みたいな空気感がすごく好きで。鋭さも危うさもあり……という青年期特有の青さを歌った曲が非常に似合うと思うのです。『n.t.』とかも迷ったんですが、『空想科学少年』が一番いいかなと。この曲の歌詞は個人的に新藤晴一の作詞の中でも最高峰の切れ味だと思うので、ぜひ想楽くんに歌ってもらって、切ないような寂しいような、でもカッコいい…という気持ちになりたい。

 

古論クリス(CV:駒田渉)/『海月』

ころんさんは、最初違う曲で考えていたんですが、サイスタのころんさんバースデーのエピソードを見たらもう、やっぱり海だ!!ころんさんには海だよ……となり、即決しました。『海月』は、太古から営みを続ける自然への畏怖のようなものと人間の感情を重ねあわせたような、なんとも不思議な浮遊感のある曲です。低音からグンと上がるサビをどう表現してくれるのか楽しみな曲でもあります。ちなみに、最初に考えていたのは『ヴィンテージ』です。

 

ちなみに、Legendersとして歌ってほしい『光の矢』という曲があります。この曲は『一ノ谷の戦い』をモチーフとして書かれているチャレンジングな曲でもあり、曲そのものも渋くてカッコいいので、歴史繋がりで思いつきました。

 

C-FIRST(クラスファースト)

天峰秀(CV:伊瀬結陸)/『今宵、月が見えずとも

自称”天才”ということで、斜に構えた感じの子かと思ったら意外と聞き分けも良く素直で真面目な好青年だということが判明した天峰くん。しかし年相応な生意気さも持っているため、この曲が似合うのではないかと。曲の主人公の方がヒネているけど、カバーということを考えてあえてこういう青臭い曲を歌ってほしい!曲調も、ポルノの中でも洗練されたクールで切れ味鋭いアレンジの曲なので、天峰くんの持つ雰囲気に合っていると思います。

 

花園百々人(CV:宮崎雅也)/『惑星キミ』

想像より重めのバックボーンを背負っていた百々人くん……。プロデューサーのことが大好きな彼には、彼のふわふわとしたやわらかな声を活かせそうな甘~いラブソングを歌ってもらいたいです。恋する2人の距離を惑星に例えたこの曲は、アレンジもどこか宇宙空間を想起させるような浮遊感のあるものになっており、彼の持つ雰囲気にも合っているのではないかと思います。ぴぃちゃんと一緒に幸せを探そうね……。

 

眉見鋭心(CV:大塚剛央)/『アニマロッサ

既に天然真面目系オモシロ男として人気の高い眉見くん。フィジカル枠に彼が入ってきたことで、曲を選び直した子が何人かいました。そんな眉見くんにはぜひアニマロッサを歌ってほしい。この曲は、スタイリッシュなカッコよさと歌詞の泥臭さが絶妙にマッチしていて、熱いフィジカルの男にぴったりだと思います。尚且つ眉見くんの持つ凛々しさと曲の熱量の兼ね合いがちょうどいいのではないかと。これからも面白いところ見せてくれ。

 

 C-FIRSTはサイスタで登場した新ユニットなので、まだまだわからないことがありますが、今後もっとピンとくる曲があれば更新したいと思います!また、3人にユニットで歌ってほしいのが『IT'S A NEW ERA』という曲です。最近発売された新曲のうちのひとつなのですが、新時代を築くユニットとしてこの曲をカバーしてほしい!

 

非常に長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!!プロデューサーさんには、ポルノに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。逆に、読んでいただいたポルノファンの方がいたら、SideMの曲も本当に素晴らしいものばかりなので、ぜひ聴いてみてください!

おしまい。

17thライブサーキット『続・ポルノグラフィティ』で聴きたい曲

ポルノグラフィティ22周年おめでとうございます!!!

本当は周年当日に書いていたけど、間違って完成したものを消してしまってやる気を無くしていたので放置してました…。そうこうしているうちに『テーマソング』が発売になり、3曲とも素晴らしく興奮しっぱなしです。それに関してはまた別の機会があれば。

20周年での東京ドームでの思い出を底が見えるほどこすりながら(正確には底など無い。なぜなら思い出は永遠だから)早2年の月日が経ち、待ちに待った新曲発売&ツアーが決定したポルノグラフィティ

そもそも多分こんなにお休みするつもりも無かったはずだとは思うんだけど、いかんせん世の中がこんな状態だから、スタートの切り方を迷っていたのは確かだろう。

何をやっても賛否両論の世の中、色々言われることもあるかもしれないけど、それでも私は、ライブをやるという判断をしてくれたのは、やっぱり嬉しい。配信ライブの"REUNION"もあったけど、やっぱり生で観る、聴く、体感するポルノグラフィティのステージは、この世で他に代えがたいパワーがあり、私の元気と健康の源だから。

 

ポルノはいつも大体「シングル発売⇒アルバム発表⇒ツアー」という流れでリリース、活動を続けてきた。なので、次に発表があるとしたら、まだツアーはできないとしても、今度こそアルバムだろうとほぼ確信していた。現在アルバム未収録のシングルは配信限定シングルも含めて5枚。これ以上シングル曲が出ると、さすがに多いんじゃないか…と思っていた矢先。

51thシングル『テーマソング』発売&17thライブサーキット開催決定!!

えーー!!ツアーは嬉しすぎるけどシングル出るんだ?!ということは、またリードアルバム無しのツアーということになる。これはどういうことかというと、16thツアーの"UNFADED"と同じように、"全ての楽曲から何が出てくるかわからないセトリ"になっているということだ。

更に、先日のラジオでは晴一が「こんな状況でも一生懸命チケットを取ってくれる子の中には、君(昭仁)より歌詞を覚えてて、俺よりタイトルを覚えてるような子がたくさんいると思う。だから、そういう人も楽しめるようなツアーにしたい」というようなことを言っていた。

"コア向けの曲もあるよ"と暗に明言されたと言っても過言ではないこの状況……期待しかない……!!!

 

ここからは、私がただただツアーで聴きたい曲を何曲か選抜して上げていく。聴きたい曲は山ほどあるけど、この中のどれか一曲でも聴けたらいいなぁ…。

 

蝙蝠

『渦』のカップリングであり、滅多にライブで披露されないかなりのレア曲でもあるが、私は悉く機会を逃している。マイベスト15の中にも入れているくらい大好きだし、生きているうちに絶対絶対聴きたい!!前回の披露が2011年のロマポルなので、そろそろまたやってもいいのでは?!

 

2012Spark

直近でオンラインライブの"REUNION"でも披露されたが、約9年もあたためるような曲ではないと思う。こんなにカッコいいんだからもっとたくさんやってほしい。私はパノラマツアーに行けていないので、これも生で聴けていない曲の一つ。

 

EXIT

同じ理由で、パノラマツアーのみでしか披露されていない不遇シングル。しかも、大幅にアレンジされていたので原曲はツアーではやっていないことになる。昭仁の進化が著しい昨今の歌声で、ぜひ原キーで聴いてみたい。

 

ゆきのいろ

逆に、パノラマツアーでやったアレンジでまた聴きたいのがこの曲。サビ始まりにするだけでこんなにも度肝を抜かれることがあるのか、とライブ円盤を見た時に痛く感動したので、ぜひまたやってほしい。むしろツアーアレンジにリマスターして売り直したらバカ売れすると思う。

 

今宵、月が見えずとも

これもカッコいいのに全然やらないシングル。中期の曲のこともっと思い出してあげて!!(そういう意味でも"REUNION"での『2012Spark』披露は本当に嬉しかった)この曲は大きいハコでしかやってないはずなので、ホールでどうなるかも見てみたい。絶対カッコいい。

 

プリズム

『VS』のカップリングで、20周年を象徴する曲たちの一つ。『一雫』は"REUNION"でやったので、次こそやってくれるはず!カップリング曲の中でもかなり良曲だと思うので、ここでやらずに埋もれるのは勿体ない…。

 

小説のように

『黄昏ロマンス』のカップリングで、しっとりしたバラードということもあってか、なんとライブ未披露曲。しかし、美しくドラマチックな展開でかなりの名曲だと思うので、この機会に組み込んでほしい…!個人的に、"BUTTERFLY EFFCT"から近年恒例となった昭仁の弾き語りタイムでの披露もアリなのでは?と思っている。詞曲も本人だし。

 

君は100%』のカップリング。こっちの方がカッコよくね?!と言われるほどにポテンシャルを秘めた、ゴリゴリのハイテンポなロックサウンドにシニカルな歌詞が乗ったいわゆる"裏ポルノ"に属する曲(最近は裏が表で表が裏でみたいなところはあるが)。これも信じられないことにライブ未披露なので、いい加減、やろう…!!めちゃくちゃ聴きたい。

 

CLUB UNDERWORLD

これは正直望み薄かな〜とは思う。なぜかというと、この曲は"FANCLUB UNDERWORLD"というポルノのファンイベで披露されるというお決まりみたいなものがあって、ツアーではあまり披露されない。だけどファンダワも前回が2015年とかなりの期間が空いてるし、出し惜しみしないで聴かせてくれ〜!!大好きなので…。

 

素敵すぎてしまった

パノラマツアーでやってはいるものの、"REUNION"で『星球』も『2012Spark』も披露されたことにより、そろそろ中期リバイバルの流れが来ているのでは?!と期待を込めて。今の昭仁の歌声で聴きたい曲の筆頭。

 

まほろば○△

赤青ベストに収録され、2006年のポカリツアーで披露されたきりそのままの曲。勿体なすぎる!!!この曲はアレンジがオシャレで一周回って今の流行りにもピッタリ合っていると思う。シティーポップな感じもありつつロックの風味もしっかり聴いた、ポルノの持つ万華鏡みたいな魅力のうちの、スタイリッシュな部分が存分に出ている曲なので、ぜひやってほしい。

 

ジレンマ

これは聴きたいというよりも順番。"UNFADED"からツアーの締めを『ライラ』にするという流れができていて、まさかの東京ドーム両日もライラだったのでそろそろ締めのジレンマが聴きたい…。私はやっぱり最後にアホになって帰るのが大好きなので。"REUNION"では久しぶりに復活したので、このまま元に戻ってほしい…。

 

とりあえずこの辺、とにかくやってほしい。ほんとは『瞳の奥をのぞかせて』も『カメレオン・レンズ』も『Zombies are standing out』も何回だって聴きたいけど、続けてやってるからあまり期待はできないかもしれない。しかし、本当にアルバムどうするんだろう。この際2枚組とかで出してくれないかな、と言い続けているが、ほんとにそうなったら嬉しい。

何はともあれ、明日からのツアー、無事に開催され、最後まで駆け抜けられますように!

おしまい。

【理由あって】『アイドルマスターSideM』と担当アイドルに出会った話【アイマス!】

315プロダクションのプロデューサーになってからちょうど半年経ったので、アイドルマスターSideMに出会い、”担当”という存在を見つけるまでの話を記しておく。

【目次】

理由あって、鑑賞会

”アイドル”のライブ初体験

モニターで  初めて気付く  歌詞の良さ

炎の輝き 

THIS IS IT! 

担当ってなんだろう

 

 

【理由あって、鑑賞会】

私が初めて『SideM』の世界に足を踏み入れたのは、ゲームでも楽曲でもなく、声優さんのライブ映像からだった。

昨年9月頃、コロナ禍で遠征もできず、直接人と話す機会が減る中、元々テニミュを通じて親しくなったある1人のフォロワーさんと通話していた。その時に、「今度、お互いの好きな物のDVDとか見せ合いたいね」という話を提案された。その彼女が教えてくれたのが、『SideM』だった。私はポルノグラフィティのDVDを見てもらうことにして、後日鑑賞会を開催する運びとなった。

 

この時まで私は、『SideM』はおろか『アイドルマスター』シリーズのことは、タイトル以外ほとんど知らなかった。更に、アイマスのライブは主に声優さんが出るという話だったが、私はアニメ作品はたまに見るけど、声優さんには全く詳しくないし、生身のステージにほとんど興味を持って見ることもないタイプだった。テニミュが好きで、どちらかというと俳優さんが演じる舞台の方をよく見ており、積極的に声優さんが露出するステージは見に行こうとも思わない方だ。

その傾向を知っていた彼女からは、事前に声優さんのステージでも大丈夫かと聞かれたが、テニフェス(テニプリの声優さんのライブ)には一度だけ行ったことがあるので、まあ見れるだろうと思った。自分が苦手だからというより、フォロワーさんがなぜこのコンテンツにハマっているのか?どこに惹かれたのか?どんなところが魅力なのか?それを見てみたいという興味の方が強かった。

 

【”アイドル”のライブ初体験】

鑑賞会は、直接会うことができないので、お互いにテレビやパソコン画面をスマホに映して映像を見せるというフィジカル戦法で開催した。

彼女が見せてくれたのは、THE IDOLM@STER SideM 4th STAGE ~TRE@SURE GATE~ DAY1』だった。これが、私の初めての『SideM』というコンテンツとの邂逅となる。

なぜフォロワーさんがド初心者の私に見せる円盤をこれにしたのかというと、彼女は”THE 虎牙道”のPだったので、「とにかく担当ユニットがカッコいいやつから選抜した」とのことだったので、了解した私はとりあえずそのTHE 虎牙道のことを注目して見てみることにした。

一応、事前にキャラクターの一覧を見て「ちょっと興味が沸くな」という人をリストアップしたりしていたのだけど、いざ始まってみると、声優さんたちはキャラクターと同じ衣装を模したものを着ているが、いわゆる2.5次元のようにそっくりそのまま演じているわけではないので、このツアーの特徴でもある”ユニット越境”のシステムもあり、誰がどこのユニットのどの人なんだ?!というのが初心者にはイマイチわからなかった。なので、個人的に別の画面でキャラ表を見ながら照らし合わせるという方式で見ていくことにした。

 

この回はとにかく……初めて見るものばかりでカルチャーショックがすごかった。そもそも私は、リアルでも二次元でも”アイドル”という存在にあまり馴染みがなく、これが初めて”アイドル”というジャンルに触れたに近しい経験だった。だけど、それも含めて、単刀直入にステージが面白かった。

正直、見る前は「やっぱり最近の声優さんは歌って踊れないといけなくて、ある程度の見た目偏差値も求められて大変だなぁ~」という先入観があった。だけど、そんなことが気にならないくらい、衣装もステージ演出も凝っていて、何より想像以上に声優さんそれぞれの技量と熱量がすごくて、そのおかげで没頭して見れたというのが大きかったかもしれない。

S.E.Mの硲道夫さんの人がめちゃくちゃキャラクターに似てるよ」と言われてキャラ表を見たら本当に似ていたことに大ウケしてしまい、この時に硲先生(伊東健人さん)のことはすぐに覚えた。更に、ここまでできるの?!という虎牙道のアクションに驚き、神速一魂の逆光演出に大喜びし、『笑顔の祭りにゃ、福来る』では多幸感でいっぱいになった。事前に注目していた神楽麗さんと卯月巻緒くんが出ている『Sugaring Off Party!』の可愛らしさには度肝を抜かれ、しばらく曲が頭から離れなくなった。

 

【モニターで 初めて気付く 歌詞の良さ】

 前回から3週間後に開催した2回目の鑑賞会。この日見たのはTHE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~』(通称3rdライブ)の福岡公演だった。

この3rdライブは、セットリストの組み方もとっつきやすくてとても見やすかった。アガる曲、聴かせる曲の使い分け、ソロ~ユニット曲という流れも良かったし、各公演でユニットを絞っているというのもあり、前回より更にノリノリで見ることができた。

しかし、この日初見だったもふもふえんのパフォーマンスは……かなり衝撃的だった。全員が小学生の元子役という設定のユニットを、ゴリゴリの成人男性が演じる姿、そしてその見事な声帯に脳がバグりまくり、終始「??????」となった。

あと、注目していたCafé Paradeが揃って見れたのも嬉しかった。個人的に『Reversed Masquerade』が超~~~~好みな曲だったのでテンションが上がった。アスランもかなり気になっていたので、巻緒くんもいるし好きなユニットはカフェパレかなぁ~というくらいの気持ちになっていた。

そんな中、北村想くんのソロ曲『Flowing Freedom』が始まった。後ろのモニターに歌詞が映し出される演出だったおかげで、歌詞を見ながら曲を聴けたのだが、

そんな薄ら笑いじゃ全て透けて見えるよね

「裏書きの滲む面でお持て成し」っていうなら

君の本音は何処にあるんだい?

…… アイドルの……アイドルの曲だよな??と、いきなりビンタされて呆けたような気持ちになるほど、私はこの曲の歌詞がめちゃくちゃ自分に刺さってしまい、かなり動揺した。動揺しつつも通話しながら「めっちゃ……良い曲だね……」と言ったが、正直半分泣いていた。

「SideMの曲は歌詞がいいんだよ、って初見の人にそこまで伝えるのは難しい」と先輩Pは言っていたものの、「なるほどな、これはちゃんと曲を知ればもっと楽しいかもしれない…」と改めて曲への興味が湧いてきた回だった。硲先生は相変わらず硲先生に似てて面白かった。

 

【炎の輝き】

10月になり、いよいよ鑑賞会も3回目を迎える。この回は3rdライブの仙台1日目を見せてもらい、F-LAGSHigh×Jokerが初めましてだった。この公演では、若さとフィジカル(物理)が大爆発!という感じでまた新鮮だった。牙崎くんソロ→タケルくんソロ→『情熱…FIGHTER』の流れで最終的に虎牙道が何かに勝ったのもメチャクチャ良かったし、やっぱり惜しみなくアクションを披露してくれるのがカッコいいなと思った。

3回目にもなると、それぞれのユニットの特色などが段々と見えてきて、各プロデューサーやファンの人がユニットのどんなところが好きなのかというのを探すことが楽しくなっていた。

先輩Pが虎牙道のことを、「応援してくれたり寄り添ってくれる曲やアイドルの方が多いし、それがSideMのいいところだけど、虎牙道は寄り添わない。こっちが勝手についていってるだけ「綺麗な火柱を見ていたら、いつの間にか引火してましたみたいな感じ」と言っていたのが印象に残っている。

これは私にも身に覚えがある気持ちだった。私にとってのポルノグラフィティが正にそういう存在だからだ。カッコいいと思うことに理由なんていらない。応援されたいわけでも寄り添ってほしいわけでもなく、ただただ自分を魅了する。虎牙道はそういうパワーがあると言わしめる存在なんだと言われた時、なるほど、アイドルにも色々な姿があるのだなぁと実感した。もちろん、わかりやすく人の心を救ってくれる存在となっているアイドルも、みんな素敵だ。それぞれのユニットに違ったアピールポイントがあって、そのどれもが優しく、熱く、キラキラと眩しく輝いている。そんな印象だった。

 

ここまで見てきて、だいぶSideMというコンテンツの雰囲気はわかったものの、肝心のアイドルそれぞれに関して全然知らないままなことに気づいた。あんまり見た目だけで好きなキャラとか決められないタイプだし、まだわかんないなぁ、やっぱりゲーム始めようかな、でもソシャゲってあんまり熱中できないんだよなぁ……と思っていたところに、なんと図ったかのように『アニメ アイドルマスターSideM』が無料放送されることが判明。

もちろん、私は毎週見ることに決めた。それが、一つの出会いに辿り着く道だった。

 

THIS IS IT!】

10月末から始まった、毎週数話ごとの無料放送。本編の前日譚である『Episode of Jupiter』から始まり、1話を見た。マジで、心の底から本気で面白いと思った。こんなに心惹かれるアニメは久しぶりに見た。テンポのいいシーン構成、心情と背景のさりげないクロス、キャラクターの細やかな表情と仕草のひとつひとつが、繊細で丁寧で、魅了された。輝がJupiterのライブを初めて見る時のブワッ!!って風が吹くシーンで既に泣きそうになった。

そして、そのまま2話の視聴へと続く。

第2話は、所属アイドルの宣材写真を撮ろうという回で、簡単なユニットの紹介も兼ねている内容だった。先のライブ映像でも個人的に面白がっていたS.E.Mの硲先生も登場し、先生だ~!と楽しんで見ていた。

各ユニットが個性を活かした宣材写真について考えを巡らす中、S.E.Mも誰かの家で作戦会議を開いている。

そんなシーンの中、私の心に妙に残る台詞を発した人がいた。

 

『Yes!もっとpositive & only oneな存在に見えるとgood!』

 

……なんだ?!今の台詞は?!?!

やけにハイテンションなエセ外国人風の喋り方……この金髪の子が、まいたる?!舞田君……へぇ~こんな感じの子だったのか……硲先生しか見てなかった……元英語教師……だからってルー語のキャラ付け?ノリ軽……てか他2人に比べて若くない?なんで組むことになったんだろう……

なんか………妙に気になる子だな……。

確実にライブでも見ていたはずなのだけど、S.E.Mの時は硲先生に気を取られていたのか、あまり意識の中にいなかったのかわからないが、ここでいきなり『舞田類』という存在が気になり始めた。まいたるくん、妙に気になるな……と数日に渡って考えていたが、特にその理由はわからず仕舞いのまま、運命の一挙放送2回目がやってくる。

アニメ アイドルマスターSideM 第5話 『先生よ、大志を抱け!』

この回のメインユニットは、そのS.E.M。全員が元教師アイドルである3人が、予備校で開催されるライブに参加するために新曲を披露することになり、一生懸命奮闘する話だ。

3人の深い関係性から、難しいダンスを習得するまでの努力、トラブルと葛藤、そしてメンバーの3分の2が、アイドルとしては決して若いとは言い難い年齢ながらも、この業界に飛び込んだ理由と情熱……。

何も知らないながらに、すごくいいユニットだと思った。始まる前から「みんな大好きS.E.M回」というコメントも目立っていたが、なるほど、S.E.Mはきっと、飛び道具的な感じの愛されポジションなんだなぁ~そりゃ好きだわと思っていた。この時は。

そしていよいよ、彼らの新曲である『Study Equal Magic!』を生徒の前で披露する。

実は、今まで開催された鑑賞会では、S.E.Mのことも何回か見ていたが、偶然にもこの『S=M』をまだ見たことがなかった。なので、私もこの曲を、アニメで初めて見ることになったのだ。

この曲がわかる人には想像がつくかと思うが、かなり驚いた。ピチピチの宇宙人のようなコスチュームに、ハイテンポでキャッチーな曲に合わせた、一見奇妙にすら見えるコミカルな振り付け。それを全力でやる大人アイドル。テレビサイズをほぼフルで流すという気合いの入ったアニメの演出により、そのインパクトは絶大だった。

始めはクスクス笑っていた生徒も、興味のなさそうな先生も、いい歳をした彼らの恥ずかしくなるほどの真っ直ぐすぎる情熱に、次第に夢中になっていく様子が描かれる。

ああ……S.E.Mって………S.E.Mって、なんか、いいかも……と、私は既に、自分でもよく理解できない謎の感動を覚えていた。まだこの3人のことを、たくさん知っているわけではない。なのにどうしてこんなに胸を打たれるんだろう、どうして…。

曲が終わり、話はエンディングへと向かう。3人の姿を見て泣いてしまった隼人くんの、触発された事務所のみんなの気持ちが、私にも痛いほどわかった。S.E.Mは面白くて、真面目で、ちょっとヘンテコで、全力で、カッコ良かった。

何かを始めるのに遅すぎることなんてない。それを自ら体現している彼らは、すごいアイドルだと思った。

エンディングテーマの『From Teacher To Future』が始まった。 はぁ~、すごい、すごいぞSideM……と感動してボーっと画面を見ていたその時、

キミハデキル!ナンダッテデキル!

キミハナレル!ナンニダッテナレル!

この歌詞を聴いた瞬間、持ち堪えたはずの涙腺から、突然ボロボロ!と涙がこぼれた。

あまりに突然だったので、自分でも何が起こったのか最初は把握できなかった。だけど、涙は止まらなかった。ポロポロ、ポロポロと流れる涙を拭うこともできないまま、映像を見ていた。

From Idol!

楽しんでほしい

この瞬間を、明日も頑張る君に贈ろう

Your Future!

学んだらきっと気付くだろう

無限に答えがあることに

そのAnswerを全身全霊で 応援したい…Your Star!

ライブの成功を祝して、改めて山下家で乾杯をし、そのまま眠ってしまう3人。

あ〜私……これ、もうダメだ、S.E.Mが好きだな。

ほぼ確信に近い気持ちを抱いて、私の新たなSideMへの向き合い方が生まれた。

S.E.Mのことがもっと知りたい。舞田類くんにもっと近づきたい。ここでようやく、『好きなアイドルユニット』が明確に誕生した。ありがとう、アニメ5話。

余談だが、私は教師にはならなかったが、教員免許を取得している。そういう意味でも、S.E.Mに出会えたことは運命なのではないかと感じることがある。

 

【担当ってなんだろう】

11月の終わり頃、毎週楽しみにしていたアニメ放送も終わり、最終話を見届けた後、私はすぐにモバエムとエムステを始めた。ようやく、プロデューサーとして、315プロダクションに入社する気持ちを固めたのだ。

しかしながら、私はある疑問を抱いていた。

”担当”ってなんだろう?

”プロデュースする”ってなんだろう。

「好きなキャラ」や「一番応援しているキャラ」ならわかりやすい。でも、それとはなんとなく違うんだろうなと思っていた。確かに、一番気になるのはS.E.Mとまいたるくんだけど、彼らをプロデュースするって、どんな心持ちでいればいいんだろ?

そんな疑問が晴れたのが、エムステで舞田類のカードチェンジ台詞を見た時だった。

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えっ……え?!まいたるくん、君、自分のことそんな風に思っていたの?そんな……私は君の、そのありのままの雰囲気に惹かれたんだよ、それがキミの魅力じゃないか……!!と動揺すると共に、彼の内なる気持ちにもっと触れたいと思った。

彼をもっと輝かせたい。この素敵なアイドルをたくさんの人に、伝えたい…!!!

私……一緒に仕事する!!プロデュースする!!!と、P人格が芽生えたきっかけとなった演出だった。この階段を登ってステージに躍り出ていく演出本当に好きだ…。

また、更にP人格のイメージを強めたのが、ゲームでのライブクリア後にスコアSSを取った際のまいたるの台詞だった。

「Fabulous!プロデューサーちゃん、Hugしようよ♪」

いいよ~~~!

そう、Hugしようよ!と言われて、「いいよ!舞田!おいで!」と返せるな、ということに気付いたのだ。(ここに辿り着くまでに2ヶ月かかった。)

私は好きであればあるほど近づけなくなるタイプの面倒なオタクなので、これが単に”ファン”とか”好きなキャラ”なら無理無理無理!!!となってしまうだろう。

だが、彼は共に仕事をしていく仲間だ。なんなら道夫さんとも次郎とも私はHugできる。共に健闘を称えあい、次の仕事へ向かおうではないか。それがプロデューサーなのだから。こんな向き合い方をする存在は初めてなので、かなり新鮮な気持ちになったが、楽しいなぁこれ、SideM楽しい!!と没頭していくことができた。

 

こうして、私は現在までずっとSideMの魅力に憑りつかれている。ゲームの過去イベストを少しずつ読むたびに、315プロのみんな、担当のS.E.M、そして舞田類というアイドルに魅了され続けてしまっている。舞田類のことについて書くと膨大な量になってしまうのでここでは省略するが、彼は不思議な人なんだ、本当に……。

先輩Pに3rd静岡も見せてもらったし、プロミ2019の配信も全部見たし、幕張とアニメ一挙も見た。そしてプロミ2021は配信で参加した。(感想はこちら)

普段は他のジャンルに滅多にハマることのない私だけど、もう止められん!!と思って職場の最寄りのTSUTAYAでCDもガンガンに借りまくった。NSEもちょうどS.E.Mが発売されたから買った。

すっかり声優さんのライブにも慣れ、3rd幕張の円盤も買って2日目の舞田ソロも見たし、セカライも買ってサマホリでめちゃくちゃになった。私は途中まで、SideMのステージはとても楽しいけど、声優さん自身はアイドルというわけではないし、2.5次元のように完全に役者として演じているわけでもないし、結局どういうスタンスで見るのが正解なんだろうか?と思っていた。だけどそこに正解っていうのは無くて、「アイドルが降りてきて重なって見える瞬間がある」と感じたポイントが人によって違っていいのだ、と思うことにしている。そう思わせてくれるほどのパワーと煌めきが、ステージに詰まっていることを知ったのだ。

SideMは、本当に触れるものが全部あたたかくて、優しくて、キラキラしている。事務所のみ~んなのことが愛しくて、大好きになれる。今になって初めてアイドルコンテンツに触れたけど、今更かもしれないけど、SideMに出逢えてよかったと心から思う。この世界に導いてくれた先輩Pには本当に頭が上がらない。ありがとう。

夏には6thツアーが開催されることが決定した。しかも、地元北海道を皮切りに……!!行きます。絶対行きます。本当に楽しみだ!!

これからも、SideMが息の長いコンテンツとして一緒に歩んで行けるよう、プロデュース業がんばります。Thanks a lot!SideM!

【配信】初心者PのアイドルマスターSideM プロミ2021day1 感想

2021年3月13~14日に開催されたTHE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING WELCOME TO PLEASURE 315 G@RDEN!!!』の配信参加の感想です。

筆者は、Pになってから約4カ月の新米S.E.M P、舞田担当です。

Day2(配信)⇒Day1(アーカイブ)という順番で見たため、Day2の感想から先に書いています。(Day2はこちら

全体の流れに沿ったざっくり感想です。初心者ゆえにわかっていないこともたくさんあると思いますがご了承ください。あと、私は『Best Game』シリーズが大好きです。

 

【オープニングライブ~挨拶】

・『NEXT STAGE!』の特殊イントロいいな〜!バンドのライブによく行くタイプなので、こういうライブならではの演出とかあると上がってしまう。早く円盤で聴きたい…。今回は《人知れずに鍛えたり》で朱雀くん、《スタートダッシュは得意だし》で四季が抜かれたのがなんか好きだった。

・神速の2人がキャライメージカラーのシャツ腰に巻いてるの可愛い!段々声優さんの顔と役が一致して、今まで気づかなかったところが少しずつ見れるようになってきた。

・ちばしょさんの話してる雰囲気ってなんでこう…グッとくるものがあるんだろう。

・「ひろひろだよ〜」を会場がペンラでやってるのが見えてニッコリした。声出せないと拍手くらいしかできないから、リアクションあるのかないのかわからないし、動きで伝わってるよ~っていうのをレスポンスできている感じがしてなんか…良かった。

・深町さん……この人が爆弾なのは先輩Pに見せてもらった円盤からわかってはいたけど、ほんと好きだな~~。様子がおかしい人好きになってしまう。

・「単身赴任」という言葉を使うしょりのさん。しょりのさんもなんか様子がおかしい感じ癖になってしまう。

・この日は物凄く天気が悪かったそうで、「みんな大丈夫?濡れてない?」と心配するしゅごさん。まず真っ先に天気とこちらの体調の心配をしてくれる人はね、良い人です…。

・ここで、噂の『色味事件』が。配信画面で操作するペンライトを見てみようということになって、みんなでオレンジにしよう!って言ったのに約半数くらいが赤を出してて、「あれ?」「間違っちゃったのかな?」「頑ななハイジョPが…」ってザワついてるところに、「じゃあコメントの方も出せるみたいなんでそっち見ましょうか!」って半ば強引に切り替えた時に、一番始めにスクリーンに映し出されたのが

「なんか色味が違うんだよ」

という……。わーー!とかキャーー!とか○○さーん!とかじゃなくて、このペンライトの切り替えスイッチへの純粋な疑問が最初に出てくるという、なんとも愉快な展開に。2日目はこれを踏襲して「色味が違う」「色味がね…」「なんか色味が違うんだよな」系のコメントで溢れかえってたけど、そういうノリ嫌いじゃないので大ウケしてしまった。

 

【朗読劇『WELCOME TO PLEASURE 315G@RDEN PARTY!!!』】

Day2から見たので、年長者が企画を知ってて黙ってることは把握しながら見ました。

UMAがいると言われて、「悪い”気”はしないが…」と言う雨彦さん。こういう発言も、年長者で知ってたからなんだな〜とわかってるとそれはそれで面白い。

・お料理班。クッキーが手軽なのはわかるけどワッフルって手軽に作れるのかな?お菓子作り下手なんでわかんないけど…。今回は享介とキリオとかのんくんが東雲さんにレシピを貰って料理番組に出ていた。その流れで、かわいいは奥が深いから、かわいいのレッスンをすることに(?)恥ずかしがる旬くんが良かった。「この間のアニマルライブ」ってモバのやつとかのイベントかな?春名の「なんか忘れてんだよな〜」ってUMAのことだったんだね。

UMA対策班。優しい古論さんの口から「捕縛」みたいな厳しい感じの言葉が出てくるのじわじわ来る。ていうかやっぱそんな場所でパーティーしようとすな

・魚の仕掛けで盛り上がってしまった古論さんに対して「クリスの話は今度九郎くんが聞いてくれるとしてー」「え…?(困惑)」って九郎くんを売る想楽くん、ここほんと好きだった。放送してたプロミ2019の「ぴょんぴょん参ります!」とか「お茶になるのですね!」とか、九郎くんの真剣な真面目天然感、見れば見るほどツボだな…。

・想楽くんの「生肉とかー」もなんか好き。レジェの空気感から生々しいワードが出てくる感じが好きなんだろうか。「意外とグルメなんじゃないかしら!」って、翔真さんも全貌を知ってる人なんだと思うと適当すぎて面白くなってしまう。

 ・飾り付け班。紙花とか輪っかの飾りが最初に出てくるの、可愛すぎるね…子どもたち…。途中玄武くんが「朱雀アニさん」って呼んじゃってて「動揺しちまったぜ…」「珍しいな」というやり取りが。後から深町さんが「平均年齢が低すぎて混乱した」と言っててなるほどとなった。玄武くんの「アニさん」呼びは少しでも上だとつくみたいだから同年代は朱雀くんしかいないもんね…。

・洒落をするっとスルーされる輝。いないことで毎回ツッコんでくれる薫ってありがたいんだな…と気づく。カミヤは5秒で迷子になってしまった。

・身長が175センチって言って並べられると、龍くんが意外と大きく感じる。

・1日目は準備をして終了。白井さんが「ドーナツボンバーも作ったぜ!」というアドリブをぶちこむ。ついこの間の一挙放送で流れたドーナツボンバーネタを引っ張ってこられてタイムリーじゃないのにタイムリーで笑ってしまう。サーターアンダギー説が浮上。

 

【315プロデューサー会議】

・現場への必需品でハンドスピナー狂のプロデューサーさんがいて笑った。“ハンドスピナーで戦う虎牙道の幻覚”のことは虎牙道の担当でもある先輩Pから聞いていたのでネタがわかって面白かった。

・“速攻効くブルーベリーのやつ”がわからなくて体にブルーベリーを塗りたくる深町さん。あれって一応持ってるけど本当に効果あるのかな……。でも気休めというかよく見えたらいいなくらいの気持ちではいる。

・部屋で落ち着きたい曲…なのに、上がるんだよなー!の天丼。SideMの曲は、本当に元気になるけど、その中でも色んなベクトルの曲があるのが良いな〜と思う。ムーンナイトのせいにしよ!(遅刻)

・『Flowing Freedom』で落ち着けるPさん素直にすごいな?!と思った…個人的に、歌詞がグサグサ刺さる曲なので…。

・新曲を宣伝するゆうゆさん。彩、S.E.M、F-LAGSの『NEXT STAGE!』もうすぐ発売楽しみだな〜!

 

【ライブパート】

・1日目はソロからで、2日目は構成が違っていたことに気づいた。二日間しかないのに、目新しく感じられる工夫が凝らされてていいな〜と思った。

・カミヤソロの『A CUP OF HAPPINESS』この後何をやるか知っていたので”カップ一杯の幸せ”のフレーズでもうじわじわきてやばかった。いやカミヤは悪くないんだけどね……。ステッキを使ったパフォーマンスがカッコいい!円盤でもまだ見たことがなかったので完全初見の曲。

・悠介ソロ『“W”orldwide Ambitions!』。めちゃくちゃ走る!すごい!ステージ走り回るタイプの人好きだから見てて楽しい。悠介のソロは曲調自体が好きで、ランダムでかかるとつい聴いてしまう。ピコピコしててちょっと落ち着きがなくて、トリッキーな感じが悠介っぽい。

曲の最後に上の段から被せてしゅごさんが出てくるの良かった。

・輝のソロ!『THE FIRST STAR』。これは2日目もやりましたね。《誰かの夢になって光照らしたい》って歌詞、すごいな〜って改めて思う。自分はそんな風に思えたことがないから、誰かのために輝きたいって言ってくれることが本当にありがたいし、その光のおかげで元気が出せたり最高な時間を過ごせるんだなって思う。

・終わってMC。演者側がちょ〜楽しい!って言ってくれるの嬉しいし、安心する。衣装の話になりましたが、ほんとにプロミの衣装素敵だったな~。こんなに凝った衣装が今回きりなのが勿体なく感じるほど。私はリアルのアイドルのライブに行ったことはありませんが、毎回そのツアーやライブのため、更に番組出演のためだけに作られた衣装があるってイメージがあります。本当にすごいことだと思います。

 

・ユニットメドレー。最初は神速一魂の『オレたちの最強伝説~一世一代、破羅駄威棲!~』!先輩Pに見せてもらった円盤ではどれもバーニンクールの方しか見ていなくて、これも完全初見。というよりバーニンクールの方が定番なのかな?これも声出さないの辛いな!!私も早く現場でファイヤーファイヤー!したい。

神速は、「平和をもたらすヒーローになりたいヤンキー」ってのが良いですね。悪ぶりたいわけではなく、彼らの思う正義、カッコよさがあのスタイルに表れているという感じが。益山さんのGOOD SMILE素敵だ。

あんまりこういうノイズを挟むの良くないとは思っているんですが、深町さんの……お顔がいいですね。素直にカッコいいです…。

・ハイジョの『JOKER↗オールマイティ』の特殊イントロ、バンド=ハイジョが来ますよ~!!って感じでわかりやすくて良いですね。オーイェー!で後ろに伸びていく白ライトめちゃくちゃカッコ良くてテンション上がる。野上さんのテンションが振り切れていたのが四季って感じで見てるこっちもアガッた。声が出せない中、それでもどんどん客席を盛り上げようとしてくれる姿が印象的でした。

・FRAMEの『勇敢なるキミへ』。これもライブ映像は初見かな?「あそこで『勇敢』は拷問」と言われていたのは、「フレーーーーム!!」と叫ぶからだったんですね……。FRAMEの運動量すごくないか?!虎牙道並みに動いている……。確かに公務員の中でも肉体派の職業だからとはいえ、それを演じている声優さんがここまで動けるというのはすごい。ハイキックとかものすごく綺麗でめちゃめちゃテンション上がった。みんな運動神経良すぎる…。

・前半が終わり、MC。何人かおっしゃってましたが、声がないとやっぱ不安だよね…。跳躍した時にボタンが跳んでしまったらしい熊谷さん。あんだけ動いていたら納得!衣装を破壊するほどの気迫で演じてくださってありがとうございます。

・やっぱり曲はいつもやらない方のチョイスだったみたいで、初めて観られる曲が多くて楽しかった!S.E.Mにおいては『S=M』も『∞ Possibility』も両方均等に見ているイメージがあるのはなんでだろう。

 

・ユニット曲後半は、もふもふえんの『うぇるかむ・はぴきらパーク!』。2日目のミーティングコーナーで寺島拓篤さんが推薦していた曲ですね。もふもふえんは、初めて映像を見せてもらった時には「なんだこの空間は……」と頭がバグってしまったのですが、やっと慣れた気がします…多分。矢野さんとか本当にどっから直央くんの声出してるんだ?そのままちゃんと歌えるってのがすごい。間奏での間違い探し可愛かったな~!「かのんくんの笑顔が素敵すぎる♡」

・彩は喝采!~花鳥風月~』!九郎くんのダンスがキレキレなの好きですね。キリオの代わりに「にゃー!」を言う必死な九郎くんが一生懸命で可愛い。バレちゃんさんの体が大きいのに可愛らしくて翔真さんのような気迫も感じられるハイブリッド感が良いですね!他のユニットもそうなんですが、誰かが欠けている場合の補い方があったかくていいな~というのを見ていて感じました。

『String of Fate、めっちゃ良いですね…。個人的にLegendersの曲の雰囲気はみんな好きですね。カッコいい。クールな雨彦さんの声、力強い古論さんの声(キャラの設定的にはVo値低めだけどライブにおいて歌が上手くて悪いことなんかない)、そこに想楽くんのまろやかな感じの声が混ざり合うのが、少し歪ながら独特のハーモニーを生み出している感じがいいですね。出る直前までフリの練習をしていたというエピソードもあり、久しぶりのステージへの意気込みが感じられました。

 

【パッション爆裂!楽曲シャッフル大作戦】

・トップバッターはソロ組の千客万来ニーハオサァカス!』冬馬の「おいでませ〜ぅ!」ってなってんのやっぱ好きだな。みんな運動出来そうな感じで、決めポーズもキマッててよかった!一番最後のカミヤのポーズ好き。またウインクしてるし。

・もふもふえんとLegendersの『夜空を煌めく星のように』。大人と子ども、その中間にいるような想楽くんが一人というバランスが良かったですね。駒田さんの英語の発音が良すぎて「色とりどりのshining…☆」って感じになっててクスッとなった。

《おんなじ星なんてひとつもないんだよ》って歌詞が特に好きなんですが、こういう当たり前に感じること、確かにどこかでもう使われているような言葉なんだけど、ハッとするような言葉がSideMの曲にはたくさんあります。正に色とりどりの星のような、個性的なメンバーが歌うからこそ胸に響いてくるのかもしれません。

・FRAMEと彩の『流星PARADE』。この曲振り付けがめちゃくちゃいいですね……向かい合う振り付けが可愛いらしくてとても良かった。歌詞はもうひとつひとつ好きなところを挙げていくとキリがないんですが、ライブにおける意味でというと《遠い未来 どこかで振り返ったら 今日という日はまるで…流星のPARADE!》という部分がグッと来ますね。やがて過去になってしまうこの“今”という時間の煌めきをギュッと詰め込んだような……切なくて眩しくて涙が出そうになってしまう。

・ハイジョと神速のCompass Gripper!!!』、全員未成年かつ高校生だ!“未成年コングリ”という言葉を聞いたとき、なんかいかがわしいワードに聞こえていたのですが(すいません)、この曲を「コングリ」と略すことを学びました。旬くんが綺麗な声で歌が上手いのが“らしさ”を感じますね。若さと未来への希望に溢れた素敵なステージだった…。なんと隼人のちばしょさんは初めてのシャッフルだったらしい!とても良い企画ですよね…。ある程度キャラクターやユニットの雰囲気を把握できてから見ることができたのが良かったなと思います。

 

【朗読劇『Best Game2~命運を賭けるトリガー~』】

・さて……。2日目を見ていたから覚悟はしていたのですが、朗読劇ですね。ビークロでわかってはいたのですが、改めて『1』からやられると大興奮していしまいました。私もデカい画面で李兄弟浴びたかった……。

・S.E.Mの出ているストーリーということで『ベスゲ』については既に履修しており、まんまとその劇中劇自体の虜になっています。簡単に言うと中華系マフィアのいざこざの話なんだけど、配役と世界観の混ざり方が尋常じゃなく刺さってしまい……その続編である『ベスゲ2』の朗読劇が見られるというのはこの上ない喜びでした。

・シナリオ的には楽歌が華真様のところへ手を組まないか交渉しに行くところから。楽歌の生で聴く「おい慶恩!!」が癖になりますね…想楽くんがちょっと挑発的で軽い感じのある楽歌を楽しんでやっている雰囲気が良かったですね。

・夏来くん演じる慶恩は言葉が少ない分そこに込める感情が朗読だとよりわかりやすく、人の熱が篭って台詞が聞こえるくるのがいいなぁ〜と思いました。

・翔真さんの悪役は以前のプロミ2019一挙での『サイバネ』でも体験したけど、本当に怖いですね……まぁ『ベスゲ』の世界観はピカレスクロマン系なのでみんな悪役ではあるんだけど、ああいう"大物"が似合いますね。舞台で生きてきた人の魅せ方という気がしました。

・虎雄も台詞は少ないですが、仕事を淡々と進めていく感じも良かったし、後半の見せ場で展開がわかっているのにションボリしてしまいました。

・直央くん演じる羊天棋、元子役としての本領発揮という姿が見られて良いですね!立場的にも板挟みで、感情が忙しい難しい役所だなと思いました。矢野さんも「直央が役者として活躍してるところを見られて嬉しい」と言っていたのが良かったです。

・しょりのさんの表情は素晴らしかったですね。さっきまでニコニコしていたカミヤとは打って変わって、その微笑みの意味がまるで違うような不気味さ。時折見せる冷たい表情も、幸祥福というキャラクターの底知れなさを存分に発揮していて、あんまり声優さんを役者のような観点で見るのはダメなのかもしれませんが、あんな風に演技してくれるとより深く劇中の世界に引き込まれました。

・乾杯のシーンで、飲み物を注ぐ時に後ろのアーチ状になっている電飾も上から下に向かってチョロチョロ…と動いていて、さらにグラスを合わせるシーンでピカッ!と光っていて面白かった…迫真の舞台装置。

・楽歌の「お前はいつもそうだ…!」で眼帯を抑えるシーンめちゃめちゃめちゃ良かったですね。あれゲームでは動きがないけど無意識にやってる感じもあって、楽歌の眼も幸祥福のせいなのでは…?と邪推できるような魅力的なシーンでした。

・『ALL nOR NOTHING』、曲自体もかなり良かったんですが、まさか劇の続きをそのままサイレントでやるとは…!!『ビークロ』と違う演出にえっ待って待って!!と気持ちがついていくのが大変でした。

・華真が死んだ後の虎雄の表情がバッチリ抜かれててウワーーーってなったし、カメラワークが入り乱れていたので自害するシーンをよく見るために一時停止多用してたら熊谷さんが白目を剥いていてマジで怖くてヒ〜〜〜〜!!!!って泣きそうになりました。虎雄があそこまで華真に入れ込んでた理由は特に明かされていない…のかな?アニバブックに関係図があるらしいんだけどもう少し早く知っていれば…と歯噛みしています。

・幸祥福がロシアンルーレットで死ななくて、なんで死なないんだよ?!WHY?!みたいにやってる夏来(渡辺さん)の表情とジェスチャー、とても好きでした。その後撃たれるシーンが配信ではほとんど映ってなかったので、円盤ではぜひ入れてほしい…。終わった後本人も「あそこ好きなんだよね、俺が狩野くんに撃たれて死ぬとこ…」「俺も好き〜!WHY?!みたいな!」ってお互いに言ってたのがほっこりしました。

(ここに限らないんですが、SideMのステージで演者さんがお互いを健闘しあう雰囲気がなんか好きだな〜と最近気付きました。変に茶化したりとか、揚げ足を取ったり?みたいなのが少なくてみんな爽やかな人たちだな〜というイメージがあります。)

・終わった後にしょりのさんが「物語の方も続きそうな感じで終わったけど、そちらの方も楽しみにお待ちください」みたいなこと言っていたのは夢……?言ってましたよね…?やだ〜〜〜〜どうなるんだろう…。ライブとは別に『ベスゲ』の話になってしまうのですが、今回のステージでわざわざ龍飛の虎英に対する「勝利の女神に愛されているとしか思えない」でフェードアウトして幸祥福の話になるのは、なんかもう、そういう対決になるのかな…とか…色々考えてしまいますね…。あと初回のベスゲ組にもぜひ曲が欲しいです!!続編があるならそれはそれで良いんですけど。でも誰も死んでほしくないし…でも馬金はなんか死にそうだし…(?)とにかく何かの間違いではないと信じて、座して展開を待ちたいと思います。

 

【挨拶〜エンディングライブ】

・深町さんの医食同源コールのくだり本当に笑いました。「配信のみなさんはWi-Fiで、会場のみなさんはAirDropで…」って、ふざけてるとかじゃなくて本人がいたって真面目に言ってる感じが本当に好きですね。それにツボってる周りのキャストさんの雰囲気も好きです。

『DRIVE A LIVE』上着をバサバサする振付が好きですね。風を受けながら走っている感じがして…。1日目で花火を上げるのが大変だったという話は聞いていたのですが、なかなか上がらないのを見てキャストさんも少しハラハラしていたのかな…。でもラスサビ直前で花火上がったのはすごい!これはこれで逆に感動的だったので、2日目で「もう少し抑える?」みたいなコメントがあったのも笑いました。だけど、配信で参加してる感を良い塩梅で出すのって難しいとは思うので、プロミはその辺がしっかりくれた感じが本当に楽しかったです。

・最後に全員がカメラに向かって挨拶しながら去っていった後、てらしーさんが映し出されて俺も?って感じになった後、声が入らないのに「プロデューサー、315!」のジェスチャーで全て伝えくれたカメラアピールがとても良かった…。

・最後に社長と一本締めで終わるのが会社っぽくていいですね。会社の飲み会は嫌いですけど、こんなに楽しいお仕事なら心から気持ちよく終われます。

・最後のパパンパン!ってアイマスのライブ定番?なんですかね?それがサイレントで揃うのがすごい!現地のプロデューサーさんの一体感をものすごく感じた…。声が出せなくても、最後まで気持ちよく終わろうという気概を感じました。

 

プロミ2021、本当に楽しかった〜〜。生配信、アーカイブと見てきて、曲が被っていても両日の構成が違ったり、ユニットとソロで印象の違う曲が楽しめたり、2日間参加しても全く別の公演を観られる感覚があったし、何回も言ったけど配信でも疎外感の無い参加の仕方ができてとっても良かった!!

通常のライブとはまた違った『プロデューサーミーティング』という公演は、アイマスやSideMに興味を持たなければずっと知らなかったし、ファンミーティングや感謝祭とも違う、"プロデューサー"としての立場がしっかり意識されているイベントなのが面白いな〜と思います。もちろん、ステージを観るときはそれを押し付けるのではなく、純粋にファンとしても見る事ができるし、それぞれが自分の思い思いの感情を持てるのが良いですね。

会議パートは声優さんとプロデューサーの意見交換のようになっていて、ただの声優さんイベントではなくしっかりSideMについて話してくれるのがとても良いなと思います。他の声優さん主体のイベントにはほとんど行ったことがないのですが、SideMの声優さんてみんなあったかくて、内輪ノリもあるっちゃあるけど、新規の私でも置いてけぼりにならない感じで見ていて安心感があります。

円盤は何枚か見せてもらっていたので、パフォーマンスの高さと演出の良さは既に理解しているつもりでしたが、この状況下での久しぶりなステージということもあってか、皆さんが本当に楽しく生き生きとステージを作って下さっていて、それが更に素晴らしい公演になる要素だったのかなぁと思います。

初めてリアルタイムでイベントに参加してみて、尚更「次は現地で参加したい!」という気持ちが強くなりました。アイドルマスターSideMというコンテンツを知って、アイドルを知って、プロデューサーという気持ちを知る事ができて本当に良かったです。早く安心して公演ができる、遠征ができる状況になってほしいですね。おしまい!

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。